大阪府の橋下徹知事は8日、自らが全職員あてに送ったメールに反論を返信してきた職員と、直属の上司を厳重に注意することを決めたと報道陣に明らかにした。部下からの「非常識」メールは過去もあったというが、組織としての対応は初めてという。
知事は「人事担当が精査した。トップへの物言いは一般常識を逸脱している」と理由を説明。今回の厳重注意は地方公務員法に基づく懲戒処分ではなく、人事記録に残らないことについて「組織マネジメントがやりづらい」と述べ、今後同様のケースは人事記録に残すよう担当部局に検討を指示した。