引き取り修理、全国対応可能です!! お問い合わせはこちら。
ウイルス対策ソフトをご利用の場合、「トロイの木馬」を誤検出する記事があります。警告が出た際は、こちらの記事をごらんの上、お知らせいただければ幸いです。
2009年5月31日 (日)
いまさら?
こちらは、ウチの実家に置いてきたパソコン。
以前、中古品から再生したものです。
2008年12月25日 (木) F4とか$SIIとか、気になるエラーメッセージ。
なんかいろいろいわくありげな状態でセットアップしたものではありますが…。
「電源入れても動かんのよ。どうすればいい?」
聞けば、電源ボタンを押した直後の、メーカーロゴで止まっているらしい。
どのキーを押しても反応しないらしいので、とりあえず電源ボタン長押しで、もう一度電源を入れなおすように伝えたら、なんとか起動したようなので大丈夫かと思ってた翌日。
「またアカン。同じところで止まる。電源入れなおしても同じ。なんで?」
…( ̄△ ̄;
こりゃ見に行くしかないですね…。
しかし、そこに待ち受けていた「いまさら?」な原因を誰が予想できたであろう…(最近こればっかり)。
-----
実家へ到着し、現象確認。

…確かにロゴで止まってる。
最初は「Pause」キーでも押したか?と思ったけど、そんなことではなさそうだ。
「Pause」キーなら、ESCでも押せば復帰するが、何を押してもダメ。BIOS画面を出すF2キーもダメ。Ctrl+Alt+Delも利かない。NumLockキーを押してもランプ点滅なし。こりゃダメだ。
とりあえず、この画面が出たところでTABキーを押してみる。

「IDEドライブを検出しています」で止まった。
IDE機器からの反応を待っていて、反応がないので何もできないってことみたいだ。
こうなると、BIOS画面すら出せない。
どうやらハードディスクを認識していないんじゃないかな。
そう思って、筐体をあけて、ハードディスクを外すと、とりあえずBIOS画面は出る。
CD-ROMドライブに何か起動CDを入れると、とりあえず起動はする。
でも…ハードディスクをつなぐと、起動しない。
どうやらハードディスク死亡で確定かな。
まぁ中古だし、仕方ないかな…とハードディスクの型番をふと見ると。

…∑( ̄△ ̄;
「MODEL MPG3409AT-EF」って…な、なんか見覚えがあるなぁ…ま、まさか…。
持っていたKNOPPIXのCD-Rで起動してみて、CD-R起動のとろいシステムでブラウザを動かし、ぐぐってみた。
大当たりでした…。
■ HDDの集団死 :ハードディスクメンテナンス ■ 不具合の原因
HDD裏面のLSI(制御チップ:CIRRUS LOGIC製)の不具合。
LSIのエポキシ樹脂に使用されている難燃剤の配分を間違えたため、
温度、湿度により経年変化を起こし、LSIのリード線間でのショートを起こす。
稼動中に異常発熱し、半年~1年ぐらいで障害が発生する。
型番はCL-SH8671-450E-A4など、型番の末尾がAnで、nが6以下のものが危険性が高い。
それに加えて、製造年月が、2001年3月以前のものなら、ほぼ確実に該当ロット。
しかし富士通は、HDDを単体で購入したユーザーに対して対応するつもりは無いようだ。

はい、大当たりです。文句の付け所もありません…。
もう6年以上も前の話なので、すっかり忘れてました…。
しかしまぁ、ジャンクとはいえ、こういうのを買ってしまった自分の忘れっぽさ加減にあきれてしまいます…。
とりあえず、お客様のパソコンに中古のハードディスクなんて使わないので、自分の身の回りだけでしか起こりえないトラブルではあるんですけどね…。
根性で復活させた人もいるようですが…うーむ。
とりあえず、前回の記事で引き上げたノートパソコンをまた置いてきて、あらためてハードディスクを探さなければなりません。
それにしても最近は、新品のIDEハードディスクが本当に少なくなりましたね…。
また中古にしようかどうしようか、かなり迷ってます…。
でも、中古のハードディスク、しかもIDEになると、そこそこの年数が経過してるわけだし、またすぐにお亡くなりになる可能性はないではないんでない?というミもフタもないツッコミは禁止(苦笑)。
2009年05月31日(日) 定番トラブル, ネットにつながらない・遅い, ハードウェア不具合関連, ハードウェア不具合関連(ハードディスク), パソコントラブル, パソコン・インターネット, フリーズ・ブルースクリーン・再起動・電源切れる, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 日記・コラム・つぶやき, 起動しない・起動が遅い | 固定リンク
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2009年5月30日 (土)
どうしてプリンタが認識しないのか?
こちらは、「新しく買ったプリンタが認識しない」というお客様。
プリンタはキヤノンの複合機、パソコンはXPの初期の頃のもの。
一応メーカーにも連絡して、いろいろやったそうですがダメ。
交換したほうがいいんじゃないかとのことで、販売店に交換してもらったそうですが同じなので、何かやり方がまずいのではないか?ということでのご相談。
うーむ、それってパソコンのUSBポートが壊れてるんじゃ…。
お聞きした範囲では、どうもUSBマウスは使えてるようなので、それはなさそう。
とにかくお伺いです。
しかし、そこで待ち受けていた事態を誰が予想しえたでしょう…。
-----
まずは現象確認。
つながっているプリンタの電源を入れて、コントロールパネルのプリンタのウィンドウを開いてみる。
プリンタアイコンはありません。
そりゃそうだ。
プリンタが認識してないので、インストールは完了してないですから。
とりあえず電源を切って、改めてドライバをCD-ROMから入れなおしてみた。
USB接続の今時のプリンタは、プリンタの電源を切ってからドライバをインストールするのは基本ですので。
一通りのソフトやドライバがインストールされて、画面から「プリンタと接続して電源を入れろ」との指示。
ケーブルはつながっているのでプリンタの電源を入れる。
…
……
………
…………認識しません…。
別のUSBポートにつないでも同じ。
うーむむむむ…。
たまに、もともと使っていた古いプリンタケーブルを流用している場合もあります。
古いUSB1.1の低速ケーブルと、USB2.0の高速ケーブルは、パッと見はほとんど違いがありません。
「今まで使えてたから」とのことで、そのまま使ってしまうお客様もいないではないです。
でも、古い低速ケーブルでは、印字速度が遅くなったり、スキャナがうまく動作しなかったり、果ては認識すらしなかったり、いろいろ不具合が出ます。
お客様に聞いてみたところ、きちんと付属のUSBケーブルを使っているとのこと。
うーん、そうですか…。
プリンタの方の接続が緩んでるのかな?
これでダメだと、ケーブル交換でしょう。
新品の付属USBケーブルが初期不良ということもなかったわけではないので。
ということで、プリンタ側の接続を見てみたら…。
固くつながっているようです。がたつきはないようです。
でも…。
軽く引っ張ったが抜けない。
…え?
こんな固いはずは…。
ちょっと力を入れて抜いてみたら…抜けた。
うーん…何だったんだ?今の固さは…。
改めて、方向をよくよく確認して刺しなおし。
カスッと突っ込めた瞬間…パソコンから接続音が。
パソコン側の最終処理は完了し、テスト印刷も問題なし。
ど、どうやらケーブルの差し込む向きを間違っていただけのようです…。
USBケーブルのプリンタ側は、タイプBと呼ばれる、正方形の上の角2つをカットした台形のような形。
どうもこれを向き違いでムリヤリ押し込んでいたようです…。
「そんなの、初心者の私らにわかるわけないでしょ」
…ええっと…この辺は説明書を読んでいただければ書いてあるはずなんですが…。
「どこに?」
…ほら…ぺらぺらと説明書をめくると…って、え?

