前原誠司国土交通相は12日午前、大阪府内のホテルで大阪府の橋下徹府知事と会談し、関西国際空港の経営改善策などを協議した。橋下府知事は関空を航空網の拠点となるハブ空港にするよう求めたが、前原国交相は羽田空港のハブ空港化を目指すことを示し、関空の拠点化については言及しなかった。
会談後、前原国交相は記者団に対し「会談ではまず羽田空港を段階的に24時間の国際空港化することを伝えた。関空は多額の有利子負債抱えており、抜本的な対策が必要」と述べた。
一方、橋下府知事は記者団に「前原国交相の頭の中には羽田空港のハブ空港化しかないようだ。国家戦略の中で関空をハブ空港と位置付けないなら、府は関連の予算計上を見送る」と語った。
(13:15)