文書番号: 954713 - 最終更新日: 2009年4月29日 - リビジョン: 1.1 2007 Office system 用または Windows SharePoint Services 3.0 用の更新プログラムのインストールの失敗を調べて解決する方法目次はじめにこの資料では、2007 Microsoft Office アプリケーションまたは Windows SharePoint Services 3.0 用の更新プログラムをインストールするときに発生することがある問題について、その調査方法と解決方法を説明します。 詳細エラーの種類更新プログラムのインストールが失敗する原因には、さまざまなものがあります。 多くの場合、コンピュータが更新プログラムで想定されている状態になっていません。これは、インストール対象が破損している場合や、ファイルが誤って削除されている場合に発生します。 その他の原因としては、インターネットから更新プログラムをインストールしている最中のインターネット接続の切断があります。 また、更新プログラムを正常にインストールするのに十分なハード ディスクの空き容量がないこと、または更新プログラム自体の問題がエラーの原因になっている場合もあります。2007 Office アプリケーションまたは Windows SharePoint Services 3.0 用の更新プログラムをインストールするときに、更新プログラムのインストールが失敗したことを示すエラー メッセージが表示された場合は、何が問題であるかを特定して解決するのにこの資料を役立ててください。 トラブルシューティングを行う方法更新プログラムをインストールする際にエラーが発生する場合は、以下の手順を実行して何が問題であるかを特定します。手順 1. 更新プログラムのインストール中にログ ファイルが作成されたことを確認する2007 Office スイート Service Pack 2、および 2009 年 2 月以降にリリースされたすべての更新プログラムでは、デフォルトでログ出力が有効になっています。 この時点以降にリリースされた更新プログラムをインストールしている場合は、手順 2. に進みます。2009 年 2 月より前にリリースされた更新プログラムをインストールしている場合は、/log スイッチを指定してログ出力を有効にして、更新プログラムのインストールを再実行する必要があります。 これを行うには、以下の手順を実行します。
手順 2. ログ ファイルを見つけるログ ファイルを見つけるには、以下の手順を実行します。
ログでエラーを見つけ、内容を確認する方法ログ ファイルが見つかったら、問題の箇所を特定するために、いくつかのログ ファイルを調べる必要があります。 opatchinstall(#).log ファイルから調べることをお勧めします。 これらのログでエラーに関する十分な情報が見つからない場合は、######_MSPLOG.log ファイルを調べます。opatchinstall(#).log ファイルでエラー コードを見つけて内容を確認するopatchinstall(#).log ファイルを開き、ファイルの最後に移動します。 最後から始めて、上へ移動していきます。 "SYS.PROC.RESULT" という文字列を検索します (二重引用符は除きます)。 この文字列に関連するエラー コードが見つかります。 その意味を調べるには、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc179058.aspx
(http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc179058.aspx)
この情報で解決方法が明らかになった場合は、これで終わりです。 エラーついてまだ十分な情報が得られていない場合は、######_MSPLOG.log ファイルを調べます。######_MSPLOG.log ファイルでエラー コードを見つけて内容を確認するファイルを開き、"MainEngineThread is returning" という文字列を検索します (二重引用符は除きます)。 この文字列の後にエラー コードがあります。 エラー コードの意味を調べるには、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。http://msdn.microsoft.com/en-us/library/aa368542(VS.85).aspx
(http://msdn.microsoft.com/en-us/library/aa368542(VS.85).aspx)
たとえば、次のように、######_MSPLOG.log ファイルで、"MainEngineThread is returning" という文字列の後にエラー コード 1632 が記載されているとします。 この場合、返されたエラー コード 1632 は、一時フォルダがいっぱいか、またはアクセスできないことを示しています。注 : この情報でも十分ではない場合があります。 たとえば、返されたエラー コードが 1603 の場合は、インストール中に致命的なエラーが発生しています。 この場合は、ログ ファイルの先頭に移動し、"戻り値 3" という文字列を検索します (二重引用符は除きます)。 この文字列の言語は、使用している 2007 Office システムの言語と同じです。 この文字列が見つかったら、その直前に Windows インストーラ エラー メッセージと共に、エラーに関する詳細情報があります。 Windows インストーラのエラー メッセージの詳細については、以下のマイクロソフト Web サイトを参照してください。 http://msdn.microsoft.com/en-us/library/aa372835(VS.85).aspx
(http://msdn.microsoft.com/en-us/library/aa372835(VS.85).aspx)
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