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貧困対策:揺らぐ足元 増える生活保護世帯、対応に限界 ケースワーカー不足、深刻化(5/5ページ)

 ◇「充足率」減り続け

 ケースワーカーの負担が増えた背景には、受給者の増加だけでなく、00年度に施行された地方分権一括法により、ケースワーカーの配置の規定が変わったことがある。それまでは国が地方自治体に「80世帯(郡部は65世帯)に1人配置する」ことを義務づけていたが、同法の施行後、この数字はあくまで目安(標準数)となり、強制力がなくなった。

 標準数に対する実際のケースワーカーの割合を計算した「充足率」は、96年に全国で100%を切り、04年には79・9%まで落ち込んだ。人数にすると、2854人足りないことになる。

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毎日新聞 2009年10月12日 東京朝刊

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