中国メディアが1日報じたところによると、チベット青年会議などのチベット独立派がチベット暦元日の2日前にあたる23日から、チベット蜂起記念日50周年を記念した抗議活動を始めると発表した。写真はチベット各地。

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2009年は「黒色の年」、複数の抗議活動を計画―チベット独立派
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2009年2月1日、中国の環球時報は、複数の海外メディアの報道を引用し、チベット青年会議(蔵青会)などのチベット独立派がチベット暦元日の2日前にあたる23日から、チベット蜂起記念日50周年を記念した抗議活動を始めると発表したと報じた。

引用された30日付のインドの通信社・Asian News International(ANI)電によると、チベット青年会議のツェワン・リグジン(次旺仁増)代表が「2009年を『黒色の年』と位置づけ、今年は一切の正月祝賀イベントを行わない」と述べた。代わりにチベット暦元日の2日前にあたる23日から、署名運動を起こして集めた署名を国連や欧州連合(EU)に提出したり、ハンガーストライキやキャンドル集会を開いたりするなど、大規模な抗議活動を展開すると宣言した。

また、29日付米ラジオ局・ヴォイス・オブ・アメリカ(VOA)の記事によれば、「チベット婦人会」や「自由チベット学生運動」など4つのチベット独立派グループが共同で「今年の正月祝賀イベントは全て中止とし、代わりに抗議行動を行う」とする声明を発表した。VOAは別の報道で、チベット亡命政府が29日、中国政府が先月18日から42日間の日程で行っている「犯罪取り締まりキャンペーン」に対し、「真の目的は政治的な抗議活動を抑え込むこと」と非難し、国際社会の関与を求めていると伝えた。

このほか、環球時報の取材を受けた中央民族大学中国民族理論・民族政策研究院の熊坤新(シオン・クンシン)教授は、「チベット青年会議などの反動組織が正面から対抗しようとしているが、力不足は否めない。我々は昨年3月の騒乱を収拾した経験がある。今年は何か大きな波を起こそうなどとは考えない方が良い」とコメントした。(翻訳・編集/NN)
2009-02-02 17:52:39 配信

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