2009年10月14日 12時15分更新
万引きで検挙される少年が大幅に増えていることを受け警察は小売店の担当者に対し防犯体制を強化したうえで発見した場合、速やかに通報するよう呼びかけました。
警察によりますとことし1月から先月末まで県内で万引きで検挙された少年は487人に上り、前の年の同じ時期に比べて92人増え、率にして23パーセントと大幅に増えています。
13日県警察本部で開かれた会議には、警察やスーパーや百貨店など小売店の担当者が参加し対策について話し合われました。
このなかでは小売店の担当者から見張り役をたてグループでブランド品を万引きしたり、ゲーム感覚で万引きを競い合う悪質な例が報告されました。
これに対し警察は万引きは犯罪の入り口で重大犯罪に発展する可能性があると指摘したうえで、監視カメラなどを増やしたり商品を監視しやすいレイアウトにしたりするなど防犯体制を強化するよう要望しました。
さらに、店舗によって万引きを見つけても保護者に買い上げさせて警察に届けないケースがありさらに悪質になるおそれがあるとして、警察は速やかに通報するよう呼びかけました。