鳩山総理は中国・韓国との首脳会談など一連の外交日程を終え、11日未明に帰国しました。
「お互いの信頼関係を確認しあうことができたのではないか、そう思っております。その意味では充実した(アジア)外交のデビューだったなと。自分なりにはそう思っています」(鳩山首相)
鳩山総理は、このように今回の韓国・中国への訪問で3か国間の信頼関係を強化できたことの成果を強調しました。
日中韓の首脳会談では中国の温家宝首相が先週、北朝鮮を訪れた際、金正日総書記が「アメリカだけでなく、日本・韓国との関係も改善したい」と述べていたことを明らかにし、これを受け3首脳は2国間の話し合いは6か国協議再開につながるものだとして、さらに協力を深めることで一致しました。
鳩山総理は、北朝鮮問題に関して「具体的な行動を北朝鮮が行うことによって私たちも前向きに検討する思いがある」とした上で、「少しずつ明るさ、方向性が見えてきた」と述べました。
このほか鳩山総理は10日夜、日中首脳会談にも臨み、食品安全問題解決のためハイレベルの協議機関を設けることで一致したほか、気候変動問題、東シナ海のガス田問題などについても意見交換しました。(11日03:18)