もっと近寄ってみる。

…書いてるのは書いてるけど、これじゃわからんじゃん…。
鮮明に見えるように、メーカーサイトのPDFファイルで400%(4倍)に拡大。

…( ̄△ ̄;
うーむむむむむ…。
ここまで拡大して、ようやくケーブルのマークが見えて、向きの確認ができるレベル。
向きを間違えないように、という記述も一切なし。
こりゃ間違えても文句言えんでしょ、キヤノンさん…。
まぁ、ある程度わかっている人からすれば、USBケーブルなんて入るようにしか入らんでしょ?間違うわけないじゃん?と思われることでしょう。
でも、それは、世の中の意外に多数を占める「超初心者」と言えるご年配の方々には通用しません。
そもそもケーブルの接続なんてほとんどせず、パソコンの電源を入れて操作して電源を切る、といった決まった作業しかしない(それしかできない)人は、かなり多いのです。
どちらかと言うと、
年齢問わず、プリンタの設定が楽々できる人の方が圧倒的少数派
だと言えます。
だからこそ、こうして図入りの説明書が用意されているわけで、その説明書がテキトーな書き方では、テキトーな接続しかできないのです。
それこそ、
うまく入らないのは力が足りないから?とギュウギュウ押し込んだ
なんていうのは、ない話ではないのです。
まぁ、たとえばパソコン内部の拡張メモリなんて、かなりの力をこめて押し込まないと入りませんから、
接続に関して言えば、どれが力が要らなくてどれが力が要るか、なんて初心者にはわかるわけがないのです。
本件は、わかっている人からすれば笑い話に過ぎませんが、実は、ここは本来、笑うところじゃないんですよね…。
このプリンタの接続部分は、やや奥まっていますので、向きを90度間違えただけなら、もしかしたらコネクタの形状の関係で、奥まで刺さらずにその手前で止まっていたのかもしれません。
コネクタにまで無理くり押し込まれていたら、確実に破損しているでしょうから。
刺しなおしでうまく認識していますので、結果オーライということで。
「いやぁ、助かりました。こんなことなら、最初からお任せしてればよかったですねぇ」
…まぁ、次は次でぜひご用命を。
2009年05月30日(土) 定番トラブル, ハードウェア不具合関連(プリンタ), パソコントラブル, パソコン・インターネット, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 初期セットアップ関連, 印刷できない・印刷不良, 日記・コラム・つぶやき | 固定リンク
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2009年5月29日 (金)
WindowsからMacへ、メールとiTunesの移行。
こちらは、WindowsのノートパソコンからMacBookへスイッチされた方からのご依頼。
「OutlookExpressのメールを、Macで読めるようにしたいんですが。あと、iTunesのデータも移動したいんです」
元のWindowsは起動できる状態で、音楽データは外付けUSB接続のハードディスクに移動して運用されており、iTunesの方は、おそらく問題はないと思うんですが…OEのデータって…いけたかなぁ…。
とか考えながら、新しく購入されたMacBookを箱から出してセットアップです。
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いやー、それにしても、Macも安くなりましたねぇ。
10万円台前半で買えるなんて…。
同じ価格帯のVistaノートに比べても、性能やデザインや液晶パネルの美しさから言えば、お得感がかなり違います。
WindowsとMacの両方のセットアップをされたことのある方はご存知かと思いますが、Macのセットアップは、Vistaに比べると、格段に早いです。
ユーザー登録のために個人情報の入力が必要なのと、最初に無線LANの接続をしようとしますが、その辺をやり過ごせば、あっという間に使える状態になります。
おそらく最も出ているであろう富士通製やNEC製のVistaマシンに比べたら、雲泥の差です。
買った時の初めの1回だけの儀式とはいえ、箱から出して、待たされる感覚が全くないのは、新規設定作業を仕事としている立場から言えば、賞賛に値するのですが、おそらく世の中のほとんどの人は、こんなことは気にもしないでしょうけど…ね。
さて、セットアップが完了したので、データ移行作業です。
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iTunesのデータを移動するのは、
2009年1月 9日 (金) VAIOでiTunesのライブラリが消えてしまう。
こちらの記事の後半にまとめてあります。
お客様は、外付けHDDに音楽データの移動はされてましたが、ライブラリなどのデータの移動はしておられなかったので、そちらも外付けHDDへ移動しておいて、Macにつなぎかえて、MacのiTunesを「Shift」キー(あれ?「Option」キーだっけ?)を押しながら起動、ライブラリファイルの指定を外付けHDDのiTunesフォルダ内のライブラリファイルにして起動。
一発でライブラリが現れて、プレイリストも引き継がれ、何の苦もなく完了です。
実際、曲数が多くなると、ライブラリはそのまま持ってこれるとしても、プレイリストを登録しなおしとなると相当しんどいことになる人も多いと思いますが、今回はあっさりそのままもって来れました。
「うわーっ!スゴイスゴイ!!これができなきゃどうしようかと思ってたんです!!!」
…( ̄▽ ̄; よ、喜んでいただけて何よりです…。
iTunesのデータは、とりあえずそのままのm4a形式だったので問題ない模様。
ウチのように、MP3プレイヤーでも流用するためにmp3形式だと、曲名データなどでなんか問題が起こるらしい。
WindowsからMacへのiTunesライブラリの移行(ファイルがどこにあってもOK) HaioH:変遷備忘録
今回の件とは関係ないですが、一応記録として。
-----
さて、メールデータの方ですが…。
調べてみたところ、Appleのサイトに、iPodを使ったデータ移行の方法が書かれています。
アップル - Macをはじめよう - WindowsパソコンからMacへデータを移行する。 - iPodを使う
なんかLANケーブル直結でもできるらしい。
アップル - Macをはじめよう - WindowsパソコンからMacへデータを移行する。 - ネットワークを使う
やったことはないんですが、どうもMacのLANポートは、
Ethernet クロスケーブルが必要なアップル製品最近の Macintosh コンピュータの多くには Auto-MDIX 機能が備わっているため、Ethernet ストレートケーブルと Ethernet クロスケーブルのどちらも使えます。比較的古い Macintosh コンピュータには MDI しか備わっていないため、Ethernet クロスケーブルを使う必要があります。
Auto-MDIX は MDI と MDI-X を自動的に切り替えます。これにより、2 台のコンピュータを直接接続するかハブやスイッチに接続するかにかかわらず、いずれのタイプのケーブルも使えます。Auto-MDIX 対応デバイスに接続されている MDI 対応デバイスには Ethernet クロスケーブルは必要ありません。
…だそうです。
なんとまぁ、最近のMacは、本体側にAuto-MDIXがあるんですねぇ。知らんかった。
…とここまで記事を書いて、ふと私の持っているギガビットのLANカード(PCI)の箱を見てみたら。
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オンボードのLANをPCIに替えた
コストパフォーマンスと安心感かな・・・
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…うーむ、最近のギガビットLANアダプタは、Auto MDIを装備してるんですねぇ…気付かんかった…。
クロスケーブルやハブを用意しなきゃならない時代はもう終わりつつあるわけだ…。
もしかしたら、オンボードのLANも、あえて書いてないだけで、「クロスケーブルいらない状態」になってるんですかねぇ。
まぁそれはそれ。
アップルのサイトの記述では、iTunesとか、その他のデータも移動できるような書き方ですが…これだとプレイリストの引継ぎはできないですよねぇ…。
オマケに、ここに書かれてるメールデータの移行方法は、
ENT2001: PC と Entourage、Outlook、または Outlook Express で、Macintosh の間でメッセージを移動する IMAP を使用方法 :Microsoftサポートオンライン
これって…Entourageですよねぇ…古いなぁ…もうこんなの新規で使ってる人いませんけど…。
それに、IMAPアカウントが使えるサーバーって、モノスゴク限られるんですけど…。
「ああ、メールデータ移行のやり方ですけど、ここにあったんですが」
と、ブックマークから出してくれました。
…もう見つけてたなら早く言ってください…。
WindowsのメールデータをMacに移動する - [Mac OSの使い方] :All About
「Windows 版の Outlook Express のメールデータを Mac のメールソフトへ簡単に移動できるか?」という質問を受けて調べたのですが、標準機能ではどうやってもできません。
そこで、なにかよい方法はないものか?と、いろんなサイトで調査したのですが、一時的にEudoraにインポートしてから移動する方法とかがやっと見つかる程度でした。
でも、見つけましたよ。とっても簡単な方法を!
というわけで、ここでは、Windows XP環境のOutlook Expressからメールデータを簡単にMacに移動させる方法を紹介しましょう。…ほう、「とっても簡単な方法」ねぇ。
って!フリーソフト使ったり、アップルスクリプト使ったり。
どこが簡単やねん!!
とついついツッコミを入れてしまった。
「でしょ?私もよくわかんなくて、どうせ来てもらうし、これもやってもらおうと思いまして」
まぁ、よく読むと、今回はMac OS X標準の「Mail」なのでアップルスクリプトは使わなくても済みます。
Windows環境で、OutlookExpress-To - OE5/6 Multi Converter をダウンロードして実行すればいいようだ。
要は、OE6形式のメールデータを、「UNIX mbox 形式」とやらに変換すればいいらしい。
個人的には、すっかりOutlookExpressやWindowsメールの設定ばかりで、他のメールソフトに馴染んでないのが丸分かりですね。
先のコンバーターソフトで変換し、また外付けHDDでMacへつなぎ、「Mail」でインポート。
あっという間に、OEの受信トレイにあったファイルが復元された。
「あー、よかったーっ!私じゃできなかったところですよ~!」
…( ̄▽ ̄; い、いやまぁ、これでもプロですので…。
それにしても、今回のお客様はスタイルのいいほしのあき似のきれいなおねーさんで、そんな嬉しそうにされると、照れ屋の私はどうにも話しづらくて…。
実は何度か呼んでいただいているお客様ですが、まぁ、私もそもそも小心者なので…。
しかし、何年こういう仕事してても、妙齢の女性のお客様だと、モデル並みでもフツーの人でも、どうしても照れが出てしまい、あまり目を合わせて話ができなかったりするんですが、特に、こうしてやたらと感激されてしまうと、なおさら…。
とはいえ、あんまり警戒されまくりでツンツンだと何もできず…。
ということで、女性のお客様、呼んでいただけたなら、できれば普通に接してやってください…。よろしくお願いいたします。
って、お客様に気を遣わせてどーする。
2009年05月29日(金) データ救出・バックアップ, パソコン・インターネット, 初期セットアップ関連, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき | 固定リンク
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2009年5月28日 (木)
ConfigFreeとAOSSの微妙な関係。その2
こちらは「自分でやってみたがどうしても無線がつながらない」とおっしゃるお客様。
お聞きすると、無線LANのメーカーとパソコンのメーカー、どちらにも聞いてみたけれど、どちらも「それはあちら」「それは向こうに確認して」とたらい回しで、その都度つながらない電話を待ち続ける羽目になるので、「来て解決してくれるところを」ということでウチを見つけたそうです。
周辺機器メーカーとパソコンメーカーのたらい回しは日常茶飯事です…。
それだけに、パソコンユーザーの大半を占める「自称初心者」の方々のご要望というのは、
「メーカー関係なく、パソコンの全体的な面倒を見てくれるところはないのか?」
というもの。
家電量販店でも見てくれなくはないですが、やはり権利関係や責任範囲などの問題で、一般の電気屋さんでは、なかなか「全体的に」というわけには行かないのが実情です。
まぁそれはそれ。
その辺の事情を踏まえた上でのお伺いです。
-----
お伺いしてみて現象確認。
…ああ、やっぱり。
東芝ダイナブックで、AOSS接続しようとして失敗しています。
これは何度も事例を経験しています。以下は一例です。
2008年5月23日 (金) ConfigFreeとAOSSの微妙な関係。
2006年7月23日 (日) AOSSのクライアントマネージャ3が使えません。
かと思えば、
2008年5月26日 (月) 無線LANアダプタが見つからない?
こんな具合に、AOSSが問題なく使える場合も。
でも、どちらかというと、今回のお客様のように、ダイナブックではつながらないことの方が多いので、
dynabookでは、AOSSは使えないと思っておいた方が幸せ
だと言えますね。
クライアントマネージャ3 対応確認済みパソコン 最終更新日:2007年01月19日 :株式会社バッファロー
更新日が古いんですが、バッファローの公式情報でも、※1:Intel PRO/Wireless 3945ABG NetworkConnectionでは正常に動作しないことが確認されております。PC搭載の標準接続ツールをお使いください。
なんて書いてあったりで、ダイナブック以外でも使えないことがあることを正式表明されているような状態です。
まぁ、全ての機器での接続を保証しているわけではないのは確かですしね…。
お客様がメーカーに問い合わせた状況をお聞きすると、- 東芝:「クライアントマネージャはバッファローのソフトなので、バッファローに聞いてください」
- バッファロー:「ああ、ダイナブックですか…(ため息)インストールしてもダメだったということは、手動設定ですね。東芝さんに聞いてください」
だそうです。あーあ。典型的なたらい回し…。
ということで、今回のお客様の状況では、クライアントマネージャはアンインストールして、ConfigFreeで暗号キーを手入力で接続設定、AOSSボタンはルーター側の設定で利用不可にしておきました。
実際、
2009年2月 5日 (木) 押してはいけないAOSSボタン。
こういうトラップになりかねませんので…。
AOSSというのは、WEPやらWPAやら、つなぐ機器によって暗号化形式が変更になっても、クライアント側が自動的に設定変更に追従できる仕様になってはいるんですが、残念ながら既存の機器がWEPにしか対応してないとかいう事情はきっちり無視してくれる、というトラップ。
機器が全て対応していれば、ボタン一発で設定変更の追従までしてくれる優れものではあるのですが、対応してない機器や手動設定の機器は、おいてけぼりとなります。
そんなことは一般の人は知らないですから、AOSSボタンでつながらなくなる、なんてこともあるわけです。
ですので、今回のような、
ダイナブック1台でしか使わず、しばらく無線機器の追加の予定もない
状態であれば、
AOSSは使わず手動設定が無難
ということになります。
とはいえ、その辺を説明しておかないと、知らずに「AOSS対応」の機器を買ってきて、「つながらない!!」「使えない!!」とクレームが入る可能性がありますので、一応は説明しておきますが…ご理解いただけますかねぇ…。
ということで、前回の記事にもあるように、手動設定ではすぐにつながらなくなったりする場合もあるので、何度も再起動をして確認してから引き上げです。
-----
でもまぁ、AOSSルーターであれば、本来はきちんとAOSSでの設定をするのが筋だと考えています。
やはり、お客様のほとんどは、私を呼ぶぐらいですので、皆さん「自称初心者」なので、
簡単に設定できるようにお膳立てしておくことが重要
だということ。
しかし、必ずしもAOSSが確実かというと、前例にもあるとおりそうでもないこともないわけでもないので、この辺は賛否両論ありますが、状況を見て判断するのがいいと思います。
2009年05月28日(木) 定番トラブル, ソフトウェアアップグレード関連, ソフトウェア不具合関連, ソフトウェア不具合関連(設定不良), ネットにつながらない・遅い, ハードウェア不具合関連(無線LAN), パソコントラブル, パソコン・インターネット, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき | 固定リンク
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2009年5月27日 (水)
無線LAN設定直後のオカルト現象。
これは私だけではないとは思うのですが…。
最近、本当に多くなってきた無線LANの設定。
バッファローの「AOSS」や、NECの「らくらく無線スタート」や、最近標準化された「WPS」のような、いわゆる「一発ボタン」設定のものでは比較的少なくなったと言えますが、
設定直後(3~4日以内)につながらなくなる
ということが意外と多いです。
ひどい時には、
設定直後に再起動や電源の入れ直しで、もうつながらなくなる
といったことも。
同業者の方には「あるあるネタ」かもしれませんが…。
-----
「つながらなくなる」という現象は、具体的には大きく分けて2種類。- 無線LANがつながらない(電波が切れる)
- 無線ルーターが停止している
といったところ。
まずは前者の「無線が切れる」は、
手動でWEPやWPAの暗号を打ち込んで設定した場合に発生しやすい
ということが言えます。
特に、
その機種特有の無線設定ユーティリティー(一発ボタン非対応)を使った際に発生しやすい
という気がします。
「気がします」というのは、原因の特定がきちんとできないからです…。
例としては、- 内蔵ではなく追加の無線LANカードで、一発設定ボタン非対応で、それも4~5年前といった、比較的古い型
- 内蔵の無線LANで、その機種独特のユーティリティーでないと設定できない(しづらい)タイプ
といったところが、現象の出やすいものと言えます。
すぐに出る場合とまるっきり出ない場合があり、なかなかわかりづらいです。
そして、これの対処法は、ほとんどの場合、
再度設定のやり直し(暗号の打ち込み直し)
しかありません…。
たまに、ドライバやファームウェアを新しくすると改善する場合もありますが。
ですので、私は、
設定後、パソコンに対して必ず3回程度の再起動や電源OFFをやってみる
ようにしています。
つながらなくなるなら、この程度でも現象は出ます。
出るときは、1回目の再起動でつながらなくなったりします。
何年もこの手の設定は実施してますが、「設定したときだけつながる」というこの現象、いまだにごくまれにあり、いまだに理解できません…。
-----
そして後者の「ルーターが止まる」は、
新規に設定した直後、3~4日程度でつながらなくなる
というのが割と多いです。
「こないだ設定してもらったんですけど、もうつながらなくなって…」
というお問い合わせ。
一応は、
「つながらなくなったら、手元の無線LANスイッチの確認と、ルーターの電源の入れ直しを試してくださいね」
とは伝えて帰るようにはしてますが、時間がなくて伝え切れてなかったり、伝えてあってもお客様自身がまるで意識してなかったりで、結局電話をいただくことも、それなりの確率であります。- 設定直後、一時的にルーターがハングアップする
- ルーターの熱などの問題
などが要因として考えられます。
ほとんどは、単純にルーター自身の電源の入れ直しだけで治ってしまいます。
たいていは、「電源の入れ直し」をお伝えして以降の再度の問い合わせはほとんどないので、その辺を考えると、もしかしたら、無線ルーターに新規で子機を追加すると、一時的な混乱があって、その後は落ち着いて動作できる…いやいや、そんなバカな。
でも、本当に、数日後の「つながらない」がそれなりの数で問い合わせがあることを考えると…あながちその仮定も間違いとは言えないのかもしれません。
たまにあるのは、たまたま近所の無線親機を拾ってしまい、そちらにつなぐようになってしまったという、「うっかり不正アクセス」状態。
2006年3月23日 (木) つながったりつながらなかったり。
そこそこの心得のある方は、つながらなくなったら、とりあえずパソコンの設定をいじってみて、あれこれもがいてくれることがあります。
そこそこの心得があっても、無線LANのSSIDや暗号化についてご存知でない場合に発生しやすいようです…。
一応は原因を解説したりしますけど、それが理解できるぐらいでしたら、私にヘルプを求めることはないですので…それでも、原因の説明はしておきますが。
当然のことながら、それ以外の要因でつながらなくなっていることもないではないので、完全に「原因はこれだけ」と言い切ることはできません。
事件は現場で起きているものですから、「行ってみてびっくり」もそれなりの確率であります…。
たとえば、
2009年1月15日 (木) WZR2-G300Nの調子は?
2009年3月 1日 (日) WZR2-G300Nの調子は?その2
こんな具合にファームウェア書き換えでも問題が解決されなかったりと根深いものもあります…。
まぁ、最も多い要因として、先の2項目を挙げたんですが、ご参考になればと。
2009年05月27日(水) 定番トラブル, ソフトウェア不具合関連(設定不良), ネットにつながらない・遅い, ハードウェア不具合関連(無線LAN), パソコントラブル, パソコン・インターネット, 初期セットアップ関連, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき | 固定リンク
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2009年5月26日 (火)
UNMOUNTABLE_BOOT_VOLUMEは、本当に断末魔の叫びなのか?
ここ最近、XPパソコンにおいての「起動を繰り返すんです」というトラブルを何件か対応しました。
いわゆるアレですね。
ご迷惑をおかけしております。Windowsが正しく開始できませんでした。
最近のハードウェアまたはソフトウェアの更新が原因の可能性があります。
コンピュータが応答しない場合、予期せず再開始した場合、ファイルとフォルダを保護のため自動的にシャットダウンした場合、前回正常起動時の構成を選択して、正しく機能した最新の設定に戻してください。
前回の試みが電源障害、あるいは電源ボタンやリセットボタンを押して中断された場合、または原因不明の場合は、通常起動を選択してください。
セーフモード
セーフモードとネットワーク
セーフモードとコマンドプロンプト
前回正常起動時の構成 (正しく動作した最新の設定)
Windows を通常起動する
上矢印キーと下矢印キーを使って項目を選択し、Enter キーを押してください。
…個人的にはもう見飽きた画面。
見飽きたとはいえ、いつ見ても嫌なものです。
これが自分のパソコンで突如起こった時の嫌な気分ったら、他に形容のしようがないですから。
例によって、どれを選んでも結果は同じく、途中で再起動となり、メーカーロゴ画面からこの「ご迷惑をおかけしております」。
これは、メーカーロゴ画面が消えた瞬間からF8連打で「拡張起動メニュー」という同じような画面を出し、
「自動的な再起動をしない」
という指定をする必要があります。
要は、
起動途中にブルースクリーン級の重大な障害が発生したので自動的に再起動をした
ということで、放って置けば何度でも同じ画面を繰り返すわけです。
繰り返しても事態は一向に改善などしないので、せめて「重大な障害」のメッセージだけでも見れれば、ということで、自動的な再起動を停めてやらねばなりません。
自動的な再起動を停めたところに待ち受けていた画面は…。

A problem has been detected and windows has been shut down to prevent damage to your computer.(以下略)
STOP:0x000000EDで、
UNMOUNTABLE_BOOT_VOLUMEです…。
で、Windows起動用CD-ROMで回復コンソールを試してみると、

やっぱりログオンせずに直接Cドライブ直下に降りてしまいます…。
この場合、ほぼハードディスク障害と言い切ってもいいわけですが、決してこれがパソコンの断末魔の叫びというわけではありません。
-----
このUNMOUNTABLE_BOOT_VOLUMEにも、重度のものと軽度のものとがあります。
要は文字通り、「起動ドライブが認識できなくなった」ということではありますが、Windowsロゴが出てからのエラーですので、まるっきり読めなくなっているわけではないことは確かです。
この場合、できることは限られておりまして、- ハードディスクメーカーのチェックツールで修復を試みる
- 回復コンソールよりCHKDSKコマンドで修復を試みる
- 下手に触らずハードディスク修復会社にできるだけ早く送る
というところ。
ただ、私のところに話が来る案件としては、ハードディスク修復会社送りになるような重大なものはないですね。
逆に、そういう重大なものは、ウチのような弱小業者ではお受けできませんので…。
ただ1つ言えることは、
修復を試みてCHKDSKコマンドやらツールやらを使うと、とどめを刺してしまう場合もあるということ。
実際のところ、重度の障害の例として、
2009年3月18日 (水) いや、それはまずいでしょ…。
こういう事例もありましたし、何度かCHKDSKコマンドで修復が完了できず、再度起動にいたらなかった、あるいは完膚なきまでに認識すらできなくなった事例もありました。
ところが、ここ最近の数例では、
同じUNMOUNTABLE_BOOT_VOLUMEでも、ツールによる修復で復旧してしまった場合もある
という事例が続きました。
復旧できたのとできなかったのとでは、ハードディスクメーカーによる違いというものがあります。
このたびの事例群で言えば、復旧できたハードディスクメーカーは、ウェスタンデジタル(WD)と富士通です。
常備している「Ultimate Boot CD」にも、それらのメーカーのツールが収録されており、そちらで修復をかけて、回復コンソールからCHKDSKコマンドを試したところ、無事元通りに起動した、という事例が何件か続きました。
また、復旧できなかった事例で言えば、サムスン(Samsung)のハードディスクの事例で、メーカーのツールは、チェックのみで修復ができないものでしたので、CHKDSKコマンドは使えてデータの取り出しはできるようになったものの、元通りの起動ができる状態への修復にはいたりませんでした。
このように、事例ベースでも、メーカーによって修復できる場合とできない場合があり、また、障害の程度によってはツールの使用でとどめを刺してしまう場合もある、ということです。
ですので、ハードディスク障害のトラブルというのは、修復できればラッキーというものであるということを先に説明しています。
それだけに、先日などは、中学生の娘さんのパソコンが見事復旧した時の喜びようといったら…。
「うわーっ、すごいすごい!!もしかして奇跡が起こった??」
まぁ、事前に散々「復旧できる可能性は低いですよ」と説明しながらツールを起動させてましたので、私自身も復旧してしまったのにはちょっと驚きだったのですが。
ここでもう1つ言えることは、
このようなエラーからツールで修復できたとしても、信頼性は一段低下してしまっている
ということ。
いずれまた、すぐに同じように起動できなくなる可能性をはらんでいます。
ですので、これで復旧できた際は、必ずお願いしているのは、
救っておかなければならないデータは、無事に起動している間に、直ちにバックアップしておくこと
です。
現実に、3日ほどしか持たなかった事例もありましたので…。
ということで、同様の事例でお困りの方は、遠方でも宅配便による送付で受け付けております。
お受けする場合は、必ず担当技術者による問診が必要です。
フリーダイヤルでお受けしてますので、ご相談をお待ちしております。
ただし、先に申し上げておきますが、- この手の修復後の動作保証は一切できません。
- データ救出もしておりますが、救出結果の完全性は一切保証しておりません。
- 修復が確実にできるという保証もしておりません。
今後のトラブルの可能性を抑えたいのであれば、ハードディスク交換+再セットアップ(要・再セットアップCD-ROM)をお勧めします。
2009年05月26日(火) 定番トラブル, データ救出・バックアップ, ハードウェア不具合関連(ハードディスク), パソコントラブル, パソコン・インターネット, フリーズ・ブルースクリーン・再起動・電源切れる, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき, 起動しない・起動が遅い | 固定リンク
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2009年5月25日 (月)
PPPoE接続は危険なの?
以前からこのブログでは、
PPPoE接続は危険だからやめたほうがいい
と何度か書いています。
ただ、これだけではやや誤解のある表現と言えます。
今回は、この辺の解説をおおざっぱにやっておきたいと思います。
実は、お客様のところでこの話をしていて質問を受けましたので…。
-----
冒頭の言葉をもーちょっと正確に言えば、
PPPoEなどによるネットへの直接接続で、パソコンに直接グローバルアドレスを割り振る接続方法は危険だからやめたほうがいい
ということです。
難しい言葉がいくつかあるので、これだけでは何のことかわかりませんね。
詳しい解説をしていても仕方ないのですが、一応、「PPPoE」と「グローバルアドレス」という用語の解説サイトをご紹介。
PPPoE---PPPをLANで運ぶ,認証と振り分けで活躍(上) :ITpro
Point-to-Point Protocol :Wikipedia
ざっくり言うと、PPPとは、パソコンからプロバイダまでの接続を実現するためのもの、PPPoEとは、それをパソコンからLANケーブルでつないで実現するためのもの。
グローバルアドレス :用語解説辞典/NTTPC ソリューション・ネットワーク事業
IPアドレス :Wikipedia
ざっくり言うと、グローバルアドレスとは、全世界につながっているパソコンの1台として直接割り振られる「住所」のようなもので、家のパソコンにそれが割り振られているということは、
一軒家の玄関をあけるといきなり世界に通じている
ようなもの。
それはそれで便利ではありますが、逆に言えば、
世界中からいきなり玄関をこじ開けに来ることができる
ということ。
悪意を持った人間に使わせれば、それはそれで悪いほうにも便利ということですね。
実際にやられてしまった事例もあります。
2006年7月16日 (日) これではリカバリしても直りません…。
2009年1月24日 (土) 安直なリカバリのツケは高かった。
玄関の鍵がゆるゆるだったり、かかってなかったり、閉め方が甘かったりすると、世界中からこじ開けにかかられたりするわけです。
どうですか?怖くないですか?
パソコンから直接PPPoE接続ではなく、ブロードバンドルーターを入れてやると、
オートロックのマンション
のようなイメージになります。つまり、
同じ住所でも、部屋をたくさん作って部屋番号で世帯を分けることができる
という状態になり、外から入ろうにも、
いったんオートロックのインターホンで行き先を指定しないと入れてもらえない
というのに似ています。
各パソコンには部屋番号(プライベートアドレス)が割り振られますので、住所(グローバルアドレス)だけでは部屋の特定はできないですし、外部からいきなり入ることもできない、ということですね。
本来は、ブロードバンドルーターの役割は、ざっくり言えば
ひとつの回線(1つの住所)に、複数のパソコン(複数の世帯)を置くため
なのですが、同時に、
外部からの侵入は、部屋番号(プライベートアドレス)を知らなければ侵入できない
ということにもなります。
当然のことながら、オートロックマンションでも人の出入りはあり、ルーターでもデータの出入りはあるので、万能でもなければ完璧でもありません。
細かいことを言えば、いくらでも入り込む余地はあります。
しかし、外部からグローバルアドレスだけでこじ開けに来ても、そこにあるのはルーターだけ、という意義は大きいといえます。
つまり、
ルーターを入れることにより、パソコンを直接こじ開けに来られてしまう確率は、格段に減る
ということになります。
要は、
PPPoEそのものが悪者ではなく、パソコンにグローバルアドレスを直接割り振られることが問題
なのです。
実際、PPPoEだけでなく、アナログやISDNなどによるダイヤルアップ接続もPPP接続なので、パソコンにグローバルアドレスが割り振られてしまいますので、「ダイヤルアップみたいな遅い接続だから大丈夫だろう」なんて妙な安心をしている人もいるでしょうけど、それ、間違いです。
100キロバイトもない大きさのウイルスやトロイの木馬は珍しくありませんから、Yahoo!Japanなどのホームページの表示をのんびり待っている間があれば、やすやすと入り込まれます。
ですので、まったくウイルス対策をしないでPPPoE接続やダイヤルアップ接続をするのは、たとえて言えば、
駅前の人通りの多い通りに面した一軒家の玄関が、ピッキング一発数秒で開くような鍵でそのまま放置しているようなもの
と言えますね。
オートロックもルーターも、セキュリティ的に完璧ではないとはいえ、ないよりは確実にマシと言えます。
簡単な話、
インターネットでも現実の家でも、一軒家だとセキュリティをかけるのは大変
ということで、
パソコンに「○○接続ツール」をインストールするADSLや光ファイバーであれば、ブロードバンドルーターの導入を検討しましょう。
てな感じの話です。
逆に、ルーターをわざわざ買わなくてもいい回線の主な例としては、
- フレッツ光プレミアム
- KDDIのADSL/光ファイバー
- Yahoo!BBの白モデム(後ろにLANの差込が4つほどあるタイプ)
などですね。
これらはもともとルーターを装備してますので、あえてルーターを買う必要はありません。
もし不安のある方は、お使いの回線業者にお問い合わせ願います。
パソコンにグローバルアドレスを割り振るタイプなのか、すでにルーターがあってパソコンにはプライベートアドレスを割り振るタイプなのか。
単純なところ、パソコン自身のIPアドレスを調べれば、それがグローバルアドレスかどうかはすぐにわかる話ですが、IPアドレスがわからない方向けの解説は、ここではいたしません。
まずは、
パソコンに直接グローバルアドレスが割り振られている危険性
を雰囲気だけでも感じていただければ、と思います。
その上で、「IPアドレスとは何ぞや」というところを突っ込んで調べていただければよろしいかと思います。
実際のところ、知らなくてもインターネットは使えますが、知っておいて損はないと思いますし、本格的に解説をすると、本1冊書けますから、もし興味をもたれたら、ご自身でいろいろ調べていただくのがいいと思います。
ついでに言えば、Vistaの場合は、
2009年5月19日 (火) Vistaの起動画面のままで起動しません。
PPPoE接続だと起動しなくなる爆弾を抱えています。ご注意を。
2009年05月25日(月) 定番トラブル, ウィルス・スパイウェア関連, ネットにつながらない・遅い, ハードウェア不具合関連(有線LAN), ハードウェア不具合関連(無線LAN), パソコントラブル, パソコン・インターネット, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき | 固定リンク
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2009年5月24日 (日)
何ですかこの画面は?
お客様のところで最近よく遭遇する画面がこれ。

