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年金記録、ATMで確認 厚労相、「通帳」検討

2009年10月11日20時2分

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 保険料の納付記録がなくなる「消えた年金」など一連の年金記録問題の再発を防止するため、長妻昭厚生労働相は10日、すべての年金加入者が自分の年金記録をいつでも確認できる「年金通帳」の創設に向けた検討を始めた。全国の銀行の現金自動出入機(ATM)で気軽に記帳できるシステムを想定している。

 年金記録は、ATMと社会保険庁(来年1月から日本年金機構)のシステムをオンラインでつなぐことで照会できるようになる。加入者が年金通帳をATMに差し込めば、年金の加入期間や、それまで納めた保険料、支払われる年金額などが記載される。各地の社会保険事務所に記帳用の専用機を設置することも検討する。

 年金通帳は、年金制度の信頼回復策として民主党のマニフェスト(政権公約)に掲げられた。来年度からシステム開発に入れるよう、関連費用を来年度予算の概算要求に盛り込む方針だ。銀行ATMを活用するため、今後、全国銀行協会に協力を求めていくという。

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