
邦人女性ら8人を拘束/活動家を拘束 北京の五輪村近くで「チベットに自由を」と訴えて抗議活動を行い、警察官(左)らに拘束される外国人活動家=13日午後(共同)
【北京13日共同】北京五輪の五輪村に隣接する公園「中華民族園」の前で13日、「チベットに自由を」などと訴えて中国政府に対する抗議活動を行った米国人や日本人計8人が中国当局に拘束された。五輪開幕後、抗議活動による日本人拘束が確認されたのは初めて。8人のうち米国人7人は同日、米ロサンゼルス行きの航空機で米国に送還された。北京の日本大使館によると、日本人については14日未明に欧州行きの航空機で送還すると通告があった。
拘束されたのはチベット独立を目指す団体「自由チベット学生運動」(本部・米ニューヨーク)のメンバー。同団体によると、拘束された日本人は英在住のペマ・ヨーコさん(25)で父がチベット出身、母が日本人。
ロンドンに住む父親(57)は電話取材に「娘の安全を心配している」と語った。父親は1959年に中国チベット自治区から脱出した。