Windows Genuine Advantage Notifications - インストール ウィザード
Windows Genuine Advantage Notifications
はじめに
Windows Genuine Advantage Notifications は、ソフトウェアの違法コピーの削減を目指すマイクロソフトの取り組みの1つです。このソフトウェアをインストールすると、PCにインストールされているWindowsが正規の製品で、かつ適切にライセンスを供与された製品かどうかを確認できます。
お使いのWindowsが正規の製品でない場合、定期的に通知が表示されますので、適切に対応し、偽造ソフトウェアによるセキュリティ上の脅威から身を守ってください。
「こないだからこんな画面が出るんですよ…なんですかこれ??」
…( ̄△ ̄;
こ、これですか…うーん…。
-----
結論から先に言えば、
普通にお店からメーカー製の新品パソコンを買ってそのまま使っている、世の中の大多数の人にとってみれば、基本的には全く無関係の話
ですが、どちらかというと啓発の意味合いが強いものと言えますし、正規のWindowsを使っている人にとってメリットが出るものなので、
そのまま「次へ」ボタンで画面の指示に従って操作すればオシマイ
です。
要は違法にWindowsを多重インストールする人への対策であり、家電量販店などでメーカー製パソコンを新品で買っている分には、気にする必要のない話です。
私のように日ごろから多数のパソコンと接している立場の人間からすれば、「ああ、またこれか」とつぶやいてしまうわけですが、パソコンと接するのが1台もしくは数台程度という、世の中のほとんどの人にとってみれば、
「うわっ!警告だ!!」
という認識になってしまい、
「これはもしかしたらこのパソコンに何か問題があるんじゃないか?」
とか
「何か変なウイルスにやられたんじゃないか?」
とか思ってしまうことも非常に多いわけです。
私はこういう場合、いつもお伝えしているのは、
とりあえず書いてある事を3回ぐらい声を出して読んでみてください
ということ。
確かに、なにかしら意味のわからないカタカナ言葉があるのは確かなんですが、3回ほど繰り返し読むことで、文章の全体像はある程度読めてきますし、とりあえず、おおざっぱにでも、
「緊急の異常ではなく、何かを知らせようとしている」
ということを読み取れるはずです。
質問されて説明する方も、時間がなかったりすると、
「とりあえずペケかキャンセルで閉じといて」
とか言ってしまう人も多いわけですが、個人的な感想を言えば、本気で伝えたいのであれば、この時点で「ペケ」とか「キャンセル」とかいう選択肢があるということ自体がおかしいのではないかと思うんですけどねぇ…。
世の中の大多数を占めている「自称初心者」の方々は、この手のメッセージが出たら、
「 [OK] は押しちゃダメ!とりあえず [キャンセル] か [×] にしなきゃ!!」
と思ってしまうことが大多数ですから。
こんなことを書くとアレですが、
[OK] を押さずに、 [キャンセル] か [×] を押すと発動するウイルス
が出るようになれば、危ないんじゃないかなぁ…と思わなくもないです。
たとえば、「起動を取りやめます。 [OK] [キャンセル] 」とかとか。
まぁ、中には、
2007年12月 6日 (木) ファイルが見つかりません"flash.ocx"
このように本格的に意味不明なメッセージもないわけではないのですが、やはり
出てきたメッセージは、とりあえず、落ち着いてよく読む
という姿勢は持ちたいものです。
他にも、私がお勧めしたわけでなくても、ウイルスセキュリティZEROをインストールされているお客様は意外と多く、そんなパソコンでも、

重要なお知らせ
マイクロソフトより、"緊急"5件、"重要"1件、"警告"1件のセキュリティ修正プログラムが公開されています。パソコンの安全のため、早急なインストールをおすすめします。詳細はこちらをご覧ください。
なんて画面が出て、質問されることがあります。
また、私がお勧めしてインストールさせていただいたお客様からは、
「こんなん出ましたけど、なんか問題あるんですかね!?WindowsUpdateをかけてもまだ出るんですが!!」
なんて問い合わせをよくいただきます…。
よく読めばわかりますが、これは「単なるお知らせ」であり、アップデートが適用されていてもされてなくても出ることは、ある程度はわかると思うんですが…うーん…わかりづらいですよね…。
とはいえ、
本物そっくりの「Flash Player」偽サイト出現、目的はウイルス配布 :ITpro
よく読んでいても、判別のつかないものまであったり。
世知辛い世の中です…。
2009年05月24日(日) 定番トラブル, ウィルス・スパイウェア関連, ソフトウェアアップグレード関連, ソフトウェア不具合関連, ソフトウェア不具合関連(セキュリティホール), パソコントラブル, パソコン・インターネット, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき | 固定リンク
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2009年5月23日 (土)
感染したUSBメモリの対処。
前記事では、mmvo.exe ierdfgh.exe revo.exe sfwypsy.exe ksahqgbi.exeなどの、いわゆるConfickerとかDownadupと呼ばれる、主にUSBメモリを媒介して拡散するウイルスの対処を書きましたが、パソコンだけの対処でした。
今回は、感染してしまったUSBメモリの対処をしてみましょう。
-----
単純な話、
感染していてもフォーマットしてしまえばまた使える
のは間違いない話です。
なんだかんだ言っても、ウイルスもただのファイルですし、物理的にUSBメモリを使えなくしてしまうものではないのですから。
ただし、この場合、気をつけなければならないのは、
感染したUSBメモリを、対策されてないパソコンに刺すと、また感染してしまう
ということ。
これではパソコンの感染を駆除しても、対処できません…。
前記事の駆除作業をしていれば、同じタイプのウイルスなら、感染しにくい状況を作ってありますが、過信はできません。
実際、「autorun.inf」という名前のフォルダを作ってあっても、
2009年も「USBメモリー経由のウイルス」に注意 -- トレンドマイクロ :ITpro
フォルダの名前を書き換えてautorun.infを作成してしまうものもあります。
ですので、この方法は、そういう動作をするウイルスであれば有効ではない、と言えますので、お守り程度のものです。
Shiftキーを押しながらUSBメモリを刺せば…という方法もよく提示されていますが、一度も刺したことのないタイプのUSBメモリだと、ドライバのインストールが実施されてからマウントされるので、Shiftキーを押していても関係ない場合もありえます。
基本的に「おまじないにもならない」と考えておいたほうがいいでしょう。
セーフモードのコマンドプロンプトでも駆除作業はできるかもしれませんが、先にUSBメモリを差し込んだまま起動しなければ認識できないので、かなり慎重にしなければなりません。
ですので、もっとも確実なのは、
USBメモリのチェックには、Windowsパソコンを使わないこと
でしょうね。
おそらく、一番お手軽なのは、
2008年6月30日 (月) ubuntu はなかなか使えるんじゃないか?
こちらでもご紹介した、UbuntuなどのPC-Unixを使ってみるのがいいかもしれません。
パソコンが余っていれば、こちらの記事のように、「メンテ用」として1台作っておけばいいのでしょうけど、そうもいかない場合も多いでしょう。
Windowsがインストールされているパソコンでも、UbuntuのCD-Rから起動させることができます。
CD-RからのUbuntu起動で、USBメモリの中身をチェックして、Autorun.infがあれば、テキストエディタで開いて実行ファイルを確認し、実行ファイルを削除。
その後、Autorun.infを削除。
CD-RとUSBメモリを抜いて再起動すれば、感染することもなく、元通りのWindowsパソコンとして使えます。
あとは改めて感染除去できたUSBメモリを差し込んでファイルを救出するなりフォーマットするなりしておけばいいですね。
以前は、この手のCD-R起動のOSとして、KNOPPIXを使っていたんですが、起動に異様に時間がかかったり、新しいバージョンだとDVD-Rじゃないとダメだったり、どうしたわけかUSBメモリが認識できなかったり、ファイル操作ができなかったりすることがありますので、私は最近はUbuntuを使うようになりました。
とりあえずautorun.infファイルがUSBメモリになければ感染はしてません。
とはいえ、先に書きましたが、
「autorun.inf」という名前のフォルダは「感染しにくくなる」おまじない程度ですので、USBメモリ自体に、「感染しない防御策」は存在しません。
しかし、たとえパソコンが感染しても、USBメモリ経由で感染を広げない方法はあります。
USBメモリーへの書き込みを禁止する :日経トレンディネット
USBメモリ等への書き込みを禁止する「USB WriteProtector」 :教えて君.net
設定でUSBメモリへの書き込みを禁止するものです。
感染を広げないという方向で、データ持ち出し防止などの観点で、企業などでは有効かもしれませんが、これだけだと、感染したUSBメモリを持ち込むと、結局はもらってしまうんですよね。
前記事でちょこっと書いてますが、Autorun.inf機能そのものを停止すれば、持ち込みUSBメモリからの感染防止には有効ではありますが、「わかっている人」向けの対策であり、初心者向けの対策とはいえません。
まぁ、「とにかくUSBメモリを使わない」という選択肢もあるんでしょうけど…それはそれでかなり不便です…。
それに、SDカードなどのデジカメ用メモリカードもリムーバブルディスクですので、USBメモリと同類です。
USBメモリは使わなくても、SDカードを使っていては同じです…。
デジカメ経由でもらわないとも限りませんので、こちら方面も注意が必要です。
2009年05月23日(土) 定番トラブル, ウィルス・スパイウェア関連, ソフトウェア不具合関連, ソフトウェア不具合関連(セキュリティホール), ハードウェア不具合関連(メモリ), パソコントラブル, パソコン・インターネット, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき | 固定リンク
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2009年5月22日 (金)
USBメモリ感染のautorun.infウイルスの駆除方法。(mmvo.exe ierdfgh.exe revo.exe sfwypsy.exe ksahqgbi.exe r0so.exe afmain0.dll pytdfse0.dll )
ConfickerとかDownadupと呼ばれるこのウイルスは、もう新型インフルエンザなどの比じゃないぐらいに蔓延しています。
1年ほど前から猛威を振るっていますが、亜種が続々発生し、各ウイルス対策ソフトベンダーが対策ツールを出していたりしますが、検出できてなかったり駆除できていなかったりですので、過信すると痛い目に遭います。
やはりある程度は手動でやらなければダメなようです。
今回は、手動による発見と駆除の方法を提示しておきます。
もうあちこちで同じようなまとめ記事があったりはしますが、一応、改めて。
■感染手法
基本的に、ほとんどはUSBメモリによる「接触感染」なのですが、LANで共有ディスクやファイルサーバーを使っていたりすると、そこを経由して感染する場合もありますし、共有設定していなくてもねじ込まれたりします。これらは内部的な接触感染です。
また、PPPoE接続(光やADSLで「接続ツール」「広帯域接続」を使った「1台のみの接続」で、グローバルIPアドレスがパソコンに割り振られる接続)の場合、USBメモリを使っていなくても、ホームページやメールを利用しなくても、接続しているだけで外部からねじ込まれて感染してしまう場合もあります。これは外部からの接触感染ですね。
外部からの接触感染は、(有線・無線問わず)ルーターを使えば、相当高い確率で防ぐことができます。
ただし、Windows95/98/Meは、改変するレジストリが違うようで、どうやら感染しないようですが、油断はできません。
■感染後の動作
このウイルスは、実行されると、全てのドライブのルート(最上位)にautorun.inf と、そこに記述された実行ファイル(ウイルス本体)をコピーしようとします。
エクスプローラーでドライブを開くたびに、autorun.inf に記述された実行ファイルを起動し、autorun.inf と実行ファイルを、全てのドライブとシステムフォルダにコピーします。
そして起動項目に、システムフォルダに置いてあるウイルス本体を記述し、パソコンを起動するたびに感染動作を実行します。
各場所にウイルス本体を常に再配置、隠しファイルやフォルダを表示させないレジストリをONにする、など。
そして、もしautorun.inf とルートにある実行ファイルが削除されても、他のドライブに残っていたり、システムフォルダの実行ファイルが残っていると、また復活するようになっています。
たまにウイルス対策ソフトがこれを検出して、延々検出を繰り返す場合があるのですが、そのためです。
そして…新たに刺されたUSBメモリやフロッピーなど「リムーバブルメディア」と「接続されているドライブ」全てにファイルをコピーするようになっています。
つまり、本来ハードディスクのルートにあるはずのないautorun.inf がある時点で「おかしい!」となります…。
このウイルスの大きなポイントのひとつはここなのです。
もうひとつのポイントは、msconfigコマンドでチェックできる起動項目。
起動項目に、mmvo.exe とか ierdfgh.exe とか revo.exe があれば、間違いなく感染してます。
■感染したらどうなる?
通常の使用においては、感染していても気付かないことがほとんどです。
目立った症状は全く現れず、こっそりとUSBメモリなどに感染させ、隠しファイルを非表示のままにします。
USBメモリを刺した時に、ウイルス対策ソフトが検出をして初めて気付いた、ということがほとんどです。
あるいは、感染の副作用的な部分で、動作が変に鈍かったり、パソコンの起動ができなくなったり。
以前は書き込み禁止されたUSBメモリでエラーが出たら感染が検知できましたが、最近のものは書込み禁止ドライブは無視するものが主流となり、エラーは出なくなりました…。
さて、その駆除方法ですが…。
-----
■駆除方法
特にソフトは用意しません。パソコンがまともに起動するなら標準のソフトのみで対処できます。
▼まずはLANケーブルを抜く。
これをしないと、駆除中に感染を広げたり、駆除後に他から飛んできたりする場合があります。
▼セーフモードでの起動。
再起動をかけて、メーカーロゴ画面が出たところで、キーボードの「F8」キーを連打。
黒い画面に白い文字で「セーフモード」などの文字が出ている画面になれば成功。
それが出ずに、通常の起動画面が出たら、再起動してやり直し。
上下矢印キーで「セーフモード」を選び、Enterキー。
ユーザー名を選ぶ画面になったら、「Administrator」を選択。なければ管理者権限のあるユーザー名。
▼autorun.infの無効化。
※ここはコマンドプロンプトからの操作となります。
この時点で、マウス操作でマイコンピューターからCドライブを開いたりするとウイルスが発動しますので、必ずコマンドプロンプトから。
コマンドプロンプトでの操作に自信のない人はやめておきましょう。
スタートボタンから「ファイル名を指定して実行」。
半角で「CMD」と入力。大文字小文字は関係なし。
おそらく「c:\」で始まるアルファベットがあり、最後に「>」で四角いカーソルが点滅してるはず。
そこに「cd \」(しーでぃー半角スペース円マーク)を入力し、Enterキー。
「attrib -s -h -r autorun.inf」と入力し、Enterキー。(隠しファイル属性などを外して見えるようにする)
「ren autorun.inf *.txt」と入力し、Enterキー。(ファイル名を変更して発動しないようにする)
※ここでエラーが出るようなら、実は感染していないか、入力のタイプミスの可能性があります。
あとは、autorun.inf を再作成されにくいように、
「md autorun.inf」
「cd autorun.inf」
「md autorun.inf」
「attrib +s +h +r autorun.inf」
「cd \」
「attrib +s +h +r autorun.inf」
と順番に入力。
これで「autorun.inf」という名前の隠しフォルダが作成され、さらにその中に隠しフォルダが作られるので、簡単には削除や上書きはできなくなります。
とはいえ、名前の変更をされたら同じですが…。
追記:フォルダを作成したからといって、絶対にやられないという保証にはなりません。
もしCドライブ以外にハードディスクがあるなら、そちらも同様の操作が必要です。
Dドライブがあるなら、「D:」と入力し、Enterキー。
「D:\>」と表示されるはずですので、先の2行のコマンドを実行。
Eドライブがあるなら、「E:」と入力し、Enterキー…と繰り返します。
これでエクスプローラーでドライブを開いても問題ない状態になります。
「exit」と入力し、Enterキーでコマンドプロンプトが閉じます。
▼隠しファイルを表示できるようにする。
autorun.inf自身は単なる引き金に過ぎません。
ウイルス本体は、別に存在して、隠しファイルとして見えない状態になっています。
まずはエクスプローラーで隠しファイルを表示できるようにします。
※重要:ここから先はレジストリをいじります。間違えると起動しなくなることもあります。初心者は熟練の人か業者に任せましょう。
スタートボタンから「ファイル名を指定して実行」。
半角で「REGEDIT」と入力。大文字小文字は関係なし。
以下のレジストリキーを書き換えます。
● HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows
\CurrentVersion\Explorer
\Advanced\Folder\Hidden\SHOWALL
ここにある"CheckedValue"の値を"1"に変更。
これをしないと、隠しファイルは表示できません。
変更後、もう一度"CheckedValue"の値を確認し、1のままかどうか確認です。
いきなり1以外の値に変わってしまっていたら、以上の操作のどこかでウイルスが発動しています。
最初から慎重にやり直してください。
(それでもダメなら、新種ですので、以下の作業は続行できません)
1のままであることが確認できたら、いったんレジストリエディタを閉じます。
あとは、「マイコンピュータ」を開き、「ツール(T)」メニューから「フォルダ オプション(O)」で、

