清田、嘉陽、四ヶ所、3大タイトルマッチ

  • 2009/10/11(日)

10・12後楽園
 ▼東洋太平洋Sミドル級タイトルマッチ 12回戦
  王者・清田祐三(F赤羽) 3回2分52秒TKO 同級10位・ヤント・シマモラ(インドネシア)
 ▼日本Lフライ級タイトルマッチ 10回戦
  同級6位・宮崎亮(井岡)10回1分3秒負傷判定3−0 王者・嘉陽宗嗣(白井具志堅)
   ※97−94、98−94、99−94
 ▼東洋太平洋女子フライ級王座決定戦 10回戦
  同級2位・四ヶ所麻美(F赤羽) 8回46秒TKO 同級3位・OA・ゴーキャットジム(タイ)

  

   多忙のため記事後ほど







 清田V3、嘉陽V6に加え女子東洋戦という3大タイトルマッチです。

 清田(17勝(15KO)2敗1分)は5連勝中が全てKOによるハードヒッター。王座統一戦を含む2度の防衛戦はいずれも2回KOで圧勝。今回は当初、豪州選手(2位)が相手に予定されていましたが、インドネシアンに変更です。挑戦者シマモラは昨年、音田隆夫に3回KO負けしている選手で、当時はインドネシアSウェルター級3位の肩書きで12勝(3KO)2敗3分と公表。しかし、音田戦以外の戦績はBOXRECを見てもドロー1試合しか見つからず、詳しい経歴は不明。これではおそらく清田が早々に倒してしまうものと思われます。なのでスッキリKOショーとして期待。Sミドル級は日本ランク創設が決まったのですが、選手層が増えないとライバル不在で寂しいですね。

 嘉陽(17勝(9KO)2敗3分)は世界挑戦失敗後、07年から長期防衛しているのですが、5度のうち3度が負傷がらみのドローで不完全燃焼。昨年は2度ドローの後、家住にKOしましたが沖縄という目立たない場所で露出がなく、前回4月の國重隆戦は内容も膠着試合。悲願の世界再挑戦したいのにファンへのアピールが全くできていない状況ですから、内容も含めた実力誇示が求められます。
 しかし、今回の挑戦者は井岡会長が甥っ子とともに「こいつもかなり強いよ〜」と自慢する無敗の新鋭21歳、宮崎。06年12月デビューの9勝(5KO)2分、キャリアをスタートさせたばかりの頃で既に嘉陽がチャンピオンになっているのですから若いですね。ここ2戦は初回KOです。前回、斉藤伸之助をKOした試合は、一瞬メモを取っている最中に終わってしまい、見ているのに見ていないという有様でした。王者がキャリアだけに頼っては危険な一戦です。

 女子は全日本アマ5連覇でJBC公認後にプロデビューした四ヶ所が東洋戦です。プロデビュー戦は藤本りえに僅差判定負けも、高い技術が男性ファンからも評価されていました。その後2勝を経てのタイトルマッチ。獲得すれば3人目の日本人女子東洋王者です。
 相手は5月にWBC世界女子Lフライ級王者・富樫直美に挑んで判定負けした長身選手。富樫戦ではやたらクリンチして減点されていましたから、こういうやりにくい外国人をいかに突破するかがプロボクサー四ヶ所の見どころですね。富樫でさえ結構苦しみましたから下手すればつまんない膠着試合になります。

 みなさん世界戦ラッシュでちょっと疲れているかもしれませんが、こちらも注目してあげてくださいね。(ハイセー)

この記事に対するコメント

嘉陽のグダグダ試合は見飽きました。新旧交代を期待します。
投稿者: 匿名 2009/10/11[編集]

    四ヶ所と戦うO.A.はこの間タイで生で観戦しましたが、いい伸びるジャブも持ってるのに接近戦を好みますね。その試合ではクリンチは多い訳ではなかったんですが相手の懐に飛び込んでのボディーブロー連発を繰り返していました。
    もっともその試合ではあたしはアウトボクサーなのにO.A.に対抗してインファイトもこなしたポーブーンオーン・ウォー・ポラメーッ選手を応援しましたが…(汗)

    12月6日に行われる(?)日タイ女子対抗戦(5対5)が楽しみです。

    投稿者: バンコク愚連隊 2009/10/11[編集]

