串本大使に任命される。
夏休みを利用して、弟夫婦が遊びに来ています。ドイツに住む彼らのバカンスは、うらやましいことに1ヶ月近くあるため、東京にも約2週間滞在する予定です。

先日、その弟夫婦を連れて、和歌山県串本町を訪れました。ブログにも書きましたが、僕は二度目の訪串になります。でも、今回は、特別な意味がありました。それは、僕が第一回串本大使に任命されたからです。笑

市長から委嘱状というものを渡され、大使としてどう串本町に関わり、貢献していけるか、打ち合わせも行いました。



過疎化が進む地方の町作り、無人島という自然財産を大切に保護しながら、それを町のためにどう生かしていくか、エネルギー問題、子供問題、意義のあるテーマばかりです。僕の研究が串本町の人々の暮らしに役立ててもらえるよう、研究者としても串本大使としても、引き続き頑張っていこうと思っています。

みなさんも、是非、一度、串本を訪れてみてください。
講演会のお知らせ
8月1日から、上野にある東京都美術館で
トルコ・イスタンブール歴史紀行トプカプ宮殿の至宝展が行われています。これを記念した特別講演会に、僕も参加させていただくことになりました。僕以外にもたくさんの先生方の講演が予定されています。

詳細は下記の通りです。

トプカプ宮殿の至宝展 特別記念講演会「イスタンブル旧日本総領事館をめぐる日本とトルコの文化交流:今と昔」
日時: 2007年9月15日(土)
    13:00〜16:30
会場: 東京都美術館 講堂


君主スルタンが所有していた所蔵物を、日本でこれだけの点数
見られることは、そうないことだと思います。スルタンの生活は、他国を圧倒する富と権力を見せつけるため、非常に豪華絢爛な暮らしぶりでしたし、世界中から集められた美女、ハレムの女性たちの暮らしも、また優美なものだったと言われています。

それぞれの先生方の貴重な体験や研究の話が伺えることを、僕自身もとても楽しみにしています。
また、この美術展と講演会を、是非トルコという国を知るきっかけにしていただければうれしいです。
「宇宙エレベータ」とキャンプ
以前、ブログでも触れた僕が監修した、日本科学未来館の映像「宇宙エレベータ」。これが、嬬恋のキャンプ場で星空下、野外上映されました。

このキャンプ・プログラムは、無印良品さんが毎年行っているもので、特に夏のこの企画にはトータル500人近い人が訪れるそうです。他にも、カヌーやカヤックなど様々なプログラムが用意されていて、大勢の人たちが楽しんでいました。

キャンプをしてみて、世の中が合理的になったことで、失われたコミュニケーションがあることに気づきます。人とリズムを合わせ、人と協力し、お互いが気分よく、そしてその中で自分も自分なりに100%楽しむ。一人一人は確かに個でありながら、集合体を構成する要素の個でもあるわけです。

自分を大切にする、ということは、=(イコール)、自分の家族、パートナー、友達はどんな気持ちだろうか?と考えることです。

この先、「宇宙エレベータ」のある未来がやってきたとしても、それは変わらず大切なものであると思います。
ジブリ 「アズールとアスマール」
先日、ジブリが配給するフランスアニメアズールとアスマール
上映時に行われるトークイベントに出演させていただきました。

ジブリ美術館館長の中島さんと。

以前、このアニメについてジブリ発行の「熱風」に寄稿し、それを印象的だと思ってオファーして下さったそうです。僕はそのことをうれしく思い、お話を引き受けました。なぜなら、この物語は、メッセージ的な意味で、僕の少年時代とかさなる部分が多かったからです。

アニメの主人公は、青い瞳のアズールと黒い瞳のアスマール。僕の親友は青い目のトルコ系ギリシャ人で、僕は黒い目のギリシャ系トルコ人。お互いに海を渡り、スイスという土地で学友として巡り会いました。子供だった僕らは、お互いを思う気持ちがあれば、どんな歴史的背景や宗教的な問題も超えられることを学び、今もその友情は続いています。

平和ってそんなに難しいことなのだろうか?常識や与えられた思いこみに縛られず、自分が誰かを大切に思う気持ちに気づけば、とてもシンプルなことのような気がします。このアニメも、日本のアニメとは、ひと味違う世界観です。日本のアニメの概念に縛られず、自分らしい感性で楽しんでもらいたい作品だと思います。
スカイアクアリウム
六本木ヒルズ52階にあるスカイアクアリウムを訪れました。
実は、僕は普段、水族館に心躍るタイプではないんですが、スカイアクアリウムはとてもコンセプチャルで、新しいスタイルを提案していて、とても楽しめました。壁面や天井もうまく使いこなし、気持ちのいい空間が演出されています。



特に、アートアクアリウムギャラリーは、12人のアクアリストの方々が、それぞれの作品を作り上げているので、どれとして同じアプローチがなく、個性的で一見の価値有りです。

ここのコンセプターの方から、いつか宇宙との融合も実現したいと、のお話をいただきました。とてもおもしろい試みなので、是非取り組んで行きたいな、と思っています。
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