「すべてのファイルとフォルダを表示する」にして、

「保護されたオペレーティング システム ファイルを表示しない(推奨)」のチェックを外します。
この2つの操作は、
● HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows
\CurrentVersion\Explorer
\Advanced\Hidden
● HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows
\CurrentVersion\Explorer
\Advanced\ShowSuperHidden
この2つのレジストリ値を"1"にすれば実現しますが、通常操作でできますので、あえてレジストリでいじることはしないでおきます。
「OK」ボタンでエクスプローラーに戻り、Cドライブを開きます。(この時点ではautorun.infファイルは存在しないので、ウイルスは発病しないようになっています)
半透明のファイルやフォルダがいくつか表示されていればOKです。
▼悪性ファイルを見つける。その1
半透明になっている実行ファイルの中にウイルス本体があるのですが、このままではどれだかわかりづらいので、特定します。
先ほどファイル名を変えたautorun.txtをダブルクリックで開きます。
単なるテキストファイルとなっているので無害です。
open=○○○.com
shell\open\Command=○○○.com
といった感じで実行ファイルが指定されています。
comではなく、exeやbatの場合もあります。
これらのファイルがウイルス本体です。
sfwypsy.exe ksahqgbi.exe s1.com f1.exe など。
これらのファイル名は一定していません。
とにかくautorun.infに記述されていればウイルス本体と言えます。
でも最近は、行間に無意味な文字をはめ込んで難読化されているものもあったりしますが、検索で「open」とかをキーワードに検索すればすぐに見つかります。
見つけたファイル名がCドライブの同じところにあるかどうかを確認して、半透明の実行ファイルでそれがあったら確定です。右クリックしてメニューを出し、Shiftキーを押しながら「削除」をクリック。
Shiftキーを押しながらの削除で、ゴミ箱に入れずに消去します。
削除したファイルはメモしておいてください。
もし念には念を、とおっしゃる向きには、もし悪性ファイルが「sfwypsy.exe」ならば、
「md sfwypsy.exe」
「cd sfwypsy.exe」
「md sfwypsy.exe」
「attrib +s +h +r sfwypsy.exe」
「cd \」
「attrib +s +h +r sfwypsy.exe」
と順番に入力。
これで「sfwypsy.exe」という名前の隠しフォルダが作成され、さらにその中に隠しフォルダが作られるので、簡単には削除や上書きはできなくなります。
あとは、同じ操作を他のドライブ(Dドライブなど)にも実施すればOK。
▼悪性ファイルを見つける。その2
Windowsが起動されるたびに自動起動されるウイルス本体を削除しなければなりません。
基本的には、エクスプローラーで、c:\windows\system32 の中にあるファイルを表示させ、「表示」メニューから「詳細表示」をクリックし、ファイル表示項目の「更新日時」をクリックすれば、更新日時順に表示されますので、一番新しいファイルを見れば、わりと一発で発見できます。
「wpa.dbl」が最新の日付になっている場合がありますが、これはシステムの重要なファイルなので削除してはいけません。
異常な動作が出始めた日付近辺のファイルで、隠しファイルであればかなり怪しいです。
ファイル名がmmvo.exe ierdfgh.exe revo.exe r0so.exe afmain0.dll pytdfse0.dll などであれば確実にウイルスです。有無を言わさず、右クリックからShiftを押しながら削除です。
削除したファイルはメモしておいてください。
※重要:ここから先はレジストリをいじります。間違えるとまともに起動しなくなることもあります。初心者は熟練の人か業者に任せましょう。
レジストリエディタを起動して、以下のレジストリキーを開きます。
HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows
\CurrentVersion\Run
ここにmmvo.exe ierdfgh.exe revo.exeなど、先ほどc:\windows\system32 で見た、比較的最近の日付の隠しファイルが記述されていたら、そのレジストリキーを右クリックで削除です。
削除できたら、レジストリエディタを閉じます。
ここで再起動してみます。
通常通りの起動をしてみて、マイコンピュータを開き、隠しファイルの表示をやってみて、Cドライブを開いたところできちんと半透明の隠しファイルが表示されれば、駆除は成功です。おめでとうございます。
隠しファイルが表示できない、設定変更が元に戻る場合は、駆除できていません。最初から慎重にやり直しです。
それでもダメなら新種ですので、別の対処が必要です…。
▼隠れた部分の掃除。
削除したファイルをメモしておいたと思うのですが、そのファイルをファイル検索で全てのドライブを対象に検索します。発見したファイルは全て削除です。
できればレジストリエディタででも同じく削除したファイル名で検索をかけ、レジストリキーを削除しておいたほうがいいでしょう。
再起動を繰り返したり、通常使っているソフトがきちんと動くことを確認できれば、復元ポイントも削除した方がいいでしょう。
システムの復元を全てのドライブにおいていったん無効にすることで、ウイルスがいた時点の情報を削除できますので、ほぼ完璧になります。
はい、お疲れ様でした。
もしLAN接続している他のパソコンがあるなら、それらも同様の作業をして感染がなくなったことを確認できるまでLAN接続はしないでください。
ルーターがない環境であれば、ぜひともルーターを追加してください。
(フレッツ光プレミアムやKDDIのADSL/光回線など、すでにルーターがある場合は不要です)
XPでSP1(もしくはそれ以前)のまま(起動時の「WindowsXP」ロゴの下に「HomeEdition」の文字がある)の場合は、すぐにSP2かSP3にしましょう。
できない方は、ぜひ当方にご依頼ください。営業区域内でしたらお伺いいたします。
遠隔地ででもパソコンをお送りいただいての対処が可能です。
-----
まぁ、autorun.infによる自動起動を完全に停めてしまう(参考:セキュリティホール memo - 2008.06他)というところまでやってしまえばUSBメモリを突っ込んでも感染させられることはないといえます。
しかし、このウイルスの怖いところは、感染の入り口がUSBメモリだけではないところ。
autorun.infを殺したからといって、感染しない保証にはならないのです。
また、初心者のパソコンのautorun.infを殺したら、周辺機器を増設した場合に、CD-ROMなどからインストーラーを起動できなくなります。
人のパソコンのautorun.infを殺すなら、そこまで責任を持って面倒を見なければなりません。
それができないなら、autorun.infを殺すことは推奨できません。ご自身のパソコンだけでやっておいてください。
次回は、ウイルスの媒介をしてしまったUSBメモリの感染を取り除くやり方をご紹介します。
2009年05月22日(金) 定番トラブル, ウィルス・スパイウェア関連, ウェブログ・ココログ関連, ソフトウェア不具合関連(セキュリティホール), ネットにつながらない・遅い, パソコントラブル, パソコン・インターネット, フリーズ・ブルースクリーン・再起動・電源切れる, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき, 起動しない・起動が遅い | 固定リンク
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2009年5月21日 (木)
STOP:c0000139 Unknown Hard Error のその向こうに…。
こちらは「パソコンが起動しなくなりました」とのお客様。
エラーメッセージが出て起動できなくなるんだそうで、メッセージは、
STOP:c0000139 Unknown Hard Error
だそうです。
WindowsはXP。
…ええっと、それって…。
2008年4月23日 (水) Windows XP SP3 RC と STOP: c0000139 Unknown Hard Error。
SP3とかインストールしようとしませんでした?
「いいえ。何もしてませんし、屋内LANは組んでますがインターネットへはつないでませんので、自動アップデートではないはずです。中のデータだけでも何とかできればと」
…うーむむむむ。
それはちょっと…。
お伺いしても、もしかしたらハードディスクがやられてたりして、全然ダメかもしれませんね…。
先に言ってしまうと、実はあっさり起動はできるようになったものの、その先に悪夢が…。
-----
お伺いして現象確認。
…うーん、確かに、通常起動でもセーフモードでもダメ。
こうなるとシステムの復元ですら、手動でするとかでもないとダメですよねぇ…。
でもそれは、ハードウェアが問題ない状況での話。
とりあえず、ハードディスクのクラッシュによるものだと、今からの作業でとどめを刺してしまう可能性があることをご説明してからの作業です。
まずはハードディスクのチェック。
常備している「Ultimate Boot CD」を使って、ハードディスクに異常がないかどうかをチェック。
メーカーはDELLで、比較的最近の、Vista対応ハードウェアでデュアルコアCPUで大容量ハードディスクですから、大容量の割には比較的短時間でチェック完了。問題なし。
メモリのテストもやってみる。こちらも問題なし。
DELLですので、自己診断プログラムがあるのでそちらも試してみる。全く問題なし。
これだと、メーカーでなくても「リカバリしたら?」ですよねぇ…。
でも、やばい理由ではありませんが、ちょっとここでは書けない事情があり、リカバリできない。
できなくはないけど、通常のリカバリよりもかなりメンドクサイことになるので、できればリカバリは避けたい。
とりあえずやってみる手段として、かのエラーメッセージだと、手動システム復元よりは、回復コンソールから修復セットアップをやった方が望みはありそうだ。
ということで、WindowsセットアップCD-ROMより回復コンソール、修復セットアップ。
…無事に起動するところまで来ました。
しかし、妙に動きが引っかかる。違和感がある。
修復セットアップで設定が乱れた?
ファイルの断片化が激しい?
仮想メモリの設定がおかしい?
いろいろ考えられるところはありますが…まさかと思い、エクスプローラーのウィンドウの、ツールメニューからフォルダオプション、「表示」タブから「ファイルとフォルダの表示」設定を「すべてのファイルとフォルダを表示する」に切り替えたが…隠しファイルが表示されない。
ま、まさか…。
msconfigコマンドでスタートアップ項目を見たら…
で、出た!! 「kxswsoft」の名前で、ierdfgh.exe がスタートアップ項目に…。
もしかして、USBメモリは使ってますか?
「ああ、使ってますよ。日常的に」
…( ̄△ ̄;
それでやられた可能性が濃厚ですね…。
「ええっ!!そうなんですか??」
USBメモリを刺したパソコンや、LANでつながっているパソコンに感染している可能性が高いですよ…こりゃまずいですよ…。
ということで、エクスプローラーの「すべてのファイルとフォルダを表示する」のチェックとmsconfigのチェックをしてみてもらったら…やはりあちこち感染しまくりです。
とりあえず、やるなら一気にやらないとまずいです。
ネットにつないでいたりいなかったり、ウイルス対策があったりなかったりとまちまちなので、さらにまずいです。
ウイルス対策ソフトによっては、反応して感染を防いでくれるものもありますが、感染しているものをきっちり駆除できるソフトは少ないようです。
今回のパソコンは手動で駆除してLANから切り離してUSBメモリを使わないようにしてもらいましたが、日を改めて駆除することになりました…。
以前にも駆除方法はさらっと書いたのですが、どうにも適用外の場合もありますので、次回の記事にて、改めて駆除の方法を書いておきたいと思います。
まぁ、すでに他のサイトででも書いてはあると思いますが…。
2009年05月21日(木) 定番トラブル, ウィルス・スパイウェア関連, ソフトウェア不具合関連(セキュリティホール), ハードウェア不具合関連(ハードディスク), パソコントラブル, パソコン・インターネット, フリーズ・ブルースクリーン・再起動・電源切れる, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき, 起動しない・起動が遅い | 固定リンク
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2009年5月19日 (火)
Vistaの起動画面のままで起動しません。
こちらは、「起動しないんです」とおっしゃるお客様。
電源を入れても、いつまで経っても起動しないんだそう。
まぁ、この手のトラブルは、お伺いするか引き取り修理しかありません。
何度かお呼びいただいている、比較的ご近所のお客様ですので、スケジュールを合わせてお伺いです。
おかげさまで、最近は引き合いが多く、なかなかすぐにお伺い、というわけにはいかないことが増えてきました…。
お伺いして、現象を確認。

