岡山放送局

2009年10月13日 19時14分更新

食糧自給率に関心を パネル展


中国四国地方の農林水産業の現状を知ってもらい日本の食糧自給率の低さに関心を持ってもらおうというパネル展が、13日から岡山市で開かれています。

このパネル展は岡山市北区の中国四国農政局が開きました。

このうち世界各国の食糧自給率を示したパネルでは日本の食糧自給率がおよそ40パーセントと、アメリカの3分の1、イギリスの半分程度しかないなど先進国の中でもとりわけ低いことが紹介されています。

また、生産量に価格をかけた農業産出額のパネルでは、中国四国地方の産出額がおよそ8200億円で、年々減っている現状が説明されているほか、食糧自給率を向上させる有効な手段の1つとして地元の食材を地元で消費する「地産地消」を紹介し、農家を応援するためにも地産地消を意識するよう呼びかけています。

中国四国農政局では「消費者に食糧自給率への関心を持ってもらい地産地消を呼びかけることなどを通して少しでも食糧自給率の向上につなげていきたい」と話しています。