福岡市西区の複合娯楽施設「エバーグリーンマリノア」の大観覧車「スカイドリームフクオカ」が30日で営業を終えるのを前に、名残を惜しむ親子連れなどでにぎわっている。
観覧車は、台湾を拠点に航空会社などを経営するエバーグリーンが建造し、2001年に営業を始めた。地上約120メートルの高さは国内最大で、福岡の人気スポットとして親しまれてきたが、補修費用が負担となり台湾の企業に売却することになった。営業終了後、解体し台湾に移築する予定だ。
8人乗りゴンドラは約20分かけてゆっくり一周し、真下に見下ろすヨットハーバーや街並みは迫力満点。景色を楽しんだ人たちからは、「この風景も見納めかと思うと寂しい」などと閉鎖を惜しむ声が聞かれた。
=2009/09/21付 西日本新聞朝刊=