「ノギャル」プロジェクトと題して、ギャル仲間らと秋田県内で稲作に取り組み始めた元「ギャル社長」の藤田志穂さん(24)が12日、収穫したばかりの「シブヤ米」と名付けた米を東京・渋谷で配布するイベントを行った。ハチ公前に登場したギャルたちが米の配布を開始すると、多くの人だかりができていた。
藤田さんは、若者に農業や「食のあり方」を考えるきっかけを作るために「ノギャルプロジェクト」を立ち上げ、今年から秋田県大潟村で「あきたこまち」を栽培。10日には藤田さんとギャル仲間や地元中学生ら約25人とともに「シブヤ米」を収穫した。
藤田さんはイベント前にファッションビル「渋谷109」で会見。「コメ作りを始めてまだ半年くらい。でも体験して分かったことがたくさんあった。若い人たちにもっともっと(農業に)参加してもらって、興味を持ってくれる人が増えればいいなと思ってます」と希望を語った。
会見には藤田さんのほか、「ノギャル」メンバーとして活動してきたギャル系雑誌モデルの板橋瑠美さん、田母神智子さん、KEIさんも出席。藤田さんらは、ハチ公前など渋谷各所を回り、女性1000人に「シブヤ米」1合入りのペットボトルを配布し、シブヤ米で作ったおにぎり100個を配った。今後は販売も行う。【栗原拓郎】
2009年10月12日