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胡錦濤主席とオバマ大統領が会談

会談の様子

 胡錦濤国家主席は22日、オバマ米大統領とニューヨークで会談し、中米関係その他、感心を共有する重大な国際・地域問題について、踏み込んだ意見交換を行った。

 胡主席は「現在中米関係は全般的に良好な発展基調を呈している。わたしとオバマ大統領がロンドンで会談した際の各合意事項は現在実行に移されている。双方は現在、21世紀における積極的・協力的・包括的な中米関係の構築に向けて共同で努力しているところだ」と表明した。

 胡主席は両国関係の一層の発展について、以下の重要な意見を示した。

 (1)緊密なハイレベル交流を維持する。
 (2)第1回中米戦略・経済対話に続く作業を着実に進めると同時に、世界金融危機対策、経済貿易、テロ対策、拡散防止、エンフォースメント、エネルギー、環境、人と文化などの分野における両国の交流と協力を推し進め、不断に積極的な成果を上げるようにする。
 (3)重大な国際・地域問題での協調や協力を深め、朝鮮半島やイランの核問題、南アジアの重要問題の適切な解決に努力し、気候変動、食糧安全、核の安全、感染症対策などグローバルな問題における意思疎通や協調を強化する。
 (4)人・文化面の交流を強化する。

 胡主席は「双方は互いの利益と懸念を尊重し、これに配慮すべきだ。台湾、チベット関連、新疆ウイグル関連の問題は中国の主権と領土保全に関わり、13億中国人民の民族感情に波紋が及ぶ。われわれは米側が1つの中国政策を堅持し、中米間の3つの共同コミュニケを遵守すると繰り返し確認していることを重視している。米側が実際の行動によって両岸関係の平和発展を支持することを希望する。米側がチベットが中国の一部分であると認め、「チベット独立」の立場に反対していることを称賛する。米側がチベット問題における中国側の懸念を理解し、尊重することを希望する。ウルムチ『7・5』事件は国外の『3つの勢力(分離独立派・宗教過激派・テロ勢力)』が画策・組織した暴行・破壊・略奪・放火の深刻な暴力犯罪事件である。暴力・テロ犯罪を叩き、国家の統一と社会の安定を守るために中国側が講じた措置を米側が理解し、支持し、『東トルキスタン』分裂勢力が米国の領土を利用して反中分裂活動を行うことを認めないことを希望する」と強調した。

 オバマ大統領は、両国関係の一層の発展、両国協力の拡大について胡主席が詳述した重要な意見に感謝の意を表明。「台湾問題において、1つの中国政策を堅持する米側の立場に変更はない。両岸関係の緩和を称賛する。これはアジアの平和と安定にとってプラスだ。米国は『チベット独立』を支持しない。チベット関連、新疆ウイグル関連の問題において、米国は中国の主権と領土保全を尊重する」と表明した。

 オバマ大統領はまた、「両国がクリーンエネルギーを始めとする気候変動分野での協力を強化し、これを両国関係の重要な柱とし、共通利益を拡大し、両国民に幸福をもたらし、コペンハーゲン会議の成功に向けて共に努力することを希望する」と述べた。(編集NA)

 「人民網日本語版」2009年9月24日

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