電源を入れたら、この
左から右への、芋虫の行進
が延々続いています。 それにしても、Vistaって、派手な画面のわりに、どうしてこう
起動画面が地味
なんでしょうねぇ…。
ファミコンのドラゴンクエスト3は、ROMカートリッジのメモリ容量の関係で地味な起動画面になったと聞きましたが、Vistaは違うでしょ…。
一応、10分待ちましたが、芋虫の行進(プログレスバー)は続いたまま。
「私も待ったほうがいいのかとこのまま放置してましたが、一晩このままでしたねぇ」
…( ̄△ ̄;
あ、そうですか…。
しかし、これはおかしいですよねぇ…。
ハードディスクランプは点滅してませんから、電源ボタン長押しで強制終了。
とりあえずセーフモードでは起動しますから、通常起動での異常であることは間違いないのですが…。
相変わらず、かなり意外な要因が原因でした。
-----
XPの場合、先日もあった、
2009年5月 2日 (土) qttask.exeとの闘い。
こんな具合に復元ポイントに残っている「Software Distribution Service 3.0」が悪さをしている、ということもないではないですが…。
今回はVistaで、Vistaの場合は、システムの復元では「インストール: Windows Update」と明記してあります。
偶然にも、直近の復元ポイントはそればかりで、「システム: スケジュールされたチェックポイント」というのは1ヶ月以上も前。
一応、そのチェックポイントに戻してみましたが、現象に変化はありません。
うーむむむむ…。
どうやら通常起動時に何かが引っかかっていることは間違いないので、とにかく起動時にF8連打で、「詳細ブート オプション」画面を起動し、「ブート ログを有効にする」で、起動時に何が起こっているかをチェックしましょう。
これを使えば、ntbtlog.txtというログファイルが作成されるので、起動時に何が起こっているのかが明確になります。
Service Pack 1 5 19 2009 15:51:54.375
Loaded driver \SystemRoot\system32\ntkrnlpa.exe
Loaded driver \SystemRoot\system32\hal.dll
Loaded driver \SystemRoot\system32\kdcom.dll
…(中略)
Loaded driver \SystemRoot\system32\drivers\crcdisk.sys
Did not load driver @nettun.inf,%6to4mp.displayname%;Microsoft 6to4 Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%6to4mp.displayname%;Microsoft 6to4 Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%6to4mp.displayname%;Microsoft 6to4 Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%6to4mp.displayname%;Microsoft 6to4 Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%6to4mp.displayname%;Microsoft 6to4 Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%6to4mp.displayname%;Microsoft 6to4 Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%6to4mp.displayname%;Microsoft 6to4 Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%6to4mp.displayname%;Microsoft 6to4 Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%6to4mp.displayname%;Microsoft 6to4 Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%6to4mp.displayname%;Microsoft 6to4 Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%6to4mp.displayname%;Microsoft 6to4 Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%6to4mp.displayname%;Microsoft 6to4 Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%6to4mp.displayname%;Microsoft 6to4 Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%isatap.displayname%;Microsoft ISATAP Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%isatap.displayname%;Microsoft ISATAP Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%isatap.displayname%;Microsoft ISATAP Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%isatap.displayname%;Microsoft ISATAP Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%isatap.displayname%;Microsoft ISATAP Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%isatap.displayname%;Microsoft ISATAP Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%isatap.displayname%;Microsoft ISATAP Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%isatap.displayname%;Microsoft ISATAP Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%isatap.displayname%;Microsoft ISATAP Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%isatap.displayname%;Microsoft ISATAP Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%isatap.displayname%;Microsoft ISATAP Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%isatap.displayname%;Microsoft ISATAP Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%tunmp.displayname%;Microsoft Tun Miniport Adapter
Did not load driver @hal.inf,%acpiapic.devicedesc%;ACPI x86 ベース PC
Did not load driver @netrasa.inf,%mp-l2tp-dispname%;WAN ミニポート (L2TP)
Did not load driver @netrasa.inf,%mp-bh-dispname%;WAN ミニポート (ネットワーク モニタ)
Did not load driver @netrasa.inf,%mp-ip-dispname%;WAN ミニポート (IP)
Did not load driver @netrasa.inf,%mp-ipv6-dispname%;WAN ミニポート (IPv6)
Did not load driver @netrasa.inf,%mp-pppoe-dispname%;WAN ミニポート (PPPOE)
Did not load driver @netrasa.inf,%mp-pptp-dispname%;WAN ミニポート (PPTP)
Did not load driver @netsstpa.inf,%mp-sstp-dispname%;WAN Miniport (SSTP)
Did not load driver @nettun.inf,%6to4mp.displayname%;Microsoft 6to4 Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%6to4mp.displayname%;Microsoft 6to4 Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%6to4mp.displayname%;Microsoft 6to4 Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%6to4mp.displayname%;Microsoft 6to4 Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%6to4mp.displayname%;Microsoft 6to4 Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%6to4mp.displayname%;Microsoft 6to4 Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%6to4mp.displayname%;Microsoft 6to4 Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%6to4mp.displayname%;Microsoft 6to4 Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%6to4mp.displayname%;Microsoft 6to4 Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%6to4mp.displayname%;Microsoft 6to4 Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%6to4mp.displayname%;Microsoft 6to4 Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%6to4mp.displayname%;Microsoft 6to4 Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%6to4mp.displayname%;Microsoft 6to4 Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%isatap.displayname%;Microsoft ISATAP Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%isatap.displayname%;Microsoft ISATAP Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%isatap.displayname%;Microsoft ISATAP Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%isatap.displayname%;Microsoft ISATAP Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%isatap.displayname%;Microsoft ISATAP Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%isatap.displayname%;Microsoft ISATAP Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%isatap.displayname%;Microsoft ISATAP Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%isatap.displayname%;Microsoft ISATAP Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%isatap.displayname%;Microsoft ISATAP Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%isatap.displayname%;Microsoft ISATAP Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%isatap.displayname%;Microsoft ISATAP Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%isatap.displayname%;Microsoft ISATAP Adapter
Did not load driver @nettun.inf,%tunmp.displayname%;Microsoft Tun Miniport Adapter
Did not load driver @netrasa.inf,%mp-l2tp-dispname%;WAN ミニポート (L2TP)
…(以下延々)
…うーむむむむむ…「Did not load driver」って…。
なんか軒並みネットワーク関連がペケみたいですが…。
それにしても、なんかまた「6to4」がどうとか…。
これは、IPv6関連のものですが…XPでは散々ひどい目にあってます。
2006年10月23日 (月) 子機を交換したらつながらなくなりました。解決編
2007年1月 4日 (木) 光プレミアムで無線がつながりません。
2008年5月21日 (水) 起動に30分かかります。
なんか「Did not load driver」が数的にとんでもなく多いですし、「6to4」同様にとんでもなく多い「ISATAP」も含めて、持ってきたメンテ用パソコンで調べてみたら…。
ありましたよありましたよ!
Windows Vista をルーターを介さないインターネット接続環境下で起動すると、ネットワーク アダプタ内に ISATAP アダプタ および 6TO4 アダプタが作成され Windows Vista が起動できない場合がある :Microsoft サポートオンライン
現象
Microsoft Windows Vista を、ダイヤルアップ モデム、ADSL モデム、FTTH モデム等のインターネット接続機器から、ルーターを介さずに直接コンピュータに接続された環境下で起動すると、デバイス マネージャのネットワーク アダプタ内に予期せず ISATAP アダプタ および 6TO4 アダプタが作成され、Windows Vista 起動時のプログレスバーの表示が動いている状態のまま内部の処理が停止し、Windows Vista が起動できない場合があります。
…( ̄□ ̄;
今回のお客様も、eo光でPPPoE接続…ISATAPに6TO4…プログレスバー表示のまま起動しない…まさしくその通り、ビンゴじゃないですか…。
ということで、対処方法を引用します。
ネットワーク アダプタの状況の確認と ISATAP および 6TO4 の文字列を含むアダプタを削除する- [スタート] ボタンをクリックします。
- [コンピュータ] を右クリックし、[管理] をクリックします。[ユーザー アカウント制御] 画面が表示された場合は、[続行] ボタンをクリックします。
- 左ペインの [デバイス マネージャ] をクリックします。
- [デバイス マネージャ] を右クリックし、[表示] メニューから [非表示のデバイスの表示] をクリックします。
- [ネットワーク アダプタ] をダブルクリックし、ネットワーク アダプタの配下に表示されるデバイスの中に ISATAP および 6TO4 の文字列を含むアダプタが複数表示されている場合には、[ネットワーク アダプタ] 一覧に表示されている ISATAP および 6TO4 の文字列を含むアダプタを 1 つずつ右クリックし、[削除] メニューをクリックして、ISATAP および 6TO4 の文字列を含むアダプタをすべて削除します。
注 : ISATAP および 6TO4 の文字列を含まないアダプタは削除しないでください。
…ほう、どれどれ…。
…∑( ̄□ ̄;
ぐわっ!!なんじゃこりゃっ!!
まるでウイルスかスパイウェアにでもやられたかのような異様な光景です…。
とにかくこの重複して増殖している ISATAP および 6TO4 を削除です。
IPv6 ネットワーク プロトコルを無効にする- [スタート] ボタンをクリックします。
- [コントロール パネル] をクリックし、 [ネットワークと共有センター] をクリックします。
- 左ペインの [ネットワーク接続の管理] をクリックします。
- 一覧表示される各ネットワーク接続のアイコンを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。[ユーザー アカウント制御] 画面が表示された場合は、[続行] ボタンをクリックします。
- [プロパティ] 画面内の [この接続は次の項目を使用します] の [インターネット プロトコル バージョン 6 (TCP/IPv6)] のチェックを外し、[OK] をクリックします。
- 手順 4 から 手順 5 の操作を、ネットワーク接続の一覧に表示されているすべてのネットワーク接続アイコンに対して実行します。
こちらはセーフモードではできないので、うまく起動したらやってみましょう。
で、次は…
Windows Vista の IPv6 コンポーネントを無効にする
注 : この手順を実行すると、IPv6 のすべてのコンポーネントが無効になるため、同一ネットワーク上に IPv6 ネットワーク セグメントが存在する場合には、設定を行なったコンピューターへの通信、およびその逆の通信が行えなくなる場合があります。
- [スタート] ボタンをクリックし、[検索の開始] ボックスに regedit
と入力して、[プログラム] ボックスに表示される [regedit.exe] をクリックします。[ユーザー アカウント制御] 画面が表示された場合は、[続行] ボタンをクリックします。
- [レジストリ エディタ] 画面で、次のレジストリ サブキーをクリックします。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip6\Parameters
- [DisabledComponents] をダブルクリックします。[DisabledComponents] エントリが存在しない場合には、以下の手順で [DisabledComponents] を新規に作成します。
- [編集] メニューから、[新規作成] をクリックして [DWORD (32 ビット) 値] を選択します。
- [新しい値] に DisabledComponents と入力し、Enter
キーを押します。
- 作成した [DisabledComponents] をダブルクリックします。
- [値のデータ] に ffffffff と入力し、[OK] をクリックします。
- コンピュータを再起動します。
Windows Vista で 特定の IPv6 コンポーネントを無効にするには、次の 「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
929852 Windows Vista で
特定のインターネット プロトコル バージョン 6 (IPv6) コンポーネントを無効にする方法
…ってことで再起動。
ところでマイクロソフトは問題として認識してるんかなぁ…。
状況
マイクロソフトでは、この問題について現在調査中です。詳細については、わかりしだいこの資料に掲載する予定です。
…うーむ…調査中ですか…。
再起動の結果は、…普通に起動しました…。
念のため、先ほどの「IPv6 ネットワーク プロトコルを無効にする」をやっておきます。
ついでにPPPoE接続もIPv6を切っておきます。
これで無事、普通に起動できるようになりました。
「こんなの普通の人にわかるもんですかね?少なくとも、横で見ていた初心者の私にはさっぱりなんですけど」
いやぁ…どうでしょうねぇ…でもまぁ、少なくとも、みんながみんなここまでわかってしまったら、私の仕事はないんですけどね…。
結論 : そろそろパソコンからPPPoEでの直接接続はやめましょう。
とりあえずの再発防止は、ブロードバンドルーターを導入すること以外にありません。
近日中にルーターを持って再訪問ということになりました。
それにしても…以前から「PPPoEは危険だからルーターを」と言い続けてはいましたが…マイクロソフトさん、
PPPoEだからって、起きてくれないVista君
もどうかと思うんですけど…。
2009年05月19日(火) ソフトウェア不具合関連, ハードウェア不具合関連, パソコントラブル, パソコン・インターネット, フリーズ・ブルースクリーン・再起動・電源切れる, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 日記・コラム・つぶやき, 起動しない・起動が遅い | 固定リンク
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2009年5月18日 (月)
新型インフルエンザ流行の現地より。
現状、あまり時間がなくて記事の進行がかなり周回遅れ状態ではありますが、とりあえず重要なことなので、先に書いておきます。
大阪・兵庫で次々と…国内感染者96人に(Copyright 2009 SANKEI DIGITAL INC.)(産経新聞) :Yahoo!ニュース
三菱東京UFJ女性行員が感染=兵庫・三宮支店-新型インフル(時事通信) :Yahoo!ニュース
(注:これらは先方の都合により数日でリンク切れになります)
大阪府や神戸市や周辺地域にてえらい勢いで感染者が発覚しています。
この辺はまだ感染者が出たという話はありませんが、時間の問題でしょう。
ウチでも今後数日はマスク着用で対応することになります。
明石市では今、修学旅行シーズンです。
すでに沖縄へ行っている中学校もありますので、何もなければいいのですが…。
ムスメは5月末に修学旅行に行くはずだったので、えらい気にしてます…。
-----
それにしても、現時点ではまだ公開できてませんが、USBメモリ感染のウイルスも猛威を振るっており、あちこちで対処しています。
mmvo.exe とか ierdfgh.exe とか revo.exe とか sfwypsy.exe とか ksahqgbi.exe とか r0so.exe とか afmain0.dll とか pytdfse0.dll とか pytdfse1.dll とか、いわゆる autorun.inf で感染するタイプ。
この辺はまたおいおい記事を追加していきます。
手動で駆除していくしか確実なところがないのがメンドクサイですよねぇ…。
2009年05月18日(月) お知らせなど, ウィルス・スパイウェア関連, ニュース, パソコントラブル, パソコン・インターネット, 日記・コラム・つぶやき | 固定リンク
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2009年5月16日 (土)
ニンテンドー Wi-Fi USBコネクタを無線LANのアダプタとして使ってみたりして。
こちらは無線LANの新規設定でお伺いしたお客様宅にて。
回線はフレッツ光プレミアムでしたので、まぁ単純に、無線LAN親機をブリッジモード(アクセスポイントモード)にして、WPA-PSKのAESで暗号化して、クライアントのノートパソコンにAESの共有キーを入れれば完了。
それだけならたいしたことはなかったんですが、
「もう一台、デスクトップが有線LANでつながってるんですけど、コレを無線LANにはできませんか?」
…うーむむむむ…このパソコンは無線LANは内蔵してないので、アダプタが要るんですが…。
「コレですか?」
と出てきたのは、Nintendo Wi-Fi USB Connector。
ニンテンドーWi-Fi USBコネクタ

任天堂 2005-11-23
売り上げランキング : 81
おすすめ平均 
これはいい☆
やっぱり純正!
3本立つものの
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…( ̄△ ̄;
い、いや、それは…。
どうやら、今まで無線LANの親機がなかったので、コレを使ってWiiなんかをつないでいたようです。
でもコレは、無線LANの子機ではなく、Wiiなんかからすれば、無線LAN親機となるもの。
働きが違うんですけどねぇ…。
説明書には、通常の無線LANアダプタとして使うようなことはもちろん書いてません。
必要でしたら、似たようなUSBタイプの無線LANアダプタがあるので、そちらを使ったほうがいいですね。
PLANEX Wi-Fi USBアダプタ(ブルー) GW-US54Mini2B

