2009-10-10 17:35:41 gataro-cloneの投稿

<派遣切り1年>目立つ若年ホームレス(1)【しんぶん赤旗・日曜版】

テーマ:電子版にない「しんぶん赤旗記事」


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<参照>
<番組予告> クローズアップ現代 「“助けて”と言えない~いま30代に何が~」
<視点・論点>鳩山政権 派遣村からの提言:湯浅誠
視点・論点 「鳩山政権 派遣村からの提言」(NHK解説員室ブログ)

以下は「しんぶん赤旗・日曜版」(2009年10月11日号・1面)から直接転載。

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だいぶ冷え込むようになった夜の東京、繁華街で(写真を一部訂正しています)

 大量の「非正規切り」が始まって1年。失業手当も切れ、貯金も底を突いた人たちが万策尽きてホームレスになっています。対策は待ったなしです。      那須絹江、前田泰孝記者

 東京・池袋。高層ビルの陰の小さな公園。土曜日午後7時、ホームレス支援団体の炊き出しに、300人を超える列ができました。

 目を引くのは、若者たちです。会社員風のシャツとスラックス、ジーンズにTシャツ姿。洋服も髪も汚れていません。

 昨年秋、「派遣切り」にあった30歳の男性もその一人。路上生活1週間目。「こんな人生、もう終わらせてもいいかなとも思ってしまう」とつぶやきます。

 38歳の男性は、半年前に建設現場の寮を出されました。所持金も携帯電話もなし。

 「生活保護? 以前役所に相談したら、若いんだから働けって。仕事さえあればオレ、何でもできる。普通の生活がしたいんだ」

 東京・新宿。客が引き始めた平日夜のデパート。休憩用ソファにうなだれる男性がいました。ボストンバッグを抱えています。ピンクのシャツに綿パン姿。頭はスポーツ刈りに整えられています。

 閉店時間。男性は夜の街を歩きだしました。行き着いた先は駅の地下街。そのまま段ボールを敷いて横たわる一群に加わりました。

 男性は45歳。所持金800円。2月から路上に出ました。「昨年9月のリーマン・ショック以降、日雇いの仕事もなくなった」といいます。2年前、自動車関連会社の正社員をリストラされてから、ネットカフェ暮らし。その金も尽きました。

 「ハローワークに行っても仕事がない。朝は福祉事務所で乾パンをもらい、日中は炊き出しを渡り歩き、図書館やデパートで時間をつぶすんです」




炊き出しの行列去年の2、3倍 対策急げ

 反貧困ネットワーク代表・宇都宮健児弁護士の話

 「炊き出しの行列が去年の2、3倍」「生活相談は4、5倍だ」という報告が支援団体から相次ぎ、危機感を募らせています。

 このままでは、年末・年始に実施した「派遣村」より深刻です。冬を前に時間がありません。政府と自治体は、緊急シェルターをつくり、雇用、住宅、生活、緊急貸し付け、多重債務、医療などを一本化した総合相談窓口の設置など、緊急の施策をつくりあげるときです。   



6面につづく)





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