    嘉陽に挑戦するのが井岡甥だったら注目の一戦だったのになあ。
    投稿者: 匿名 2009/10/12[編集]

    四ヶ所レフェリーストップにより8RTKO勝利。一方的に殴りつづけた末のストップでした。
    そして、なんと赤コーナーと青コーナーを入れ替えしています。今まで観戦した中でも初めての経験です。
    投稿者: 匿名 2009/10/12[編集]

    嘉陽試合開始早々、またもやバッティング。宮崎ドクターチェック受ける。勘弁してください。ただ、左ストレートは走っています。
    投稿者: 匿名 2009/10/12[編集]

    三回、またもバッティング。ドクターチェック。嘉陽減点してほしい。
    投稿者: 匿名 2009/10/12[編集]

    嘉陽が六回ペースを握りかけたが、終盤右をもらい出血。七回も宮崎ペース
    投稿者: 匿名 2009/10/12[編集]

    匿名様速報ありがとうございます。

    OAはTKO負けですか?もう少しやれると思ってたんですが…
    うーん、まだまだ修行が必要だなあ、タイの女子ボクサーたちも…

    投稿者: バンコク愚連隊 2009/10/12[編集]

    最終回、嘉陽新たな傷口が開いてドクターストップ。負傷判定。97-94、98-94、99-94で新チャンピオン誕生!
    意外な大差でした。
    投稿者: 匿名 2009/10/12[編集]

    バンコク様。
    スピードと回転力に大きな差がありました。
    四ヶ所選手は思っていたよりは良い選手でした。思っていたよりは、ですが。
    投稿者: 匿名 2009/10/12[編集]

    宮崎が勝利者インタビューを受けている時の嘉陽応援団が浴びせた汚い言葉は最低でした。
    それならまず嘉陽もバッティングに注意しなければ。宮崎は悪くないです。宮崎の巻き込んでのアッパーも、減点とるほどのものではありませんでした。どちらかというと、試合開始直後のバッティングの方がダメでしょう。
    投稿者: 匿名 2009/10/12[編集]

    今日こそは行きたかったんですけどねぇ…愛しの麻美ちゃんもタイトルマッチだし、頭突き王の試合も宮崎相手ということで期待してたんですが。しかし、またも負傷判定ですか。
    宮崎のこれからにも期待しますが、嘉陽も唯一の世界戦がデブ王者との試合じゃあ、このまま消えるわけにはいかないでしょう。

    この後の清田君は、またサクッと倒しちゃうんでしょうねぇ。OPBFのこのあたりの階級は、世界どころかオセアニアからも完全に軽視されてるから、上を目指すとなると大変でしょうね。

    ところで今日速報を入れてくださってる匿名さんは、昨日に続きミゲさんでしょうか?
    投稿者: ウチの猫の名は穂積 2009/10/12[編集]

    清田4回TKOにより王座防衛成功。打ち下ろしの右が2発ヒットした時、いきなりレフェリーが試合をストップしました。もう少しやらせてもよかったかとも思います。まあ、続けたところで仕方もないのですが。タイムは2分52秒だったかと。
    穂積様、匿名ということにしてください(^_^;)
    投稿者: 匿名 2009/10/12[編集]

    井岡会長、タレント活動の親しみやすいキャラクターでボクササイズ会員を集めて磐石の経営のようですが、どうしてどうしてプロ選手もドンドン育ってますね。凄い才覚
    投稿者: 亀田家は割腹死(旧徳山と長谷川が好きです) 2009/10/12[編集]

    私も四ヶ所選手が大好きなので、行きたかったけど、今日はいけませんでした。
    匿名様、速報ありがとうございます。

    嘉陽選手、王座陥落ですか・・う〜ん、ちょっと可哀そう。

    ハードパンチャー清田選手はとてもスター性があると思うんですが、いかがでしょうか?
    でもSミドルでは、ハイセーさんもおっしゃるように国内では相手探すだけでも大変ですね。

    余談ですが清田選手、今日もあのガウンに付属したナマハゲ・マスクみたいのをして登場したのかな?
    初めて見た時、怖かった。でもマスク取ったら、顔も同じくらい怖くて(笑)おどろきました。

    投稿者: みるみる 2009/10/12[編集]