プラネックス 2006-12-15
売り上げランキング : 18109
おすすめ平均 
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このアダプタなんかは、子機にも親機にもなります。
実際、私も使ってます。安かったもので(笑)
でも、私の環境も、親機として無線ルーターがあるので、親機機能は興味本位でしかなかったんですが…。
要するに、こういうのの方が確実ですよ、という話。
しかし…価格的に大きな違いはないので、こういうのと基本は同じはず。
何とかすれば使えるんじゃないのかなぁ…。
…
……と、気になっていたので、たまたま中古で売られてた、ニンテンドーWi-Fi USBコネクタを手に入れました。
ダメ元で、子機として使えるかどうか、いろいろ試してみました。
-----
あれこれぐぐってみたら…意外と同じことを考えて実践してる人、いるもんですね(笑)。
今回参考にしたのは、こちらのブログ。
Wi-Fi USBコネクタの代わりに WLI-U2-KG54 を使う為のパッチ :Panyawoさんのブログ
この記事は、実際にはバッファロー製「WLI-U2-KG54」シリーズを、ニンテンドーWi-Fi USBコネクタとして使えるようにしてみる、という記事。
でも、最後の方に、
他にもBUFFALOのドライバ&アプリに使われている
WLI-U2-KG54のPIDを Wi-Fi USBコネクタのものに書き換えても
使えるようになると思いますが、
動作確認していないのでよろ
まあ、自己責任で
※普通の無線LANアダプタとして使うのはどうやら駄目っぽい
…とは書いてあります。
一度やってみましょう。
今回はVistaでやってみました。
※以下の作業はあくまで実験であり、実施する場合は自己責任です。何があっても当方では責任は持ちません。やるならそれなりの覚悟で。質問は受け付けません。
- バッファローのサイト、ドライバーダウンロード BUFFALO Wireless LAN Driver Diskで「Ver.10.52(2008年8月5日掲載)」をクリック、「wdrv-1052.exe」をダウンロード。実行はせずに「保存」。
- ダブルクリックして起動、インストールソフトがインストールを始めるところで「キャンセル」で閉じます。
(インストーラー内のドライバを展開したところで止める)
- 同じ場所に「wdrv-1052」というフォルダができているので、その中の「U2KG54」フォルダを開く。
- 2000/XPなら「Win2000」フォルダ、Vistaなら「WinVista」フォルダを開く。
- フォルダ内にある、拡張子「inf」のファイルをメモ帳で開き、「USB¥VID_0411&PID_008B」の記述を検索。
2000/XP用なら2箇所、Vista用なら1箇所あるので、「USB¥VID_0411&PID_0066」に書き換える。
(要するにWLI-U2-KG54のドライバのPIDを書き換え、あたかも「Wi-Fi USBコネクタ」が「WLI-U2-KG54である」かのように見せかける)
- ニンテンドーWi-Fi USBコネクタをUSBポートに刺しこみ、2000/XPなら「Win2000」フォルダ、Vistaなら「WinVista」フォルダを指定する。
- 「BUFFALO WLI-U2-KG54 Wireless LAN Adapter」として認識され、ドライバがインストールされて、使える状態となります。
- あとは、適当なソフトなり手動なりで、接続設定をすればつながります。
※繰り返しますが自己責任です。
認識しないとか、つながらないとか、そういう質問は全て却下します。
メーカーもサポートしません。電話しても無駄です。
いじった結果で何かが起こっても、自分自身で何とかできる人だけがいじってください。
※基本的には、これはあくまで「やってみたらできた、という『実験結果』」です。
バッファローが開発した製品ではあっても、バッファローの製品ではありませんので、ダウンロードしたドライバは本来はそれ用のものではありません。使い続けるのであれば自己責任で。リスクを考えるなら、こういうヤヤコシイことをする価値は全くありませんので、素直に2000円もしないUSB無線LANアダプタを買ってください。
ところで、私が別に持っていたUbuntuをインストールしたノートパソコンでは、こんな苦労はどこ吹く風で、単に突っ込めば認識して、無線子機として使えるようになってしまったことは内緒です。
どこが内緒やねん。
2009年05月16日(土) ソフトウェアアップグレード関連, ソフトウェア不具合関連(設定不良), ネットにつながらない・遅い, ハードウェア不具合関連(無線LAN), パソコン・インターネット, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき | 固定リンク
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2009年5月14日 (木)
メールは届いたはずなのに…。
こちらは別件のついでの話。
「変な英語のメールが返ってくるんです。どうも届いてないような意味の英語でしたので、送りなおしたんですが、本人に聞いてみたら、送りなおさなくてもちゃんと届いてたんです。このメールってどういう意味ですかね?」
…うーん…。
なんか聞いたことがあるぞ…。
-----
そのエラーメールをよくよく見せてもらったら…ああ、やっぱり。
携帯電話のメールアドレスに届いていない、という旨のエラーメールです。
…これはどんな内容のメールを送ったものですか?
「ええっと、最近買ったデジカメで撮った写真を何枚か添付して、パソコンのメールアドレスに送ったんですけど」
…ああ、そうでしょう。そうですよね…。
それで、メールが届いているのにエラーメールが返ってくる、ということは…。
送り先の人が、携帯電話へ転送するように設定していたのが原因です。
ここが図入りでわかりやすく書いてあります。
エラーメールが届いたら :au one net 会員サポート
要するところ、送った人のメールは目的のサーバーまで届いていたのですが、そこから転送をかけて失敗した結果が、その辺の事情は関係ないはずの「送り主」に戻っていたのです。
今回は、「最近のデジカメで撮った写真」のデータを添付していたとのことですから、携帯電話では容量オーバーで受信できなかったのでしょう。
実は私も、ずいぶん以前に、同じ失敗をしたことがあります。
携帯電話ではなく、レンタルサーバーのメールボックスだったんですが、保管の意味でメールマガジンやメーリングリストの転送をしていたら、レンタルサーバーのシステムの問題で届かなかったことが何度かあり、エラーメールが返されて、メールマガジンやメーリングリストの配信が止まってしまったことがあります。
単に保管のためのみだったので、放置していたのが失敗要因ですね…。
転送サービスをしていたプロバイダに「何で送信元にエラーメールを返すんだ??」とクレームを入れたことがありましたが、
メール転送をする場合は、転送先のケアも充分にしておかないとダメですね…。
今回のケースは、おそらくメール着信をすぐに察知するために、携帯電話へ転送していたのだろうと思います。
携帯電話会社によっては、少々の長さのメールであれば受け取れてしまうわけですが、巨大な添付ファイルまでは受け取れなかったようです。
私が利用している@niftyは、この辺が充実していますので、大変便利に使わせてもらってます。
メール転送 :@nifty
迷惑メールを転送しないでおいたり、フィルタリングで転送しないメールを指定できたり、いろいろ充実してます。
携帯電話へは、
モバイルメールプラス :@nifty
本文を転送せずに、「メール着信通知」のみを送ることもできますし、携帯電話からパソコンのアドレスで返信をかけることも可能です。
まぁ、今回のお客様はそこまでバリバリ使われているわけではないので、とりあえずエラーメールが返ってきてしまうからくりを説明すればいいのですが、送信先の方の問題ですので、こちらの設定で解決はできません。
理屈を先方にお知らせして、対処していただくぐらいしかできませんね…。
とりあえず、メールで写真を送るにしても、デジカメで取ったものをそのまま送ると大きすぎて扱いづらくなる場合も多いので、「メールで見てもらうだけ」であれば、縮小して送ってあげても充分です。
メール添付で縮小するのは、かなり簡単なやり方があります。
2006年4月19日 (水) :OutlookExpressへの縮小写真添付。
こちらのやり方で、大きさを640x480程度にしておけば、印刷などの素材に使わず、スナップ写真として見てもらう程度なら、なんら問題はありません。
携帯電話で見てもらえるかどうかは微妙ですが…。
2009年05月14日(木) ソフトウェア不具合関連(設定不良), パソコントラブル, パソコン・インターネット, メール送受信関連, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき, 迷惑メール関連 | 固定リンク
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2009年5月12日 (火)
無線セキュリティ設定画面の「設定」ボタンが押せない。
こちらは無線LANの設定がうまくいかない、とのことでのご訪問。
まぁ、無線LANというのは「うまくいかない」のはいろんな理由があるので、電源の入れなおし程度で治るもの以外は、やはりご訪問でないとうまくいきません。
一応は説明書を読みながら、あれこれいじって、初期化までやってみたけれどダメだったそうで。
うーん…なにやら変な地雷が埋まってそうな…。
-----
お伺いして状況確認。
…とは言っても、初期化までやってみたモノですから、つながってない状態を確認する以上のことはできませんが、やったことと、やろうとしていることの確認。- パソコンを買い換えたので、セキュリティ設定を含めての無線LAN接続のやり直し
- Vistaノートパソコンで内蔵無線LANなので、専用の接続ソフトがXP用で使えない
- 初期化してしまったので、有線ででもインターネットにつながらない
…ははぁ…なるほど…それは大変でしたね…。
ルーターは、コレガのCG-WLBARAGL。
…これって…回線はNTTのBフレッツ(光)ですし…もしかして、光をひいた時にタダでもらったものでしょうか?
「いいえ、自分で買ったものですよ」
…そうですか…。
Bフレッツのキャンペーンで配られたコレガの無線ルーターは、ロット不良と言われても仕方がないぐらいにトラブルが多かったのですが、今回は違うようですね。
まずは基本どおり順番に設定をしていきましょう。
LANケーブルでパソコンとルーターをつなぎ、IPアドレスが取れたことを確認し、説明書どおりに設定画面を開く。
このルーターの場合は、「 http://192.168.1.1/ 」で設定画面が開きます。
ユーザー名、パスワードを聞かれますが、ユーザー名「root」、パスワードは空欄で「ログイン」。
説明書どおりに、先にPPPoEの設定をしてもいいのですが、ここは無線を先にやりましょう。
私は、無線ルーターの設定をする場合は、先に無線LANの設定をやります。
無線を飛ばすぐらいですので、たいていは、無線ルーター設置場所とパソコン設置場所は離れています。
特に一発ボタン(「AOSS」および「らくらく無線スタート」)の場合、先にWAN側の接続をすると、バタバタ走り回ったり、電波が届かなくてつながらないという面倒なことが待ち受けているというリスクを回避できるからです。
先にパソコンのすぐそばで設定してしまえば、少なくとも「電波が出てなくてつながらない」はわかりますし、一発ボタンもすぐに押せます。
このルーターは一発ボタンはないので、有線でつながったパソコンから、無線LAN設定の画面を開いて設定をする必要があります。
その意味でも、パソコンの近くにルーターをもってくる必要があったりするわけですが。
無線LANの基本設定画面でESSID(親機の名前・「SSID」という機種もあり)を確認して、無線LAN内蔵のパソコンから無線親機一覧を表示、同じESSIDがあることを確認。
そのまま接続するとセキュリティ無しになるので、無線セキュリティ設定画面で、WEPなりWPAなりの設定をしてあげる必要があります。
ということで、WEPにしてWEPキーを入力して…ってあれ??
設定ボタンがグレーアウトのままです…。
おかしいなぁ…。
WPA-PSKとか、いろいろ変えてみても同じ。
やはり設定ボタンが押せないのです。
うーむむむむむ。
しばし悩んで、改めて説明書を読んでいると…。
Q&A(メーカーサイトにPDFであります)を見てみると、13ページにこんなことが書いてありました。
JUMPSTARTに対応していない子機は使えないの?
コレガ製品以外の子機は使えないの?
無線LAN内蔵のパソコンは使えないの?
使用できます。環境に合わせて次の手順でお使いください。
お使いの子機に付属されているソフトウェアから無線ネットワークを検索し、親機の
ESSID に接続する必要があります。親機のESSID の初期値は、「Jumpstart-P1-
xxxxxx」(xxxxxx は製品ごとに異なります)となっております。お使いの子機に付属さ
れているソフトウェアから「Jumpstart-P1-xxxxxx」を検索して接続してください。接
続してから、「JUMPSTART を無効にするには?」をご覧になり、JUMPSTART を無
効にし、無線セキュリティの設定を行ってください。
…ああ、なるほど。
ジャンプスタートを無効にしないとダメなのね。
ということで、説明書どおり、ルーターの設定画面から「システム設定」よりJUMPSTARTを「無効」にしたら、WEPでもWPAでも設定ボタンが押せるようになりました。
暗号化をかけて接続確認。
インターネット接続を実施し、何度か再起動をかけて、問題なくつながることを確認して、完了です。
-----
この記事を書くにあたり、改めてこのルーターを調べてみたら…。
CG-WLBARAGL ファームウェア ダウンロード :株式会社コレガ
更新履歴
Ver1.03t- ルーター機能無効時のIPv6マルチキャストサービスへの対応を改善しました
Ver1.02- ルーター機能無効(APモード)時の動作の安定化
- PPPoE接続時、本体宛以外のPPPoEパケットに対してPADTを返答していた動作を修正
- Unnumbered IP+Private設定時、ローカルIPのPCから、グローバルIPのPCにアクセスできなかった動作を修正
- ステータスページの無線状態のメッセージを変更
Ver1.01
- 工場出荷時状態で、JumpStart非対応の無線クライアントも接続できるように修正
- JumpStartの設定を何もしない場合、最後に無線LAN通信を行ってから8時間無線通信が無いとJumpStartを無効にする機能を追加
- バーチャルサーバ設定でのUI表示の不具合を修正(最大登録数:20個)
- ルータ機能を無効にした際に、UPnPも無効にするように修正
- チャンネル変更ができない場合がある不具合を修正
- 無線セキュリティ設定時のUI表示の不具合を修正
Ver1.00
…( ̄△ ̄;
ええっと…要はファームウェアが初版のまんまだったってことなんですよね…。
まぁファームウェアアップデートの作業は、リスクがありますので、とりあえずつながってるなら、あえて触らない方がいいんですけどね。
それにしても、「らくらく導入ガイド」という説明書(メーカーサイトにPDFであります)を読んでもわかるとおりで、ジャンプスタートって、SSIDで「JumpStart」って出てますし、親機がジャンプスタートを無効にしていないと、対応している子機側の操作だけでつながってしまうので、ある意味セキュリティになってないって気がするんですけどねぇ…。
今回はジャンプスタートを無効にしたからいいものの…ジャンプスタートが無線セキュリティの主流になれなかったのはわかる気がします。
もしこれが主流になっていたら、対応子機は対応親機につなぎ放題ですので、セキュリティはあって無きが如しですからねぇ。
もう少し後のJumpStart機は、確か親機にボタンがあったように記憶してますが…結局ボタンを押す方向にしたのなら、最初からボタンを押す仕様だった「AOSS」や「らくらく無線スタート」より優位性はないですよね。
実際、ジャンプスタートを使っている人にはお会いしたことがありません…。
2009年05月12日(火) ソフトウェア不具合関連, ソフトウェア不具合関連(設定不良), ネットにつながらない・遅い, ハードウェア不具合関連(無線LAN), パソコントラブル, パソコン・インターネット, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき | 固定リンク
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2009年5月10日 (日)
「つながらない」の意外な理由。
こちらは「インターネットにつながらない」のお客様。
無線ルーターご利用で、無線子機のパソコンが全て使えないとのこと。
であれば…- 回線が止まっている
- モデムが止まったor壊れた
- モデム前後で断線
- 無線ルーターが止まったor壊れた
- 電波障害
といったところが考えられます。
それほど難しい話ではないと思うんですが…。
実際には、確かにそれほど難しい話ではなかったのですが…これはわかりづらかったんじゃないかと…。
-----
お伺いして現象確認。
回線は、フレッツ光プレミアム。
ルーターは、バッファローのAOSSが出たての頃の無線ルーター。
確かにインターネットにはつながらないです。
でも、無線はつながってます。
しかし、IPアドレスがもらえてないので、無線ルーターが止まってるか、CTUが止まってるか…。
無線ルーターは、ちょっと古いタイプなので、CTUとの接続は、WANポートではなくLANポート。
つまり、ルーターのDHCPを停めて無線ハブになっているわけですが…よくよく見ると、つながっているポートのランプが点いていない。
CTUにつながる「きしめんケーブル」を何度か刺しなおしをしても点かない。
普通は、ケーブルがつながったらランプが点くはずですが…はて?
常備しているメンテ用LANケーブルをつないでみたら…ランプが点いた。
パソコンもインターネットにつながった。
はい、きしめんケーブルが犯人で確定です。
それはいいんですが…きしめんケーブルの外観をいくら確認しても、異常らしき部分が見つからない。
踏んづけた跡とか、切り傷とか。
もう一度きしめんケーブルで接続してみたが、やはりつながらない。
メンテ用ケーブルに代えたら、つながる。
接続ポートをいろいろ変えてみても、やはりきしめんケーブルではつながらない。
うーん、きしめんケーブルが犯人なのは間違いないけど、外観の異常は見当たらない。
その辺をお客様に説明しましたら、
「よーわからんけど、とにかくケーブルを換えたら直るんですよね。買ってきますわ」
残念ながら、お客様にお渡しできるLANケーブルの在庫がない状態でしたので、そういう形で今回は引き上げです。
実はここ最近、2回ほど同じように「きしめんケーブル」でのトラブルがあったんですが、今回は短いものすら在庫がなかった状態で、もう1回はかなり長めのケーブルでした。
まぁ、私も配線屋さんではないので、残念ながらそこまでは用意周到にできません。
どちらかというと、無線LANのセッティングの方が多いですしね…。
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LANケーブルで言えば、こんな具合に「外観は問題なし」というトラブルって、意外とないわけじゃないんですよね。
たとえば…- ケーブル断線はしてないけど、机や椅子の脚で踏んづけられていた
- 自作ケーブルで、接続は導通レベルでは問題ないけど、より線の色や順番を間違えていた
といったところ。
LANケーブルって、ものすごいスピードで電気信号がやり取りされるものですので、テスターで当たってみて「直流では導通してる」だけではダメなんですよね。
束ねてあるケーブル内で「より線」になっていたり、順番が決まっているのは伊達ではないのです。
これをテキトーに接続して「導通してるからおっけー」とかではダメです。
自作ケーブルではこれがあるので、あまり信用ならないことがあります。
ですので、きちんと「より線」の色と位置を合わせる必要があります。
参考資料:LANケーブルの作り方 :実用・電子工作
それに、たんすや戸棚の下でペッチャンコにしていたりとかでは、「より線構造」(ツイストペア)の意味がなくなったりしますので、高速伝送はできなくなってしまうのです。
参考資料:計る測る量るスペック調査隊:LANケーブルの仕組みを理解して自作せよ (3/3) :ITmedia エンタープライズ
まぁ要するところ、買ってきたケーブルを、踏んづけたりしないように取り回しをしておく必要があるわけです。はい。
とはいえ、今回のトラブルのように、近いところにあるはずのルーター(今回はCTU)と無線ルーター(アクセスポイント)は、こういうトラブルって、本来は少ないはずなんですけどね…。
2009年05月10日(日) 定番トラブル, ネットにつながらない・遅い, ハードウェア不具合関連(有線LAN), ハードウェア不具合関連(無線LAN), パソコントラブル, パソコン・インターネット, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき | 固定リンク
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2009年5月 8日 (金)
低速回線でVistaを使うと…。
こちらはウイルス対策ソフトのセットアップご依頼のお客様。
今回のウイルス対策ソフトは、ウイルスセキュリティZERO。
やはり毎年の更新料金がかからないのがポイントだったそうです。
まぁ、毎年数千円の請求が来てると、何とかならないかと思うのは人情でしょう。
しかし、今回は「セットアップがうまくいかない」とのことでご連絡いただきました。
うーん、買ったばかりのVistaのノートパソコンですので、この手のソフトで、基本的にはうまくいかないことはほとんどありません。
最近はすでに他社のが入ってると、「外しなさい」とか「外します」とか出ますし。
それに、このウイルスセキュリティZEROのセットアップって、かなり簡単な部類なんですけどねぇ…。
お伺いして、その意外な要因に驚かされることになったわけですが。
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お伺いしてみると…どうもパターンファイルの更新ができない状態のようです。
更新をかけてみると、どうもデータベースが壊れているとかで、「再インストールしなさい」とかメッセージが出ます。
(残念ながらスクリーンショットを撮り損ねました…)
まぁいずれにせよ、ウイルスセキュリティZEROは、アンインストールも再インストールもかなりお手軽なので、とっととアンインストールして、インストールしなおしましょう。
ということで…再インストールはすぐにできました。
ウイルスセキュリティZEROは、インストール完了直後に、ネットワーク接続が確立している場合、自動でアップデートがかかります。
実はこの辺がポイントで、
ウイルス対策ソフトの、インストール直後の自動アップデートはかなり重要なのです。
この辺は、他社のウイルス対策も同じような部分はあります。
基本的には、インストール時に、そのバージョンの最新のエンジンにしなければならないので、やはり同じようにインストール中もしくは完了直後に自動でアップデートがかかり、何度か再起動を余儀なくされることがあります。
ウイルスセキュリティZEROの場合は、インストール完了後、これがかなり迅速に開始されますので、手動アップデートをかけても、「自動アップデート中は手動でのアップデートはできません」とかいうメッセージが出ます。
これが出たら、アップデートが終わるまで待たなければなりません。
途中で再起動とかかけると、またやり直しになるので、待っていた方が確実です。
しばらく待てば、アップデートが完了した旨を知らせるウィンドウが開いて、再起動を促すはずです。
これをきちんとやらないと、あとあと動作がおかしくなることがあります。今回もおそらくそれだったのでしょう。
…
………
………………お、終わらない…。
おかしいなぁ…光回線なんかだとものの十数秒で出るはずだし、データの流れを示すモデムのランプの点滅はしてるんだけど…。
…そこでピンと来た。
お客様に回線契約の種類を聞いてみたら…ああ、やっぱり…。
接続コース案内/ZAQスーパーライトコース :ZAQ 入会案内
上り通信速度 (upload) 最大: 128Kbps(ベストエフォート)
下り通信速度 (download) 最大: 1Mbps(ベストエフォート)
接続先までのトラフィックや環境により変化し、速度を保証するものではありません。
…最大1Mbpsしかもベストエフォート。
うーむ、これだと、めいっぱいの最大でも、秒間128KBの転送がやっとですよね…。
しかも、今回はVistaですので、Vista自身のアップデートも取りに行ってるでしょうから…うーむむむ。
時間がかかるとはいえ、これをやらないと、また同じ状態になりかねない。
メーカー製のVistaパソコンであれば、説明書どおりに初期セットアップをすると、Vista自身が有無を言わさずアップデートファイルをガンガン取りに行く設定になります。
低速回線だと、この辺は、使い方を考慮してきちんとチューニングしておかないと、ただでさえ遅い回線をアップデート用データが帯域を圧迫し、とてもじゃないですが使えない状態になりかねません。
で、1時間近く待ちましたが、どうにも終わらない。
しかも、このままでは、どれぐらい進んでいて、いつごろ終わるのか見えない。
それでは、といったん再起動をかけて、LANケーブルを抜いてみる。
これで自動アップデートはかからなくなります。
起動が完了した時点で、手動アップデートをかけ、「ネット接続がないのでできません、再接続しますか?」といった表示を出しておき、LANケーブルを接続。
今度はファイル数とプログレスバーが出てきたので、先は見えるのですが…遅い。遅すぎる。
とりあえず、次のお客様の約束もあるので、とにかくアップデートが終わるまで触らないように置いといてもらうことに。
次のお客様の案件を片付けて戻ってきたら、ようやく終わっていた。
再起動をかけ、改めて手動アップデートをかけてみたら、「最新版です」と出た。
これでようやく完了です…。
Vista自身のアップデートは、時間をかけてでも勝手にやるでしょう…。
要するところ、
Vistaでインターネットするなら、必ず高速回線で。
中途半端な低速回線は、アップデートファイルのダウンロードに時間がかかることで、システムのパフォーマンスを下げ、アップデートが遅れて危険性を上げるだけ、ということになります。
その辺は、お客様自身も目の当たりにしておられましたので、高速回線へのアップグレードをご検討することになりました。
作業が終わってから回線速度を測ってみたら…なんと下りで128kbpsしか出てませんでした…。
おそらくVistaのアップデートファイルのダウンロードが帯域を圧迫しているのもあるのでしょうけど…。
実際にYahoo!Japanのトップページを開くにも、かなりの時間がかかります。数字はあながち嘘ではないのでしょう。
同じZAQで「スタンダードコース」の5Mbpsでも、そこそこ使えるはずで、月額で1400円のアップは微妙ですが、ご検討の価値はあると考えておられました。
ぜひとも速い回線で使うことをお勧めいたします…。
2009年05月08日(金) 定番トラブル, ウィルス・スパイウェア関連, ソフトウェアアップグレード関連, ソフトウェア不具合関連(セキュリティホール), ネットにつながらない・遅い, パソコントラブル, パソコン・インターネット, フリーズ・ブルースクリーン・再起動・電源切れる, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 初期セットアップ関連, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき, 起動しない・起動が遅い | 固定リンク
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2009年5月 6日 (水)
メールの返信の作法。
こちらはメールについてのご相談のお客様。
お客様の環境はWindows Vista Home Premium、メールソフトはWindowsメール。
「もらったメールをそのまま返信したら、写真とかが全部ついたまま返信してしまって怒られたんですが…」
…え、えーと…はい?
当然ながら、こちらのお客様も初心者。
電話だけではどうにもならない(そもそも状況をうまく伝えることができない)のでお伺い。
いつもどおりいつものごとく、私自身の使用状況では経験し得ない事態が…。
-----
お伺いして現象を確認。
うーん、なるほど…どうやらHTMLメールでの話らしい。
要は、HTMLメールで、本文中にイラストや写真を多用した、いわゆる「表現力の豊かなメール」を送ってもらったのはいいんですが、それに対して返信をしてしまうと、もらったメール本文全てをそのままくっつけた状態で本文が作られてしまうのだ。
「これを返信したら、
『返信で全部返す必要はないからカットして返信しなさい!』
って怒られたんです…でもねぇ…どうやればいいかもわかりませんし…」
…( ̄△ ̄;
い、いやぁ…古くからメールを使ってる人間からすると、「HTMLメールはマナー違反」という認識でしかないんですけど、こういう世界を目の当たりにすると、「HTMLを使うのはマナー違反です」とか言う方がどうかしてるんじゃないかと思われてしまうような気がしてきました…。
今回のお客様も、年金生活のご年配の方。
HTMLメールを送ってこられた方も、定年後のご年配の方。
こんな具合に、わりと積極的にパソコンを使われている方は、
「パソコンは老後のたしなみの一つ」
といった認識の方も多いようです。
ですので、- 普通のメールではなく、写真やイラストや、音まで出るHTMLメール
- ブログなどではなく、JavaスクリプトやJavaアプレットを多用したり、音まで出るホームページ
を好んで実践している人の多いこと多いこと…。
いや、それ自体は別に悪いとは言いませんが、- やたらと人に押し付ける
- それができない人に対して「遅れてる」とバカにしたように言う
という人がまた多いんですよね…これは勘弁してほしいですね…。
自分の親ぐらいのご年配の方に「今どきの若いものは…」と言うのはまた違いますけど…ねぇ。
私自身は、HTMLメールも、Javaスクリプトを使ったホームページもやりません。
しかし、あくまでも個人的見解ですが、こういう人たちが喜んで使うスクリプトで、特に音が出るとかマウスカーソルの形が変えてあるとか文字や絵が飛びまわるとか、私はこの程度のものは「必須の技術」だとは少しも思ってませんし、どっちかと言うと、ただのお遊びの領域だと思っています。
そういうホームページというのは、昔、ホームページビルダーで作るホームページなどで一時的に流行りましたが、その程度のものですね。
ちょっとした手間で使えるので、「ホームページ初心者」が好んで使ってました。
そういうところに凝るホームページは、見た目をガチャガチャいじるだけで、あまり中身が伴わず、総じて好みを押しつけるだけの「自己満足」的なものが多く、飽きの来やすいものとなってしまうので、個人的には、すぐに近寄らなくなってしまいますね。
HTMLメールも、Webビーコンがあるなど意外と危険ですので、基本は受け取らない方向ですし。
最近のホームページで、現実に使われているのは、どちらかと言うとFlashとかAjaxとかが目につきますよね。
Flashの要となるスクリプト言語「ActionScript」とは? :@IT
いまさら聞けない! FlashとActionScriptについて :@IT
古くて新しいAjaxの真実を見極める :@IT
いまさら聞けない、“Ajax”とは何なのか? :@IT
Flashというのは、Yahoo!などでよくあるマウスオーバーで拡大などの動きのある広告や、YouTubeなどの動画といったもので利用されている、HTMLなどでは実現できない動きができるもの。
Ajaxというのは、同じJavaスクリプトを使うにしても、Googleマップなどに代表される、サーバーサイドの処理と連携して、使い勝手を良くする方向で、他の技術を組み合わせて使っているもの。
今ホームページを作る技術屋さんであれば、こういうのまでいかなくても、少なくともブログシステムの構築をレンタルサーバーでできるぐらいじゃないとしんどいみたいですね。
ですので、職業としての「ホームページ屋さん」でもない限り、一般の人ができるのは先の「お遊び」Javaスクリプト程度で終わってしまうのが常ですが…正直なところ、それだけのものだと、
受け取る人にとっては、目にも耳にもウルサイだけ
という場合がほとんどです。
最近のホームページでは廃れてしまっているのはそのためだと思います。
…ええっと。
ちょっと横道にそれてますね。すみません。
HTMLメールの返信の仕方でしたね。
「いやぁ、前回は写真付きのメールに同じように返信したのに、今回のは全部くっついて返って行ったのでなんでだろう?と思ってたんですけど」
…はい?
よくよくお聞きすると、どうやら同じ人から来たメールの中に、HTMLメールではなく、JPEGファイルを添付したものがありました。
うーん…OutlookExpressやWindowsメールなんかだと、JPEGなどの画像ファイルを添付すると、本文の後ろに自動的に表示する機能がありますので、本文中に写真を挿入しているHTMLメールと見分けがつかないわけです。
いやぁ、これをご年配の方が「HTMLメールか」「HTMLメールでないか」を見分け、さらに「HTMLメールの場合には本文をカットする」だなんて芸当をマスターするのは難しいですよね。
単純な話、こちらのお客様はHTMLメールを受け取ることはあっても、ご自身がそれを積極的に使うことはほとんどないですから、設定で対処しましょう。

