茶交流協定書を交わし握手する長田篤史会長(左)と金東根代表
ともにお茶が特産品の雲仙市と韓国全羅南道の求礼(クレ)郡が、双方の特産茶のセット販売などに乗り出すことになり、茶生産農家が交流協定を結んだ。
求礼郡には韓国初の国立公園「智異山国立公園」があり、同じ国立公園第1号がある同市と2007年に姉妹都市になった。昨年7月、同市の茶生産グループ「瑞穂グリーンティルネッサンス」の長田篤史会長が同郡を訪問して、茶農家同士の交流が始まり、今回の協定につながった。
今後、雲仙茶と求礼郡の「黄(ファン)茶」を1つの箱に入れて両国で販売するほか、両茶のブレンドも試みる。
同市小浜町雲仙のホテル東洋館で行われた調印式には、長田会長と智異山茶営農組合の金(キム)東(トン)根(グン)代表が出席。「茶企画商品を活用した地域経済活性化」に向けた研究開発に取り組むことなどを盛り込んだ協定書に調印し、握手を交わして協力を誓った。
=2009/05/20付 西日本新聞朝刊=