北朝鮮が12日、日本海に向けて短距離ミサイル5発を発射しました。13日から始まる米韓合同演習をけん制した動きとみられます。
韓国の国防関係者などによりますと、北朝鮮のミサイル部隊は12日午前に2発、午後から夜にかけて3発、合計5発の地対地ミサイルを日本海に向けて発射しました。
射程130キロの「KN02」と呼ばれる移動式の新型ミサイルとみられ、東海岸のウォンサンの北にある「チョンジン・ミサイル基地」から発射したと推定されます。
13日からは横須賀を母港とする原子力空母「ジョージ・ワシントン」も参加する大がかりな米韓合同演習が行われる予定で、これを強くけん制したものとみられます。
米韓合同演習に対抗して、北朝鮮も25日まで西側の黄海に広範囲にわたる船舶の航行禁止区域を設定していて、軍事演習を行う予定です。(12日23:46)