台湾・台北(Taipei)で、収量を上げることを目的に開発された土壌で育った稲(2009年7月23日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/PATRICK LIN
【10月13日 AFP】台湾の中央研究院(Academia Sinica)の研究者が、水中における稲の生育を可能にする遺伝子を発見したことを、米科学誌「Science Signaling」上で発表した。
同院分子生物学研究所のYu Su-mei研究員のチームが発見したのは、酵素の一種である遺伝子「CIPK15」で、稲の苗が水につかった状態でも成長を続けることを可能にするものだという。
Yu氏は、今回の発見は、洪水に強いさまざまな稲の品種の開発を可能にし、労働の節約になるとともに殺虫剤の使用を減らすことができ、環境面でも利点を発揮できるかもしれないと話している。(c)AFP
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