    匿名様
    再度ありがとうございました。
    四ヶ所選手は確か前戦など評価が今一だったのでいけるかとおもったんですけどね…
    嘉陽選手のバッティング癖はいただけないですね…

    投稿者: バンコク愚連隊 2009/10/12[編集]

    清田は、あの目の釣り上がった独特の風貌といい、胸毛といい、なかなかのキャラクターです。腕っ節も強いから、このまま勝ち続ければ、人気が出るでしょうね。
    投稿者: TO 2009/10/12[編集]

    すれ違いならすいません。辰吉に7回TKO勝ちした
    サーカイ選手が、仁木選手に10回KO負けを喫した
    際、後頭部をマットに打ち付けて、意識を失ったまま
    担架で運ばれ、その後に亡くなったという噂を
    耳にしました。本当でしょうか・・?すごいショック
    なのですが・・。どうか無事であって欲しいです。
    投稿者:  2009/10/12[編集]

    今その件、確認中で試合の方の記事を書けないでいます
    投稿者: ★片岡亮<拳論> 2009/10/12[編集]

    片岡様

    いつも貴重な情報をありがとうございます。
    はっきりしたソースはありませんが、どうか
    御無事であってほしいです。
    投稿者:  2009/10/13[編集]

    サーカイはニックネームなのでは?
    投稿者: 匿名 2009/10/13[編集]

    タイ人ボクサー死亡、日本ランカーにTKO負け直後
     12日午後4時半頃、福岡県宗像市久原の「宗像ユリックス」で開かれたボクシングの試合で、タイ人のウィアンチャイ・ソムブーン選手(19)がTKO負けした直後に倒れ、同県福津市内の病院に搬送されたがまもなく死亡した。


     福岡県警宗像署の発表によると、死因は硬膜下血腫。同選手は、日本バンタム級8位の仁木一嘉選手(28)と対戦していた。

     試合は越本隆志・元世界ボクシング評議会(WBC)フェザー級チャンピオンが会長を務めるFukuoka Boxing Gymの主催だった。

    (2009年10月12日23時49分 読売新聞)
    投稿者: 匿名 2009/10/13[編集]

    ヤフーでは「サーカイ・ジョッキージム選手(19)=タイ、本名ソムブーン・ウィアンチャイ」
    となっていますね 
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091013-00000001-jij-spo
    数日前に辰吉と戦った選手が日本で試合をするって聞いていたので
    同一人物だと思います

    ご冥福をお祈りします


    投稿者: 英四郎 2009/10/13[編集]

    同一人物ですね。まだ19歳と非常に若い命が奪われるのは残念です。辰吉に勝利した事でホープである仁木の相手に抜擢されたのでしょうけど、サーカイにご冥福をお祈りすると同時に、仁木の今後に影響しないようにアフターケアをしてほしいですね。また仁木のタイ路線は変更するべきですね。
    投稿者: あほらし 2009/10/13[編集]

     その記事が出る前に話を聞いていたので、いろいろ確認をしていました。当初は「タイ人ボクサーがなくなった」だけの情報だったのですが、人物の特定はされましたね。非常に残念ですが、亡くなった状況についていろいろ確認してみないといけないことが残ってます。後ほどまた。
    投稿者: ★片岡亮<拳論> 2009/10/13[編集]

    仁木選手のタイ路線、今日まで知りませんでした。
    15〜6連勝ぐらいしているそうですが、最近では
    以前のフィリピン人選手のようにタイ人選手がアンダー
    ドッグとして招聘されることが多いわけで、どうして
    そういう路線を取ってきたのか、不思議にも思います。
    ただ、今回の試合ではサーカイ選手が仁木選手を
    ぐらつかせたそうで、彼の場合は実力者で間違いなかった
    のでしょう。それだけに、やりきれないです・・。
    かつて、辰吉選手が「自分に関わった人はいなくなる」と
    寂しそうに語っておられたのを覚えています。西原トレーナー、
    小森さん、大久保トレーナー、グレート金山さん・・。
    偶然だと思いたいですが、辰吉選手自身もショックでしょうね。
    投稿者:  2009/10/13[編集]

    しかし清田のボクシングで世界とかいって笑わせますよね。スピードもテクニックもないし、あんなのアメリカいったら6回戦でしょ?間違いない!とりあえず帝拳の佐藤とやってみたら?
    投稿者: ひでで 2009/10/13[編集]

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