ミシュラン京都・大阪版発表　三つ星は京都６店　大阪１店 (1/2ページ)

　レストランを星の数で格付けすることで知られる「ミシュランガイド」の京都・大阪版が１６日に発売されるのに先立ち、１３日、日本ミシュランタイヤ（東京）が概要を発表した。星付きのレストランや料理店、旅館は京都、大阪合わせて１５０店・軒で、最高ランクの三つ星に輝いたのは７店。京都では「吉兆嵐山本店」「菊乃井本店」など６店、大阪からは「ハジメ」の１店が選ばれた。

　このほか、二つ星レストラン・料理店は２４店、旅館が１軒。一つ星にはレストラン・料理店１１６店、旅館２軒が輝いた。

　京都市東山区の建仁寺本坊で行われた会見で、ミシュランガイド総責任者のジャン＝リュック・ナレ氏は「充実したおもしろいものになった」と感想を述べた。京都では京料理の伝統を生かし発展させる店が選ばれ、大阪では「クリエーティブでオリジナリティーあふれる料理」を提案する才能ある若手シェフの店が選ばれたと解説。さらに掲載されたレストランのジャンルが、くし揚げ、おでん、居酒屋など多岐にわたったことを挙げ、「京都と大阪の食文化が豊かで多様性に富み、質の高いものであるということを物語っている」と述べた。