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松井弾で進出!!「メトロドーム」相性よし (2/2ページ)

2009.10.12 05:03
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松井弾で進出!!「メトロドーム」相性よし
前日練習でも手応え十分。松井秀が相性抜群のメトロドームで決める(撮影・リョウ薮下)【フォト】

 最後は“満塁アーチ”だった。フリー打撃の締めくくりは二死満塁を想定。松井秀の打球は、右翼席の壁に当たってグラウンドにはね返った。

 「チームとしても非常に相性のいい球場ですし、ボク自身もここではいい結果が出ている。状態としては悪くない。期待できると思います」

 東京ドームに似た敵地のメトロドームでの地区シリーズは、ゴジラにとっていい思い出ばかりだ。1勝1敗で臨んだ03年の第3戦。日本人大リーガー初のプレーオフ本塁打となる先制2ランで、王手をかけた。翌04年の第3戦も本塁打を含む3安打。両年とも、この敵地でシャンパンファイトを経験した。

 連勝で迎える第3戦のツ軍先発は、カール・パバーノ投手(33)。05年から4年間、総額3995万ドル(約36億円)でヤ軍に在籍したものの故障や交通事故で通算9勝8敗に終わった。「FA補強で最も失敗した選手」として挙げられるが、松井秀にとっては05年の旧ヤンキースタジアムでロッカーが隣だった元同僚でもある。

 「両サイドを非常に丁寧に突いてくる。変化球のキレがいいし失投が少ない。投球術にはまらず、我慢して待つことが大切だと思います」

 パバーノとは、03年のワールドシリーズでの対戦を含め9打数2安打。数少ない失投が来るまで我慢できたとき、3連勝でリーグ優勝決定シリーズに導くアーチが飛び出す。




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