こんな具合に、Windowsメールのオプションの「送信」タブで、- メール送信の形式は「テキスト形式」にチェック
- 送信は「受信したメッセージと同じ形式で返信する」のチェックを外す
という設定にしておけば、一気に問題解決です。
「送信形式を絶対にHTML形式にしろ」と言う人はいませんからね。
また、先方の言うとおり、手動で「元の本文」を切り取るというのも、いちいちめんどうだとはいえ、「返信に元のメッセージを含める」というチェックを外すというやり方はあまりお勧めできないですね。
元の文書を参照しながら返信を書くことも多いですし、残しておくのが当然という見方もありますし…。
設定を切り替えると、返信メールの写真が一気に消えて、お客様はたいそう驚かれるとともに、喜んでいただけました。
まぁ、あまりこんなことは言いたくないですが、そもそも重いHTMLメールを送っておきながら、返信で「HTMLメールを返してくるな」と言うのも酷じゃないかと…。
2009年05月06日(水) ソフトウェア不具合関連(設定不良), パソコントラブル, パソコン・インターネット, メール送受信関連, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき, 迷惑メール関連 | 固定リンク
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2009年5月 5日 (火)
VistaでMicrosoft Office Keyboardを使う。
いまだ片付かない引越しの荷物の片づけをしていると、こんなキーボードが出てきた。

安いので買ったんですが、なかなかに打ちやすくてずっと使ってた、Microsoft Office Keyboard。
買ったのは3年ほど前だけど、WindowsXP登場とほぼ同時期に発売されたもののようだ。
速攻レビュー:Office対応キーボードの実力は?(2001年10月23日) :Itmedia News
早速Vista機につないでみると…なんと左側の大きなホイールが使えない。

このキーボードの大きな特徴であり、これが使えなければ、キーボード自体が打ちやすいとはいえ、ここまで幅を取るだけの意味がない。
ということで、マイクロソフトのサイトで調べてみると…。
ハードウェア製品 Windows Vista対応について
注) 製品の全ての機能をお使いいただくには、Windows Vista 対応バージョン 6.1 以上の IntelliType Pro キーボード ソフトウェア をインストールする必要があります。IntelliType Pro 6.1 は Windows Vista 32 ビット版および 64 ビット版に対応しています。
ITP 6.1 あり : Windows Vista 対応 IntelliType Pro 6.1 キーボード ソフトウェアをインストールした場合の動作結果
ITP 6.1 なし : Windows Vista 対応 IntelliType Pro 6.1 キーボード ソフトウェアをインストールせずに Windows Vista が標準で提供するドライバーを使用した場合の動作結果
No. | 型番 | 製品名 | ITP 6.1あり | ITP 6.1なし |
10 | E17-00007、E17-00119 | Office Keyboard | × ※2 | △ ※5 |
表中の記号について
○ 問題なく、動作します。
※2 IntelliPoint 6.1 / IntelliType Pro 6.1はこのデバイスをサポートしておりません。 IntelliPoint 6.1 / IntelliType Pro 6.1 をインストールせずにご使用ください。
※5 ホイールおよびテンキー上部のキー (= , ( , ) ) が正しく機能しないことが確認されております。
…うーむ。
要はこのキーボードはVistaではまともに対応していないってこと。
おいおいおいおい…そりゃないよ…。
何とかならんもんですかねぇ…。
…ということで、何とかしてみました。
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いろいろぐぐってみるものの、日本語では、公式サイトどおり「使えない」という情報ばかり。
そんな中で、英語で書かれたこんなサイトを発見。
Microsoft Office Keyboard RT9450 Vista Hardware Devices :TechArena - The Indian Perspective of Technology
…どうもドメインからしてインドの質問サイトらしい…。
で。
ここの回答の#7、「BarCode」さんの回答によると、
どうやら旧バージョンの「IntelliType Pro 5.0」であればいけるらしい。
しかし、それをダウンロードしようとして、真正面に
マウスとキーボード ソフトウェアのダウンロード :Microsoftハードウェア
ここからダウンロードしようとしても、IntelliType Pro 6.1以降(現時点では6.3)しかダウンロードさせてくれない。
それでは、ということで検索すると、
IntelliType Pro Software 5.0 (Windows XP および Windows 2000 用) :Microsoftダウンロードセンター
ここにあった。
ダウンロードして実行してみたら…。

プログラム互換性アシスタント
このプログラムには既知の互換性の問題があります。
オンラインで解決策が Microsoft Web サイトから利用可能かどうかを確認します。解決策が見つかると、実行できる手順を表示する Web サイトが自動的に表示されます。
…だそうです…。
とりあえず、セットアップファイルを解凍させるのが目的なので、ここはいったん
「キャンセル」をクリックし、
「C:\Program Files\Microsoft IntelliType Pro」フォルダ内のexeファイルすべてに対し、右クリックしてプロパティを開き、

このように「互換性」タブから「互換モード」内の「互換モードでこのプログラムを実行する」にチェックを入れ、「Windows XP (Service Pack 2)」を選択して「OK」をクリック。
改めて「setup.exe」をダブルクリックで起動してインストールすればよい。
もし、

また「プログラム互換性アシスタント」が出たら、その時は「プログラムを実行する(R)」をクリックすればいいです。
果たしてホイールは使えるのか…。
…使えました!!!
ほかにも、テンキー周りで使えなかったキーも使えるようになりました!
すごい。感動しました。
こういう解決方法もあるんですねぇ…。
…
……
………え?
別にホイール付きのマウスでええやん、って?
ホイール付きのマウスなら1000円もせず売ってるやん、って?
いやまぁ、そのとおりですけど、やっぱり使い慣れたものが使えなくなるって、なんか悔しいでしょ。
それに、このホイール、意外と存在感大きいし、使えればかなり便利なんですよ。
あと、テンキー部分にTabキー・「=」キー・括弧キー・BackSpaceキーがあるので、Excelとか使うのにかなり便利なんですよねぇ。

まぁもし皆さんもコレを見つけたら、ぜひお試しを。
…って、こんなの、もう中古ででも売ってないよなぁ…。
2009年05月05日(火) ソフトウェアアップグレード関連, ソフトウェア不具合関連, ハードウェアアップグレード関連, ハードウェア不具合関連, パソコントラブル, パソコン・インターネット, マウス・キーボード関連, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 日記・コラム・つぶやき | 固定リンク
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2009年5月 4日 (月)
こんなところにも経費削減?
連休です。
今年はかなりまとまった連休ということもあり、あまり依頼が入りません…。
時間ができたので、引越し後の部屋の片付け(!!)と、わんこの狂犬病などの予防接種をしてきました。
夏に向けて、後日、フィラリアの薬ももらいに行かないといけないので、たかがわんこでも、なにかとお金がかかります…。
さて、狂犬病の予防接種をすると、毎年、玄関先に貼るための「わんこマーク」ステッカーをくれるのですが…今年はなぜか年度の数字がありません…はて?

