岡山放送局

2009年10月13日 19時14分更新

AMDA津波被害サモアへ出発


南太平洋のサモア諸島付近で先月起きた大地震とそれによる津波で被災した人たちに医薬品などを届けようと岡山市の国際医療ボランティア団体「AMDA」の職員ら2人が13日岡山から現地に向けて出発しました。

サモアに向かったのはAMDAの職員のニティアン・ヴィーラバグさんとボランティアの平野恭助さんの2人で2人はJR岡山駅から成田空港に向けて出発しました。

南太平洋のサモア諸島では先月29日マグニチュード8点0の大きな地震で津波が発生し、サモアだけでこれまでに130人以上が死亡し300人あまりがけがをしているということです。

被災地では津波を恐れて山に避難している人が多く、医薬品が行き渡っていないということでAMDAでは2人を派遣して現地で医薬品などを配布するほか医師の手伝いなどを行うということです。

出発に先立ち平野さんは「発生から日にちが経っているので、被災者の精神的なケアが必要だと思います。まずは被害の状況を把握したいです」と話していました。

2人は今月18日に帰国予定だということです。