【世代】急増中! 草食系男子を食い漁る「クーガー女」の実態とは?
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昨今、20代の若い草食系男子を食いものにする「クーガー女」なる“肉食系女子”が増殖中だと言う。「クーガー女」とは一体、何者か? 『結婚難民』(小学館新書)などの著作があり、30代女性の生態に詳しいジャーナリストの佐藤留美さんに聞いた。
「『クーガー』とは、ピューマ(ネコ科に属する大型肉食獣)のこと。北米では、家畜を狙うピューマ被害が後を絶たないことから、20代の草食系男子を食い散らかす女性をこう呼びます。日本でも『クーガー女』は増えており、特徴は35〜40歳で、性欲が異常に強い。あり余る性欲を満たすため、毎日のように六本木や麻布、渋谷などのクラブに出没し、若い男を漁りまくっているのです」
毎晩遊び回り疲れているのか、クマが消えず、目じりのシワも目立ちがちだと言う。
女性の“肉食化”が進行中米国では、ドラマでも映画でも、年上女性と若い男性の恋愛モノは最終的には女性が捨てられ、キャリアまで失うなど、必ず不幸なエンディングが待っていた。「ところが、『セックス・アンド・ザ・シティ』に登場するクーガー女は、若い男性を食い漁っても、エンディングで罰せられなかったのです。昨今、クーガー女が増殖している背景には、このドラマの影響が大きいでしょう」(ジャーナリスト・佐藤さん)
これまでオヤジ連中は、若いコを口説き、毎晩遊んできた。「それを今、女性がやっているだけ」と、女性の“オス化”、“肉食化”が進行しているようだ。
仕事ができる優秀な上司が多い!クーガー女は、クラブ以外にも、スペインバルと言うバーや小洒落た料理屋などにも生息する。一人で“狩り”をすることもあれば、同じクーガー女同士で群れをなして潜んでいることもある。リーダー格の女性が先陣を切って男性に声を掛け、口説き落とした暁には、仲間に“分け前”を譲るなど、彼女たちの仲間意識の高さや連携プレーは見事だと言う。「やれ高校の学園祭だ、やれ大学のサークルだと、人前に立ち仲間を引っ張ってきたリーダーシップのある人が多く、そのころに身につけたスキルなのでしょう。この不況下でも、自ら仕事を取ってきては部下と協力して仕事を完遂するなど、実は、クーガー女には“仕事ができて優秀な上司”が多く、出世が早い人も少なくない。一方で、自立した女性が多いためか、結婚に価値を見出せなくなり、同年代や年上の男性に愛想をつかした、孤独な一面も併せ持っているのです」
深夜、クラブで“獲物”として狙われたら厄介だが、上司にいればこの上なく頼りがいのあるキャリアウーマン。そして、常に満たされることのない“心の隙間”と性欲を持つ――それが、クーガー女のようだ。
佐藤留美/出版社勤務を経て、04年から企画編集事務所「ブックシェルフ」代表取締役。20〜30代女性のライフスタイルに詳しく、また、同世代のサラリーマンの生活実感も取材テーマとする。『日経ビジネスアソシエ』、『週刊SPA!』等で取材・執筆を行うほか、著者の代筆を務めることもあり、その中にはベストセラーも含まれる。自身の著作『結婚難民』(小学館新書)の中で、“結婚してはいけないオンナ”の例として「クーガー女」や「ルブタン女」を挙げ、話題となった。共著に『実録! 倒産した会社 倒産しない会社の決算書』(宝島ムック)など。
文●横山 薫
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