「自由チベット」訴え拘束 北京で米芸術家ら6人【ニューヨーク19日共同】中国の警察当局は19日、北京市内のビルにレーザー光線で「自由なチベット」の英語メッセージを映し出そうとした米国の男性グラフィティアーティスト、ジェームス・パウダリーさんを拘束した。同様のメッセージを横断幕で訴えた別の米国人5人も拘束された。 パウダリーさんの関係者や、チベット独立を目指す団体「自由チベット学生運動」(本部・米ニューヨーク)が明らかにした。 パウダリーさんは19日未明、緑色の光が出る携帯型のレーザー装置を持って、投射の準備をしているところを拘束された。映し出す文字はビル3階分に相当する大きさだった。別の5人は同日深夜、同様のメッセージを英語と中国語で訴えた横断幕を五輪会場近くで約20秒間、掲げた。 パウダリーさんは、超高層ビルにレーザー光線をあてて文字などを映し出すアーティストとしてニューヨークでは有名。 【共同通信】
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