日本人を育む小学国語読本     高学年用




四六判 ・224頁
定価1,365円(本体1,300円+税5%)


ISBN 978-4-89205-573-7 C0081
[2009]
 

土屋道雄(元横浜創英短期大学教授) 編著

グローバル時代といわれ、「国際人」という曖昧きわまる言葉が人口に膾炙しています。また、バイリンガルがもてはやされ、まずは英語力をつけようと、小学生にも英語の授業が導入されようとしています。
これらの風潮には、抗いがたい真理が含まれているとしても、その風潮に流されるあまり、日本人のアイデンティティ、日本文化とその核たる日本語の重要性が看過されているとしたら、許されざる事態でしょう。
日本人としてのアイデンティティを形成する上で、幼少年期の日本語力の涵養は決定的な意味をもちます。
著者は、現在の小学校の授業、その中心となる国語教科書の内容は、言わば「お粥」のようなもので、これでは咀嚼する力もつかず、十分な発育も期待できない、と言います。
本書は、その著者が、子どもの能力を全開させる理想の「国語読本」として構想したものである。
総ルビ、脚注付ですが、子どもとともに、親・教師にも読んでいただきたく、特に子どもと一緒に声を出して読んでいただきたい本です。



[主要目次]
かぐや姫/鉢の木/葛飾北斎/伊能忠敬/耳なし芳一(小泉八雲)/走れメロス(太宰治)/柿(夏目漱石)/杜子春(芥川龍之介)/高瀬舟(森鴎外)/方丈記(鴨長明)/徒然草(吉田兼好)/教育勅語/他


 

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最終更新日 2009-04-07