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【格闘技】興毅ゲキ! 大毅よ荒々しくなれ2009年10月14日 紙面から 大毅よ、もっと荒々しくなれ−。亀田3兄弟の長男興毅(22)=亀田=が13日、都内で行われた2009プロ野球OBオールスターアスリートカップの記者会見にゲストで登場。6日のWBA世界フライ級タイトルマッチで判定負けした次男大毅(20)=亀田=に「優等生過ぎた。もっと荒々しくていい」とヤンチャを勧めた。一方で、興毅は、WBC王者内藤大助(35)=宮田=とのタイトルマッチ(11月29日、さいたまスーパーアリーナ)に向けて初のフィリピン合宿を行うことを明かした。 弟のまじめすぎる戦い方が歯がゆかった。王者のクリンチを解かずに、レフェリーを見つめ、首を振っているだけ。興毅は「もちろん投げたらアカンで」と前置きして、大毅に「リング上で、もっと荒々しくなれ!」とゲキを送った。 「トラウマ(心的外傷)があったんだろうな。でも、1対1の戦いなんだから、クリンチされたら思い切って振りほどけばいい」 大毅にとって、反則行為を犯した07年10月の内藤戦以来となる世界戦。リングに上がると、あの日の愚行が頭をよぎり、必要以上にフェアな戦いを展開。その結果、王者のクリンチワークに翻弄され、小差判定負けした。 興毅は試合後、悔し涙を流す弟の性格を再確認する。「本当まじめやな。負けて泣いたの初めて見たで。そんだけ懸けていたんやろうな。いつまでもクヨクヨするなって。次やったら、いけるやろ!」。ジムが9日、WBAに試合のVTRと年内再戦を要求する意見書を送付した。 「(再戦が)決まったらオレは大毅をド突くわ。気合入れてな。すべて大毅次第やからな」。興毅のヤンチャのススメは傷心の大毅に届くのか−。(森合正範)
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