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2009年10月13日(火) 20:00 |
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新型インフルのワクチン接種遅れる
新型インフルエンザ対策として、来週まず医療関係者へのワクチン接種が始まりますが、その後の市民への接種も含め、当初より遅れそうなことが分かりました。
国は新型インフルエンザ対策として来週19日から優先して医師や看護師など医療従事者に対してのワクチン接種を始めます。 岡山市内の総合病院では、国からのワクチンの配分を管理する岡山県に医師・看護師670人分のワクチンを要請しました。 しかし、期間内に病院に届くのは600人分となる見込みです。 また、受付など患者と接する職員100人分も要請しましたが国の方針で除外されました。 新型インフルエンザのワクチンは、今年度分国産・輸入を含め7700万人分と接種できる人数は限られています。 優先順位ですが、厚生労働省が9日発表した方針は19日から医療従事者、来月16日からは妊婦や、呼吸器などに疾患を持つ人、更に12月から幼児・児童などと続きます。 その初めとなる医療従事者へのワクチン接種は、県内1500の医療機関が希望する人数の7割に満たない見込みです。 岡山県では国の供給計画をもとにワクチンの医療機関への配分を計画していて、医療従事者の次は11月から妊婦や呼吸器系の疾患を持つ人15万人への接種を予定しています。 しかし、11月中に接種できる人はそのうち7万人程度で、対象者全てが接種できるのは年明けにずれこむ見込みです。 優先順位でそのあとに控える幼児や高齢者への接種の遅れも懸念されています。 岡山県では今後国の方針を注視しながら対応を検討する方針です。
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