毎年、接種した年度を示す数字が、

こんな具合に入ってるんですけどねぇ…。
-----
もらった封筒をよくよく見てみたら…。

なになに…。
兵庫県の条例に「犬の所有者は飼い犬を飼養している旨の標識を掲示しなければならない」と規定されているんだそうだ。
へぇ。まぁ、昔から玄関先に貼ってましたから、別に抵抗ないですけど。
ただ、引っかかるのは、「平成21年度から兵庫県では標識の作成を取りやめることになりました」んだそうだ。
おいおい。
明石市では、登録・転入時には配布するのですが、「今年度に限り、狂犬病予防注射を受けた方にもお配りしますが、平成22年度から配布はありませんのでご了承ください」だってさ…。
で、どうするのかというと…「兵庫県のホームページからダウンロード」しろって。
なんかPDFで配布してますけど…。
作り方は以下の通り。引用しときます。
4 犬の標識の作成方法について
(1)作成方法
ア 標識の電子データファイルをお手持ちのパソコンに保存してください。
イ 保存ファイルを開き、設定を変更せずにA4サイズの用紙に印刷すれば完成です。
適当な大きさに切って掲示してください。
(2)注意点等
ア 標識の大きさはタテ55mm×ヨコ65mmです。
イ 印刷する用紙は、屋外に掲示するため、防水加工の施されたシール用紙が便利ですが、普通紙に印刷し、
その上から防水シールを貼っても掲示できます。
ウ 標識の劣化等にご注意いただき、見えにくくなった場合は、新しいものと取り替えてください。
だそうです…。
まぁ、すでに一家に1台以上パソコンがあるのが当たり前になったとはいえ、コレも「IT革命(死語)」の一環での経費削減ってことでしょうか…まぁステッカー程度なら別にいいんですけどね。
でも、何年かすると、色あせて見えなくなってくるなど、差が出てきそうな気がします…。
ってか、それならそうと一声かけてほしかとです…。
2009年05月04日(月) ニュース, パソコン・インターネット, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 日記・コラム・つぶやき, 趣味 | 固定リンク
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2009年5月 3日 (日)
256MBでXP。
新規セットアップなどでお伺いする場合、最近はかなりの確率で「買い替え」です。
全くの「初めて」の人は、ほとんどいなくなりました。
それだけパソコンが普及している、という証しなのでしょう。
しかし…ちょっとしたチューンナップでまともに使えるのに…というパソコンが多いのもまた事実。
今時の買い替え対象のパソコンは、ほとんどがXPの初期のもの。
そろそろWindows98は絶滅したようですねぇ…。
MeはUSBメモリを使うのにドライバが不要なので、まだ現役の場合もあったりでびっくりすることがありますが。
「このパソコン、起動が重たくて、もう寿命かな~と思って買い換えたんだけどね」
と言いながら電源を入れてくれて、起動を見守っていると…5分経っても砂時計。
…うーん、こりゃ確かに。
で、システムのプロパティを表示させたりすると…メモリとCPU表示が出るまでに、異様に時間がかかります。
ようやく出てきたら、たいていはメモリ容量が256MB。
たまに128MBでSP3があたっているものがあったりで、目が点になりそうなものもあります…。
…うーむむむむむ…でも、これは…。
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起動が遅いのは確かなんですが、CPUは、ペンティアム4とかアスロンXPとかで、1GHz~2GHzだったりすることも意外とあります。
2GHz近くあるものが、なぜにこんなに起動が遅い?
2006年5月20日 (土) メモリ増設の必要性。
まぁこんな事例のように、単純にメモリが少ないだけというのもありますが、ほとんどの場合は、
無理くりにウイルス対策ソフトをインストールしてるから
ですね。
そういうお客様は…あえてここで名指しはしませんが、ほぼ例外なく、某「超大手の光回線」です。
2008年5月21日 (水) 起動に30分かかります。
この例は極端ですが、意外とよくある話です。
IPv6非対応の無線/有線ルーターが間に入ると、IPv6関連は無駄以外の何者でもありませんので外してしまえばいいのですが…。
インストールCD-ROMを説明書どおり一通り実行したら有無を言わさずインストールされてしまう、標準装備のウイルス対策ソフトがあるわけで、これが足を引っ張っています。
256MBでも動作するように作られていますが、ほとんどの場合、256MBでは話になりません。
「光回線にしたら速くなる!」という光幻想が幅を利かせていた3年ぐらい前は、こういう事例があとを絶ちませんでしたねぇ…。
XPもSP3が出て早1年。
それでも、256MBで無理くり使っている人は、決して少なくありません。
「遅い遅い」と言いながら、我慢して使っておられます。
遅いといえば、
2007年9月24日 (月) メモリを増設したのに速くならない。
こんな具合に、せっかく1GBぐらいに増設しているのに、全く速くないどころか遅くなっていることもあります。
どうやらこれはXPの悪い癖のようで、特に256MBから1GBへ一気に増設したりすると、目立って発生する現象です。
これを知っている販売店は、意外と少ないようです。
そんな店で増設してもらって、メモリ増設も効き目がなく、「寿命かなぁ」とおっしゃるお客様も多いです。
仮想メモリの設定を変更してあげると、廃棄予定だったパソコンがびっくりするぐらい速くなって驚かれるお客様もおられました。
XPをご利用の方で、買い替えを検討されている方は、すぐにでもメモリ増設をご検討されることをオススメします。
よほど初期のXPパソコンでもない限り、デスクトップならDDRメモリですので、今時は2万円もかからず増設できますし、その後の仮想メモリの設定さえきちんとしておけば、驚くほど快適に動作します。
Windows 7年内発売へあと一歩、 RC版のダウンロードがスタート :日経トレンディネット
このように、Vistaの後継「Windows7」は、年内発売の見通しが濃厚です。
しかし!XPもVistaもそうであったように、1年間、SP1が出るぐらいまでは様子見です!
XPを使い倒して、Windows7が出たら即買い替え!と考えている人は、少なくともあと1年持たせなければなりません。
あと1年を快適に過ごすためにも、メモリ増設は必須ですよ!
ということで、古いXPパソコンは、メモリ増設を含めて、この際、あれこれメンテして快適にしませんか?
宅配便にて全国対応しております。詳しくはこちら。
フリーダイヤルも始めましたので、お気軽にどうぞ!
2009年05月03日(日) 定番トラブル, ウィルス・スパイウェア関連, ネットにつながらない・遅い, ハードウェア不具合関連(メモリ), パソコントラブル, パソコン・インターネット, フリーズ・ブルースクリーン・再起動・電源切れる, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき, 起動しない・起動が遅い | 固定リンク
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2009年5月 2日 (土)
qttask.exeとの闘い。
こちらは「インターネットにつながらないんです」というお客様。
パソコンはWindowsXPのノート型。
お伺いしてみると…インターネットにつながらないんではなく、どうも全体的に動きがおかしい。
起動に異様に時間がかかるし、ブラウザを立ち上げてもなかなか表示しないし、表示しても「ページを表示できません」。
うーん…なんだこりゃ?
こういう「もっさり」した動作の場合は、タスクマネージャを起動して、どのプロセスがCPUを占有しているかをチェックすればわかりやすいです。
ということで、Ctrl + Shift + Esc を押してタスクマネージャを起動。
タスクマネージャの起動には、Ctrl + Atl + Del での起動させようとする人も多いのですが、これは設定によってはタスクマネージャが直接起動しないで、切り替え画面が出てくる場合があり、ショートカットキーとして適切とはいえません。
ほか、タスクバーを右クリックしてメニューから起動という手もありますが、こういう具合に、プロセスが異常に高負荷で反応が鈍い場合は、あまり確実ではありません。
ということで、タスクマネージャで確認してみると…なにやら qttask.exe とやらが99%~100%も占有している。
確かコレは、QuickTimeの一部だったと思ったけど…な、なんで??
怪しいプロセスは終了させるに限る。
qttask.exe を選択し、終了させてみたが…終了しない。エラーメッセージすら出ない。
この化け物が!落ちろ!落ちろぉ!
…とは言いませんでしが、そんな気分でした…うーむむむむ。
-----
お客様いわく、「朝起動したらこうなっていた」んだとか。
まあいわゆるアレです。
この手のトラブルで皆さんおっしゃるセリフ。
「昨日までちゃんと動いてたのに」
ですね。
パソコンのトラブルってほとんどはそうなんですよね。
お客様は、普段はトラブルなんてほとんど経験しないので、そうぼやいてしまうのは仕方のない話です。
でも、ぼやき・つぶやきなら気持ちはわかるんですが、
「昨日までちゃんと動いてたんだから、なんで直らないんだ!」
とねじ込んでくるお客様には閉口してしまいますね…。
パソコンも機械モノなんですから、突然壊れて、復旧の難しい状況になるなんてことは、ない話じゃないです。
「昨日までフツーだったんだから軽症だろう」とか「パソコンだからすぐ治るだろう」なんてことはないんです。
まぁそれはそれ。
-----
とりあえず、持ってきたメンテ用パソコンでぐぐってみたら…なんか、結構同じ症状で悩まされてる人は多いようですねぇ。
まさか・・・ウィルス? : いつかどこかで - 楽天ブログ(Blog)
CUPが常に100% :MSN相談箱
ここの症状はかなり似てます。
タスクマネージャから、qttask.exe を終了できないところも同じ。
ということで、いったん再起動でセーフモード。
セーフモードだと問題なし。
つまり、通常モードで起動する何か余分なプロセスが足を引っ張ってるのは間違いない。
タスクマネージャで確認したら、qttask.exe は起動してません。
前述の通り、コレはQuickTimeの一部で、起動を早くするためにあらかじめ常駐しておくもの。
お客様の環境では、iTunesがインストールされていたので、そのためでしょう。
msconfig コマンドで、それ関連のスタートアップ項目を止めればどうでしょう。
qttask と iTunesHelper を停止して通常起動。
…どうやら問題なさそうです。
コレが犯人で確定ですね…。
「iPodとか今は使ってないので、それ外してもらっていいですよ」
とのこと。
まぁそれならそれでいいんですが…。
QuickTimeのアンインストールをかけたら、途中で固まりやがりました…。
ええい、アップルのソフトウェアは化け物か?!これだけの攻撃でも!
…とは言いませんでしが、そんな気分でした…うーむむむむ。
しかし今回、お客様はお急ぎのご様子。
引取修理とさせていただくことになりました…。
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アンインストールもままならないとは…どういうことだろう?
とりあえず、先の事例にもあるとおりに、バージョンアップをかけてみよう。
意外と古いバージョンでしたので。
最新版のインストーラーをダウンロードして、インストールをかけてみたら…やっぱり固まった。
どうも特定のコンポーネントをいじろうとしたらおかしくなるようだ。
うーん…こうなると、原因が特定されないままになるのであまり使いたくはないですが、「システムの復元」をやってみるしかないでしょう。
お客様が症状を訴えた日の前後は、いくつかシステムが作ったチェックポイントがありましたが、それしかないので、何かインストールしたとかではないようです。
ということで、症状が出た日の前日のチェックポイントで復元。
…症状変わらず。やはり動きが悪いままです。
他のチェックポイントをさかのぼってみると…4~5日前に「Software Distribution Service 3.0」が。
この「Software Distribution Service 3.0」、しばしば問題を引き起こします。
これでぐぐってみたら、割とすぐ出るのはコレ。
Software Distribution Service 3.0 とは? :Sony VAIO Hot Street
…( ̄△ ̄;
割と検索上位に出るんですが、この回答は、回答になってないので参考にしないでください…。
ここまで参考にならない回答も考え物ですね…。
ただ、「Windows Updateの自動更新実行時に作成される復元ポイント」だけは正解です。
で、ここで書いてある通り、本来ならWindowsUpdateの自動更新でおかしくなるなんて考えたくないんですが、現実にはコレでおかしくなることは、意外と多いのです。
Software distribution service 3.0とは? :トランセンドSSDをレッツノートで認識させる
最近このブログでもホットな話題のSSDがらみですが、コレはSSDとは関係ないと思われます…。
ということで、今回はその「Software Distribution Service 3.0」の復元ポイントで復元したら、全く症状が出なくなりました。
QuickTimeのアンインストールも問題なくできました。
iTunesも、お客様のご希望でアンインストール。
これで原因は取り除けましたので、もう大丈夫でしょう。
「Software distribution service 3.0」の問題は、WindowsUpdate自体の更新だとか、WGA (Windows Genuine Advantage) 確認ツールの更新だとかで、他のアップデートが後回しにされる場合に起こるようです。
今までこの復元ポイントで復旧したトラブルの場合、改めて手動でWindowsUpdateをかけると、いろいろあるはずのアップデートが表示されず、コレひとつだけになる場合がほとんどです。
今回も、こんな感じ↓で、

KB892130の更新が単独でかかりました。
私は、どうもWGAがらみでの、WindowsUpdateの自動更新でチョンボがあるんじゃないか、と考えています。
かといって、自動更新を止めて手動にすることはお勧めできません。
手動更新にしていいのは、この辺の事情をよく理解していて、毎回のWindowsUpdateの内容を理解し、業務などで毎日いろいろいじくっている、システム管理者級の上級者限定です。
普通の人は、自動更新をかけておかないと、古いセキュリティホールを放置してしまって、思わぬウイルス感染や、ウイルス対策ソフトの更新との不整合で動作がおかしくなるなど、問題がさらにややこしくなるのがオチです。
人にいろんな設定を推奨する「ちょっと詳しい人」の中には、- わけのわからない更新がかかる自動更新なんて停めたほうがいい
- 「システムの復元」は無駄だからオフにしておけ
など、「他の人も自分と同じぐらいに理解しているのが普通だ」という勘違いに基づいた安直な推奨をする人がいます。
まぁ確かに、いろいろトラブルを引き起こしたり、ファイル断片化の元になることも多いわけですが、この辺は、家庭で普通に使っている個人利用であれば、停めない方が無難です。
とりあえず、WGAの更新がインストールされて、もう一度WindowsUpdateをかけて残りの更新をかけ、問題なく起動する事を確認して、納品してきました。
今回はたまたまお客様がアンインストールをご希望でしたので、あえて新しいバージョンのQuickTimeはインストールしませんでしたが、他で同じ症状が出た場合は、おそらく、同様にアンインストールから新しいバージョンのiTunesとQuickTimeのインストールで復旧するんじゃないか?と思います。
でも、「システムの復元」が切ってあると、これは修復インストールかリカバリしかないでしょうねぇ…。
ということで、qttask.exeとの戦いは終わったわけですが、これは多分、qttask.exeの問題じゃないんじゃないかと言う気が、しないでもないです…。
追記:
qttask.exe に関しては、こんな記事も。
QuickTime - qttask.exeをめぐる問題 :R25
使ってなくても起動するというのが面倒くさいですね…。
7.4からは常駐しないらしいですが、上書きだと残り続けるようで、7.4以降をインストールするなら、それ以前をアンインストールしてからでないとダメっぽいです。
納品前に、ウイルスセキュリティZEROで検索してみたら…。
C:\Documents and Settings\Owner\Local Settings\Temp,pdfupd.exe,Trojan.Win32.Malware.1 に感染しています。,駆除,
ってな検出が…。
検索してみると、
New Malware.br, TrojanDownloader:Win32/Small.gen!C.. :ThreatExpert Report
…∑( ̄△ ̄;
他のレジストリ改変やファイルがなかったので、どうやら単体で拾ってきただけか、すでに駆除済みだったかもしれませんが…。
2009年05月02日(土) ウィルス・スパイウェア関連, ソフトウェアアップグレード関連, ソフトウェア不具合関連, ネットにつながらない・遅い, パソコントラブル, パソコン・インターネット, フリーズ・ブルースクリーン・再起動・電源切れる, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき, 起動しない・起動が遅い | 固定リンク
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2009年5月 1日 (金)
とっても難しい、ADSLモデムの交換。
こちらは「ネットにつながらなくなった」というお客様。
パソコンはWindowsXP、回線はYahooBB。
で、ソフトバンクへ電話してモデム交換してもらったはいいですが、やっぱりつながらなくて、さらには電話までおかしくなる始末なんだそう。
うーむ、なんじゃそら…。
こういうのはお伺いするしかないのですが、お伺い前に電話してみたら、何度かけても話中。
うーむむむむむ…。
お伺いしてみて、まずは現象確認。
…確かにつながらない。
電話がおかしいとのことですので、モデム周りの配線確認が必要ですね。
モデムの場所を確認して、電話やLAN配線を確認してみたら…。
…あー、こりゃダメですわ。
壁からスプリッタにかけて見てみたら、スプリッタの配線が間違ってますし、そこからパソコンに向かって電話線がにょろにょろ這っているんですが、その先につながっているのはトリオモデムのはずが、なぜかパソコンのLANポート…。
そりゃ電話もおかしくなるわけですわ。
それにしても、委託案件を含めて、この手のモデム交換やモデム新設は、私自身はかなりの数をこなしているんですが、毎回思うのは、
大きな絵で配線図を書いてあるのに、何を迷うことがあるのか?
ということ。
いや、まぁ、この手の配線図には拒絶反応を示す人もいるでしょうし、「スプリッタ」「モデム」「電話機」「パソコン」と4つも機器があると複雑だと感じる人もいるでしょうし、電話のことですので何かあっても困るのでプロに…と判断する人もいるでしょう。
何よりも
コレで迷ってくれる人がいるので私の仕事がある
わけですけどね…。
ただ、今回はやや事情が違っていました…。
-----
YBBに送り返したモデムは「コンボモデム」、今回届いたのは「トリオモデム12M」(なぜか今時黒モデム)。

こういうパターンは初めてですねぇ…。
まぁ初めてとはいえ、要は「スプリッタ要のモデム」から「スプリッタ不要のモデム」に交換なので、私的にはそれほど迷う部分はないのですが。
元のコンボモデムの配線は、かなり複雑です。
モデムが2つあり、さらにスプリッタがあるので、配線図があるとはいえ、何も知らない素人の方が一発でうまく接続ができるかどうかというと、かなり疑問が残るところです…。
たぶん、初回無料設定などを使われたと思うのですが。
その複雑なコンボモデムから、スプリッタ内蔵で簡素なトリオモデム12Mに変わったわけですから、まぁ戸惑うのは当然のことと言えば当然のことと言えるでしょうか。
しかも、お客様の現状の配置関係は、壁からすぐにスプリッタを設置してあり、電話はスプリッタのすぐそば、モデムを置いてたのは、モジュラーケーブルをにょろにょろ這わせた先の、少し離れたパソコンのそば。
壁 === スプリッタ =~~= モデム === PC
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄↓ ̄ ̄
電話 ←----
こんな感じ。
しかし、今回届いたトリオモデム12Mは、スプリッタがモデムに内蔵されてしまっているので、
壁 ==== モデム =~~= PC
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄↓ ̄ ̄
電話 ←----
こんな感じに変わります。
つまり、今回の配線は、モデムが電話の隣に来なければならないのです。
このパターン、時々あるんですよねぇ…。
こうなると、今は「にょろにょろ」が電話のモジュラージャックなので、それをLANケーブルに交換しなければなりません…。
「ええ~?このにょろにょろが、太いLANケーブルに換わるっていうんですか?勘弁してくださいよ…」
とおっしゃる奥様。
ええ、ごもっともだと思います…。
現状取れる選択肢は、
- モデムを電話のそばに置き、パソコンまでモジュラーケーブルの代わりにLANケーブルを這わせる
- モデムをパソコンのそばに置き、電話への折り返しでもう1本モジュラーケーブルを追加で這わせる
- モデムを電話のそばに置き、無線LANにする
- モデムをパソコンのそばに置き、スプリッタの代わりにラインフィルタを入れる
といったところでしょうか。
ある程度わかってる人の中には、
「元の配線で何がダメなの?」
と疑問をお持ちの方もおられるでしょう。
実はやってみました。
ナンバーディスプレイが表示されないのです…。
実際、トリオモデムはスプリッタ内蔵ですので、外部のスプリッタを併用すると、たいてい何かしら問題があります。
ですので、ソフトバンクからも、よほどのことがない限り、スプリッタ無しにするか、ラインフィルタへ交換するように指示されます。
ってか、それなら最初からラインフィルタ添付で送ってこいよソフトバンク…。
ということで、先ほどの選択肢しか選べないのですが、今回は委託案件ではないので、ラインフィルタは持ち合わせていませんし、置いていける長いケーブルはありませんし、無線ルーターもありません…。
こうなると、いずれにしても出直しなのですが…。
「この際、ケーブルをなくす方向で、無線LANにしてください!」
…そうですね、私もそれがいいんじゃないかと思います。
幸いにも、お客様宅から、無線ルーターを調達できる店がけっこう近くですので、買いに走ることにしました。
今回は、電話のそばには何もなかったところへ、トリオモデムと無線ルーターが追加されますから、テーブルタップも忘れずに買っておかなければなりません。
さてさて、機器がそろったところで、早速配線です。
…なぜだか、モデムの「パソコン」ランプが点かない。
普通は、モデムのLANポートにパソコンなりルーターなり接続すると、「パソコン」ランプが点灯します。
しかし、どうしたわけか点灯してくれない。
何度か刺しなおすと点灯しますが、手を離すと消えます。
うーむむむむむむ…。
よくよくモデムのLANポートを見てみると、左右の2番目のピンが寝たまんま。
どうやら、配線間違いの一環で、LANポートにムリヤリに電話のモジュラージャックを突っ込んでいたので、モジュラージャックの端でピンが押さえつけられて変形しているようです…なんとまぁ…。
細いピンを使い、寝たまんまのピンを慎重に慎重に起こしてやったところ、なんとか復旧です。
この辺、下手にやると、間違いなくピンを折ってしまうので、「よい子はまねしないように」の世界ですね…。
ADSL回線は普及が一段落してますから、こういったモデム交換はそこそこの件数があると思いますが、たぶんこの手の話は多いんじゃないかと思いますけど…どうなんでしょうねぇ。
2009年05月01日(金) ネットにつながらない・遅い, ハードウェア不具合関連, ハードウェア不具合関連(有線LAN), パソコントラブル, パソコン・インターネット, フリーズ・ブルースクリーン・再起動・電源切れる, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 日記・コラム・つぶやき, 起動しない・起動が遅い | 固定リンク
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