2009年10月12日
削除
２つの記事を削除した事から、
僕の気持ちが少しは落ち着いたのは分かって頂けたと思います。
それもこれも皆さんからのコメントと、
ちょっと変わった風景のおかげです。
そしてあえてR君を冷静に見てみた。
そしたらやはり僕の中に
「試用期間中で新人AD君を育てているのではない」という気持ちと
「少数精鋭の現場になぜ彼みたいな何も知らない人が
コーディネーターという肩書きで来ているのか」という気持ちは
残ってしまった。
しかし不思議なもので、別の考えも出てきた。
それは、
「寛平さんの様に何１０００ｋｍも走れる足の強靭な人もいれば、
僕みたいに数ｋｍも走れない人もいる。
だから彼もどこかきっと人よりも秀でたところがあるはずだ。」
そこで僕はここ数日彼の行動ばかり気にしていたので、
明日以降は気にしないでいようと思っている。
きっとそうすることで彼自身から発する何かしらのエネルギーを
見ることが出来るのではないかと思ったからだ。
それにしても改めて、
「アースマラソン」は不思議なものだ！
僕が成長しているかどうかは僕自身では分からないが、
何かを感じようとして毎日を過ごしていることは確かで、
その結果、自分の中ではたくさんの事を感じてきている。
今回の社会主義について考えたのも、
彼が僕の前に現れたからであって、
どちらが良いとか悪いとかではなく、
育った環境がこうも人に影響を与えるのかという事を知った。
そしてドイツについて面白い人間観察も出来たし実感した。
一概に全てではないが、
旧西ドイツの人達はいわゆる「人情味が薄い」、
言ってみれば、
見知らぬ人を寄せ付けないオーラと
自分たちの作ったルールを遵守する厳格な人間が多く、
それに従わない人には厳しい。
旧東ドイツの人達は「生活はまだまだ裕福とは言えないが、心が非常に豊かだ。」
自分や家族の生活を向上させるには、
どういう風にすればいいのかがまだまだ旧西側の人達には及ばないが、
その分、周りの人達と一緒に力を合わせて
楽しく生活しているのは充分すぎるほど感じたし、
たとえ自分の知らない人でも優しく接してくれる。
「どちらが正しくてどちらがいいのか」なんてどうでもよくて、
それを感じれた事、実際に経験出来た事が
本当に良かった。
アメリカでは人種の違いを感じれたし、
ヨーロッパでは主義の違いを感じた。
そして今度はもう少し進んだら宗教の違いを感じれる。
「アースマラソンは景色と共に色々なものを見せてくれる」
本当に楽しくて不思議だ。
