野村監督、今季で退任=「名誉監督」要請は保留−プロ野球・楽天
プロ野球楽天の野村克也監督(74)は11日、クリネックススタジアム宮城でのソフトバンクとの今季最終戦の試合後、「今季限りで辞める」と語り、4年目の今季を最後に退任することになった。野村監督はまた、島田亨オーナー兼球団社長から「名誉監督」就任を要請されたことを明かし、返答を保留したという。
野村監督によると、この日の試合前、監督として来季の契約は結ばない旨を「球団代表から言われた」。同監督は試合後に「一番大事なクライマックスシリーズ(CS)が始まろうという時に、タイミングが悪すぎる」と不快感を示した。
野村監督は球団創設2年目の2006年から3年契約で指揮を執り、最下位、4位、5位ながら徐々にチーム力を付け、Aクラス入りに向けて契約を1年延長した今季は77勝66敗1分けでリーグ2位の好成績。初のCS進出を決めた。
球団は当初から、高齢などを理由に来季の契約には難色を示していた。名誉監督要請の理由について、島田オーナーは「大所高所からアドバイスをしていただきたい。象徴的な存在として」と話した。後任の監督候補には、広島を今季限りで退団するマーティー・ブラウン監督(46)らの名前が挙がっている。
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[ 時事通信 2009年10月12日 0:33 ]
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