◇…スポーツ報知の購読申し込みは、フリーダイヤル 0120-16-4341(イロ ヨミヨイ) まで…◇
◇…過去の記事は、ご使用のプロバイダのデータベース・サービスをご利用ください。…◇
楽天の野村克也監督(74)が13日、首脳陣批判を理由に出場選手登録を抹消したトッド・リンデン外野手(29)にポストシーズンの戦力外を通告した。Kスタでの全体練習前、同外野手と会談。Tシャツ、短パン姿の超軽装で謝罪に訪れたことで指揮官の怒りはヒートアップ。「その目は何だ。反省の色なし」と決めつけ、話し合いはわずか10分で決裂。再登録が可能なクライマックスシリーズ第2ステージ以降も出場する可能性がなくなった。
前代未聞の“ドタバタ劇”の結末は、むなしいケンカ別れに終わった。リンデンから謝罪を受けたはずの野村監督は、さらに怒りを増幅させていた。「目を見れば分かる。謝っていない。『その目は何だ』と言った。反省の色なし」と吐き捨てるように言った。謝罪会談をわずか10分で打ち切り、助っ人の“ポストシーズン中の戦力外”を即決。再登録が可能となるCS第2ステージ以降も起用しない考えを示した。
事件が起きたのは10日の日本ハム戦(札幌D)だった。先発・武田勝と相性が悪いためスタメンを外されたリンデンは、6点ビハインドの9回2死二塁から代打で起用されて一ゴロに倒れた。点差の離れた場面での起用法にプライドが傷つけられたのか、試合後は会見中の野村監督に「アリガトウ」と皮肉を込めて日本語で叫び、その後も「クレイジー」と暴言を吐いたという。首脳陣批判を重く見た指揮官は翌11日に登録抹消。16日からのCS第1ステージは出場不可能となっていた。
チーム内からは一部で同情的な声も上がっていたため、球団フロントが間に入って、全体練習前に両者が話し合う場を設けた。ところが、クラブハウス内にある監督室を通訳とともに訪ねたリンデンは謝罪の場にふさわしくないTシャツ、短パンという超軽装。みだしなみや礼節を重んじるノムさんの不信感はさらに高まり、通訳を介した謝罪の言葉も胸に届かず、怒りの毒舌はヒートアップした。
「『お前の親は何をしているんだ? 親を見れば子どもが分かる』と言ったらメチャクチャ怒ったわ」。10日の“クレイジー発言”についても「日本とアメリカでは受け止め方が違う」と釈明されたが、野村監督は受け付けず。「(クレイジーなんて)これ以上、人をバカにした言葉はない。こんな外国人は初めてや」と和解どころか、修羅場と化して早々に打ち切られた。
話し合いを終えたリンデンは会談後、報道陣を避けるように何度もタクシーの待機場所を変えさせて球場を脱出。無言で立ち去った。今回の騒動について球団は「抹消そのものがペナルティー」という見解で、近日中に本人と話し合う予定。6月下旬に来日したリンデンは打率2割9分2厘、12本塁打と2位躍進に大きく貢献。初のCS出場を決めた野村楽天は、勝負強い助っ人抜きでポストシーズンを戦うこととなった。
(2009年10月14日06時03分 スポーツ報知)
国内最大規模の携帯ニュースサイト。スポーツニュース速報のほか、旬の社会、芸能ニュースも満載。月額84円(税込)
巨人軍公式サイト。待ち受け画像や注目の選手情報など、シーズンオフも必見。「NEWS読売・報知」の全コンテンツも利用できて月額210円(税込)!
翌日朝掲載の釣果情報を当日夜に配信。厳選した指定船宿と協力店からの正確な情報や、船宿の自慢料理・仕掛けなど、実用的なメニューもご用意。月額210円(税込)
携帯初の競輪予想情報。グランプリやダービーはもちろん、関東・南関東を中心に各レースを徹底予測。月額210円(税込)
リンク