2009年10月13日 19時14分更新
住民税を滞納している人から市町村にかわって税金を徴収する「県滞納整理推進機構」がことし4月に発足して以来、差し押さえた滞納者の資産は、およそ2億8000万円分にのぼっています。
ことし4月に発足した「岡山県滞納整理推進機構」は、県内の市町村からの依頼を受け、市町村では徴収が難しい悪質な滞納者などから税金を徴収する業務を行っています。
県によりますと、機構が発足してから8月までの5ヶ月間で、市町村からは164件の徴収の依頼があり、依頼を受けた分の滞納額はあわせておよそ63億円にのぼるということです。
そして機構で徴収にあたったところ、1400万円あまりの税金が納付されたほか、預金や不動産などの滞納者の資産、あわせておよそ2億8000万円分を差し押さえたということです。
県滞納整理推進機構では「納税のモラルや秩序を守るために、今後も悪質な滞納者からは差し押さえなどによって滞納となっている税金を積極的に徴収していきたい」としています。