Friday, October 9, 2009

渦中のブログ?

先日このブログで掲載した書き込みが

chで取り上げられて、

また他のウェッブでも取り上げられました。



先方で引用されていたように、

私は他の出演者の通訳や記者会見を

休む間もなく1日中していたので

某アイドルコンサート自体は観に行っていません。



私がNY出張へ向かう前に

(コンサート開催の1週間前程度でしょうか)

イベント側で配布されたチケットの数を知人からお聞きしました。

チケット制がよくわかりにくかったので、

スムーズに進んでいるのかを懸念し、

「その後、どうなったのでしょうか?」

と記述しました。


私自身アメリカで邦楽アーティストのイベントを

7年間携わって来ました。


アニメコンベンションは

アメリカの主要都市で

1年に数カ所行われていますが、

私自身、1997年から継続して出席しています。



経験から言って、1万人以上の入場者を誇る

アニメコンのイベントとして行われる

コンサートを開催する際に、

10%程度の動員を獲得する事は、

難しい事ではありません。


このNYのイベントスタッフチームとは、

2008年の春にNYに大規模なコンサートを

一緒に開催した、大切な仲間であります。

彼らのおかげで、素晴らしいコンサートとなりました。

彼らは、NYで日本のアニメを広めようと

日々頑張ってくれている、

日本のコンテンツビジネスにとっても、

とても重要な人たちです。


日本での公式発表された動員数が

9月28日の産経新聞「1000人」、

9月29日のスポニチでは「700人」、

10月3日のWeb ザテレビジョンでは「1000人以上」、

と書かれていますよね。



速報として数字をすぐに出さなくてはいけない記事の中で、

動員数の誤差が出てしまう事は良くある事です。


今年、日本のアイドルが2グループ

アメリカでコンサートをやりましたが、

目的と成し遂げようとした事は何だったのか?



2009年はアメリカの不況の波や、

アメリカの音楽業界の衰退もあり、

日本のコンテンツがアメリカで

あまり伸びなかった年でもあります。



2010年は勝負の年。


大注目のアーティストやコンテンツ、

そして日本が誇る技術をアメリカで展開して行きたいと思います。




前回のグラミーにノミネートされていたコーネリアス。

アルバム2枚がビルボードにチャートインした歴史を誇るラウドネス。

インタビューやマスコミ露出無しでどんどん売れて行ったDir en Grey。

誰も塗り替えられていない坂本九さんのスキヤキ。

この先輩方に続く、次のヒットを生み出していきたいです。



アメリカ進出には、

「何の目的」で進出するのか

「何を目標として」進出するのか?

これを明確にする必要が第一にあると思います。



今までの方程式(下記)はアメリカではもう過去の話。

「イベント参加」→「そのままプロモーション&ツアー」→「ライセンス契約」



アニメ、音楽、映画、どんなコンテンツでも

赤字と戦っている時代です。



そんな中、現地のマーケットを本当に理解していて、

トレンドセッターである13歳〜28歳のファン心理を理解し、

コンテンツを情熱を持って愛し、戦略を考え、

実際に行動する者が勝ち残って行く

芸術業界下克上世界なのだと思います。

0 コメント: