東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 埼玉 > 10月12日の記事一覧 > 記事

ここから本文

【埼玉】

蕨市立病院 診断書 一部値上げ

2009年10月12日

 蕨市立病院は十月から、一部の診断書の発行手数料を一律千円値上げした。市は「他の公立病院に比べて安かったため」という。

 同市立病院は二〇〇六年度から赤字幅が拡大し、これまでは内部留保分から補てんしてきた。一方で毎年一般会計から二億五千万円の繰り出し金を出しているが、今後赤字幅が増えると一般会計からの赤字補てんも必要になる。このため今年三月に策定した同病院の経営改革プランに基づき、診断書の手数料値上げを決定した。

 同病院の普通診断書は従来千円だが、民間の医療機関では最も高いところで五千二百五十円、他の公立病院に比べても安かったという。発行手数料は、普通診断書が千五十円から二千百円、死亡診断書、生命保険診断書、自賠責後遺症診断書がいずれも二千百円から三千百五十円に値上げされた。 (高橋恒夫)

 

この記事を印刷する