2009年10月14日 13時24分更新
子どもが携帯電話やパソコンを使って、友達の悪口を掲示板に書き込んだりする、いわゆる「ネットいじめ」が深刻化していることから、岡山県教育委員会は、今月から民間に委託し、ネットの監視を始めました。
県教育委員会によりますと、昨年度、県内の公立学校で見つかった「ネットいじめ」は、小学校で8件、中学校で45件、高校などでは20件に上っています。
さらに、学校名などが巧妙に隠されているケースもあり実際にはもっと多くの「ネットいじめ」があるとみられています。
こうしたなか県教育委員会では、民間に委託してインターネットの監視を行うことにしたもので、県内の学校から学校名や子どもたちが立ち寄りそうな店など、ネットで使われそうなキーワードを報告してもらうほか、子どもや保護者から寄られた情報を元に調べることにしています。
また個人の中傷などの書き込みが見つかった場合には、サイトの運営者に削除を求めることにしています。
県教育委員会は「ネットいじめは被害者の心に大きな傷を残す悪質な行為だ。ネットにも大人の目を行き渡らせていくので、書き込みや閲覧をしている人はすぐにやめてほしい」と話しています。