第22回 工場でボン！
新人だった頃のお話。
パソコンに部品を1個入れ忘れたまま出荷してしまい，激怒したお客様のところへ出向いてその場で直すことになりました。
現場は工場の中。修理自体は，ボード1枚差し込むだけなのですぐに終わります。念のため，その場にあったディスプレイをお借りして動作確認をしようとしたのですが。
「このディスプレイお借りしますね」
「わー！だめぇっ!」
「へ？」
電源を挿した瞬間，「ボン！」って何かが破裂したような音がしました。
工場だったので200Vの電源が届いていたらしく，普通のパソコン用のディスプレイを200V電源に接続したものだから，ディスプレイは一発で昇天。
激怒したお客様の所に行って，さらにお客様の資産を破壊しているので，何が起こっても不思議じゃなかったのですが，あんまりにも見事な展開にお客様もあきれてしまって，「申し訳ありません」って謝るだけで済ませてもらいました。
後日，問題のディスプレイは「200V電源に接続された」というメモがついて修理に送られてきました。上司が手を回して無償修理にしていました。
もぎゃ（男／32歳／プログラマ・SE）
これはまさにマンガ的展開と言わざるを得ないナイスな話。このお客さんもわざわざそんなとこに置いてなきゃいいのに，どこまでお約束展開なんでしょうか。もちろん，当事者だったらそんなこと言ってられないほど顔面蒼白だろうなーとも想像に難くないわけですが，リカバリがうまくいったみたいなので安心して笑うことができますよ。よかったよかった。
そういえば自分の職場でも，昔いきなり「ボンッ」って音がして，導入したばかりのCOMPAQ製ディスプレイから煙がモクモクあがるということがありました。後輩の子が使ってたんですけど，本当にいきなり理由もなくボンッと。
焦げ臭い，なんともいえない臭いがフロアの中に広がってたっけかなあ。
※この連載は，最新記事を含めて5回分の公開になります。
みなさんが仕事の現場で体験，または目撃した出くわしたトホホな失敗，思わずうなる珍プレーを投稿してください（500～600字程度）。採用された方には図書カード3000円分を差し上げます。応募はこちらのページから。
きたみりゅうじ
もとは企業用システムの設計・開発，おまけに営業をなりわいとするなんでもありなプログラマ。本業のかたわらWeb上で連載していた4コマまんがをきっかけとして書籍のイラストや執筆を手がけることとなり，現在はフリーのライター&イラストレーターとして活動中。
-
きたみりゅうじさんに取り上げていただきました
なんとなく書いたら、本当に採用されてしまいまし="width:480px;background:#DDDDDD url(/assets/images/dev/serial/01/funny-play/comment-footer_bg.png) no-repeat left bottom;padding: 0 0 104px">
これはまさにマンガ的展開と言わざるを得ないナイスな話。このお客さんもわざわざそんなとこに置いてなきゃいいのに，どこまでお約束展開なんでしょうか。もちろん，当事者だったらそんなこと言ってられないほど顔面蒼白だろうなーとも想像に難くないわけですが，リカバリがうまくいったみたいなので安心して笑うことができますよ。よかったよかった。
そういえば自分の職場でも，昔いきなり「ボンッ」って音がして，導入したばかりのCOMPAQ製ディスプレイから煙がモクモクあがるということがありました。後輩の子が使ってたんですけど，本当にいきなり理由もなくボンッと。
焦げ臭い，なんともいえない臭いがフロアの中に広がってたっけかなあ。
※この連載は，最新記事を含めて5回分の公開になります。
みなさんが仕事の現場で体験，または目撃した出くわしたトホホな失敗，思わずうなる珍プレーを投稿してください（500～600字程度）。採用された方には図書カード3000円分を差し上げます。応募はこちらのページから。