スポニチ大阪

サブカテゴリー

ミシュラン社が京都・大阪の7店舗を三つ星認定!

発表された「ミシュランガイド」京都・大阪版を手にする舞妓さん=13日午後、京都市東山区の建仁寺

◆ 「ミシュランガイド京都・大阪2010」16日に発売、京都・建仁寺で会見 ◆

 16日に発売される「ミシュランガイド京都・大阪2010」(税込み2415円)の出版記念記者会見が13日、京都市の建仁寺で開かれた。07年に発売された東京版に続く国内出版。東京版(日本語版)は初版12万部だったが4日でほぼ完売するなどしており、今回は3万部増の初版15万部(同)と、発売元のミシュラン社は強気の姿勢だ。また、三つ星店で京都の6つの日本料理店、大阪のフランス料理店が選ばれるなど二つ星、一つ星を含め150店・旅館が掲載された。

◆ 掲載されている店・旅館150 ◆

 自信度は東京版以上だ。16日、発売される「ミシュランガイド京都・大阪2010」が初版から15万部を計上した。07年に発売された東京版(日本語版)は初版12万部で発売されたが、わずか4日で完売。すぐに増刷して対応し最終的には27万部を売り上げた。教訓が強気な姿勢を築かせた。

 総責任者のジャン・リュック・ナレ氏は「京都と大阪の料理界が活力に満ちている表れ」と東京に負けないレベルの高さを自画自賛。

 掲載されている店・旅館150はすべて星付き。うち日本料理店が京都では97%、大阪で82%を占めた。ミシュラン側は取材拒否した店があったことを認めつつも「拒否したからといって載らなかったわけではなく、評価に達していなかったということ」と説明。評価すべき店はすべて掲載したことを強調した。

 掲載店は多種多様で、約400年の歴史を誇る料亭「瓢亭(ひょうてい)」のほか、昨年不祥事に揺れた吉兆グループの「京都吉兆嵐山本店」も三つ星を獲得。昨年5月にオープンしたばかりの「ハジメ」が、大阪で唯一、三つ星に選ばれた。

 今回の新たな試みとして、旅館マークが初めて登場。川端康成ら文豪が宿泊したことで知られる「柊木屋(ひらぎや)」が最高評価を得て、料理でも一つ星を獲得した。

 現段階では、全世界で星を獲得した店の数では東京版は173店で1位で、京都・大阪版の150店はそれに次ぐ2位と、日本版の都市がワンツーフィニッシュとなった。11月20日に発売される「ミシュランガイド東京2010」の発売にも弾みがついた格好だ。

◆ コナモンの店は落選 ◆

 たこ焼きやお好み焼きの“コナモン”の店は入らず。落選の報に「大阪の人は庶民的な店を好む。B級グルメの方がA級より上」と新聞(しんもん)詠み河内音頭家元の河内家菊水丸(46)。「日本コナモン協会」の熊谷真菜会長は「関西人は世界的、歴史的に見ても食への興味が旺盛で、各人が好みや基準を持っている」と指摘。庶民の食文化が評価の対象にならずにむしろ歓迎した。

[ 2009年10月14日付 ]

PR

ニュース一覧

大阪企画特集
クイックアクセス
スペシャルコンテンツ

このページの先頭に戻る ▲