28日、中国政府が「チベットの民主改革50周年」を祝う一方で、チベット族の居住する地域では住民たちの間に異様な緊張が走っているという。写真はラサで行われた「農奴解放記念日」祝賀会。

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<チベット>厳戒態勢で迎えた動乱鎮圧50年、異様な緊張が走る―中国
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2009年3月28日、シンガポール華字紙「聯合早報」は、「農奴解放記念日」を祝う中国の様子をレポートした。

28日は中国政府がチベット動乱を制圧した日で、今年で50年に当たる。中国では今年からこの日を「農奴解放記念日」に制定し、初の祝賀大会がチベット自治区ラサで開催された。中国政府は各地で座談会を開き「チベットの民主改革50周年」を祝っているが、チベット族が居住する各地では暴動やテロの発生に備えて厳戒態勢が敷かれている。

中国政府は今年2月から全国のチベット族居住区を厳しい管理下におき、昨年3月にラサで発生した暴動の再発を抑え込んだ。情報によると、チベット自治区に次ぐ125万人のチベット族人口を持つ四川省では最近、チベット独立派の動きが活発になり、「非暴力、非協力」を合言葉に同省のチベット族遊牧民を組織に取り込もうと躍起になっているという。さらに、「自由チベット学生運動」のリーダーであるカナダ国籍の女性が先ごろアジアに潜入したとの報道もあり、当局はいっそう神経を尖らせている。

また、重慶市では先週、解放軍兵士が銃撃されて死亡する事件も発生。独立派による犯行との見方もある。市民の間では「自爆テロ警戒を促すメール」が出回っている。チベット自治区に近い四川省成都市では警戒をさらに強化。市内に配置する警官を増員するだけでなく、ボランティアによるパトロールも実施しているという。(翻訳・編集/本郷)
2009-03-29 11:27:32 配信

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