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カルザイ大統領、選挙不正は「調査されるべきだ」

2009年9月17日23時46分

 【イスラマバード=四倉幹木】アフガニスタンのカルザイ大統領は17日、カブールで記者会見し、大統領選で指摘されている不正は「予断を交えず調査されるべきだ」とする一方で、選挙は公正だったと強調。大規模な不正を指摘した欧州連合(EU)の選挙監視団に不快感を示した。

 カルザイ氏は16日に発表された暫定結果で過半数を得票したが、同氏は「調査は続けられるべきだ」として勝利宣言は見送り、結果の確定が不正調査の完了後となることを支持した。

 一方で「選挙が公正に行われたと固く信じている。問題があったとしても、世界のどこの国の選挙でも起きている程度のものだ」とし、投票総数の25%に不正が疑われるとしたEU監視団の指摘についても「(そのような発表をする権利は)アフガン国民にあり、外国はその権利を尊重するべきだ」と非難した。

 暫定結果で2位だったアブドラ前外相も17日に記者会見し、「腐敗した政権に加わるつもりはない」と、一部で指摘されているカルザイ政権への参加の意思を否定した。

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