MicrosoftのT-Mobile向けクラウドでユーザーデータ消失
T-Mobileが販売するスマートフォンのデータバックアップサービスで、Microsoftのサーバ障害によりユーザーデータが消失した。
米Microsoft傘下のDangerが運営する携帯向けクラウドサービスで、ユーザーデータが消失したことが明らかになった。同サービスを利用している米携帯キャリア大手のT-Mobile USAが10月10日、ユーザーに向けて状況を説明した。
消失したのは、T-Mobileが販売しているDanger製スマートフォン「Sidekick」のユーザーがDangerのサービスに保存していた連絡先、予定表、写真などの個人データ。Sidekickではこうした個人情報が自動的にDangerのサーバにバックアップされるが、このサーバに障害が発生した。T-MobileとMicrosoftが復旧作業に当たっているものの、データの復旧は難しいと発表した。
12日に更新された状況説明では、データの一部は復活できる可能性が出てきているとしている。T-MobileはSidekickユーザー全員に対し1カ月分のサービスを無料で提供するほか、データを失ったユーザーに対し、T-Mobileで使える100ドル分の商品券を提供する。対象となるユーザーに対しては、向こう14日以内に連絡するという。
被害に遭ったユーザー数などは明らかにされていない。
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