二人の山歩き

一言メッセージ :山に行きたい!!!!!!

  • お気に入りブログに登録

無題

[ リスト ]

シモーヌ・ヴェイユ(哲学者)の記

イメージ 1

昨日の読売新聞、文化面に目を留める記事があった
  論説は 冨原真弓氏

「シモーヌ・ヴェイユ生誕100年」と記してある
インターネットで調べたら
明治大学で生誕100年の公演が7月にあったそうだ

歴史的背景は西欧の大恐慌で巷に失業者が溢れ
ナチズムが吹き荒れる時代だった

ドイツの労働者は生きる糧を失い路頭に迷っていた

ナチスの失業対策によって

生命を辛うじて保つだけのスズメの涙ほどの賃金で
工場からナチスの兵として
前線に送られていった

勤勉で教養あるドイツの労働者は
ナチス権力者へ媚売る労働者へ仕立てあげられていった

そんなドイツの現状を目の当たりに見た
シモーヌ・ヴェイユが

労働者が資本の呪縛から解き放たれた時こそ
本来の人間としての尊厳が取り戻せる
というような意味を説いている

体制が新政権に変わったけれども
社会主義になったわけでなく

行き過ぎた、資本主義自由経済体制の
綻びを繕う、補完体制であろうと思う

とは言え、つい期待してしまう

経済的に言えば、
経営者(資本家)側と労働者側の
取り分のバランスの修正を掲げている
に過ぎないのだろう

それでも有り難いと思ってしまうのは
根っから資本への奴隷根性が身についている証拠
なのだろう

もう一つ思う事は
弱い人間は、より弱い人間を攻撃する
という事だ

閉じる コメント(2)[NEW]

顔アイコン

>弱い人間は、より弱い人間を攻撃する

そうだと思います。

貧困を抜本から解決しようとするなら、一番底辺、すなわち、最貧国の貧しい人達に手をさしのべなくてはいけない、と思います。

自分たちの国だけが裕福で、他の国で搾取されている人々の事を無視しようとするナショナリズムはもはや通用しませんね。

日本の格差社会を抜本的に解決するなら、海外から入ってくる低廉な労働力の問題を考えざるを得ないでしょう。

2009/10/13(火) 午後 10:13 サンバの良心

顔アイコン

シモーヌさんは、確かこんなことを言っていた記憶があります。

( 記憶違いでしたら、申し訳ありません。)

労働者には、「詩」が必要だ。

それは時としてパンよりも必要とされる。

詩情が、彼らの生活と人生に、言葉にし難い潤いを与える。

パンだけでは、人の心を満たすことはできない。

詩情が、明日への希望を生んでいく・・・・

※過酷な毎日だからこそ、なおさらに詩情が必要だと感じます。

2009/10/13(火) 午後 10:59 [ WOLFTEMPLE ]

コメント投稿
名前パスワードブログ
投稿

閉じる トラックバック(0)

トラックバックされた記事

トラックバックされている記事がありません。

トラックバック先の記事

  • トラックバック先の記事がありません。

.

人気度

ヘルプ

検索 検索

標準グループ

  今日 全体
訪問者 5 13691
ファン 0 51
コメント 0 2108
トラックバック 0 14

開設日: 2006/9/2(土)


プライバシーの考え方 -  利用規約 -  ガイドライン -  順守事項 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2009 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.