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  更新時間 :2008年04月10日17:55 (北京時間) 文字

テロ組織「チベット青年会議」の正体


  イスラム原理主義テロ組織「アルカイダ」はここ数年、爆破事件やハイジャックなど一連のテロ活動を行い、その悪名は世界中にとどろいている。しかし「チベット青年会議」について詳細を知る人は少ないだろう。拉薩(ラサ)で発生した「3.14」暴力事件によって初めて、チベット青年会議は注目を浴び始めた。

  チベット青年会議の設立は1970年。ダライとともに亡命していたチベット族貴族の子孫らによって組織された。現在、約3万人のメンバーがおり、米国など世界各地に70カ所の支部を持つ。設立当初から「チベットの完全な独立」を公然と主張。その後、「チベット亡命政府」に全面参加し、ダライ集団の権力中枢の一部となる。チベット青年会議は長年にわたって中国分裂活動に携わり、ダライ集団のねらう西蔵独立のための中心的な実行者の役割を果たしている。

  ダライが「非暴力」を隠れみのとしている--のと対照的に、チベット青年会議は、暴力事件を企ててテロ活動を行うことを、西蔵独立実現のための第一手段としてきた。チベット青年会議の前代表は、「我々の事業のためにはいかなる手段の使用もいとわない。暴力的か非暴力的かは問題ではない」と公言している。ダライの弟のテンジン・ツォギャルに至ってはさらに直接的に、「テロ活動を使えば最低のコストで最大の効果を上げることができる」と述べている。

  拉薩で3月10日から始まった騒乱と「3.14」暴力事件は、まさにこのチベット青年会議が計画的に行った犯行だ。香港誌「亜洲週刊」の記者はインドを取材に訪れた昨年8月、チベット青年会議が暴力事件を起こす計画であることを早くも発見している。彼らはゲリラ部隊の組織も画策し、米国政府の財団からの援助も受け取っていた。西蔵の若者たちが地下活動を行うことを促し、鉄道や水力発電所、軍隊の駐屯地などの偵察も行ったことのある彼らは、「(西蔵の)防御は手薄で、実行は簡単だ」とまで言い切った。

  今年1月4日と25日、「チベット独立」を掲げる7団体(「チベット青年会議」「チベット女性会議」「自由チベット学生運動」「グチュスムの会」「チベット国家民主党」「国際チベット支援ネットワーク」「チベット作家会議」)がインド・ニューデリーで記者会見を開き、いわゆる「チベット人大蜂起運動提議書」を発表し、ネット上に流した。中国政府がダライ集団の理不尽な要求に応じなかったため、チベット青年会議は「回答期限」と定めた3月10日に一部の僧侶を使って騒ぎを起こし始めた。期待した結果が得られなかったことから、彼らは同月14日、深刻な暴力事件を引き起こし、罪のない多くの死傷者と財産の重大な損失を招いた。

  事件発生後に警察当局が一部寺院の僧舎で大量の攻撃用武器を押収したことからも、チベット青年会議が暴力的なテロ組織であるという本質がはっきりわかる。公安部の武和平・報道官によると、押収された武器は、銃器178丁と銃弾1万3013発、刀359本、火薬3504キロ、雷管1万9360個、手榴弾2個。これらの武器が組み合わされば恐ろしい破壊能力を持つ。チベット青年会議は、東トルキスタン・イスラム運動のテロリストにも劣らないテロ組織だ。アルカイダと同じようなこの組織がテロ組織でないとすれば、いったい何がテロ組織と言えるだろうか。(編集MA)

  写真:拉薩市で14日、倒れた男性を攻撃しようと棍棒や刀を持って迫る不法分子ら

  「人民網日本語版」2008年4月10日

  



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