安倍幹事長記者会見(役員連絡会後)
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平成16年3月12日(金)
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於:国会内平河クラブ会見室
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(役員連絡会の内容説明)
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中川国対委員長から、「日切れ法案を精力的に審議している。限られた日程で多数の法案を処理しなければならず、各位の協力をお願いしたい。本会議は定例日ごとに開いて、法案付託を進めたい。年金法の審議入りにも全力を挙げる。昨日の本会議における民主党の永田寿康議員の発言に関して許されない表言があるので、懲罰も含めて議運で検討していただく」というお話がありました。
武部衆議院議運委員長から、「永田議員の発言に対しては、厳しく対処していきたい。歳費の1割削減について、昨日与党より提案があった。秘書問題について、本日も議会制度懇談会で論点整理を進めたい」というお話がありました。
西田参議院国対委員長から、「本日の本会議で国税と地方税の趣旨説明質疑を行う。予算委員会は本日、一般質疑と公聴会の議決を行い、来週3月15日も一般質疑を行う」というお話がありました。
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古屋副幹事長から、「秘書の定年制の問題について、議運で議論をしているようであるが、この問題についてまだ知らない議員も多く、また実際に65歳以上の秘書を雇っている議員も多いので、経過措置等を考えていただきたい」というお話がありました。
二田副幹事長から、「国会議員は選挙で選ばれており、秘書も国会議員と運命をともにする立場であり、他の一般の公務員とは違う。特別職的に考えるべきではないか」というお話がありました。
武部衆議院議運委員長から、「定年制を導入するということと、また何歳にするかということについては65歳ということで概ね合意している。しかし、経過措置等の必要性も含めて議論をしていきたい」というお話がありました。
保坂副幹事長から、「参議院としてまだこの議論は十分に煮詰まっていないので、参議院としては慎重に考えている」というお話がありました。
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Q: |
夫婦別姓法案の今国会提出が見送りとなる方向のようですが、幹事長のご見解をお聞かせ下さい。
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A: |
基本的に、これは部会でまだ議論が煮詰まっていないということであると思います。これは家族制度のあり方、社会の成り立ちも含めて国の根幹にかかわることですので、まず部会でしっかりと議論を煮詰めていただきたいと思います。
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Q: |
スペインのマドリードで列車爆破テロが発生し、アルカイダの犯行との報道も出ておりますが、幹事長のご見解をお聞かせ下さい。
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A: |
テロは許さない、テロには決して屈しないというのが国際社会の一致した認識であり、我が国も決してテロには負けてはいけない。その中でテロを起こさない社会を作っていかなければならないと考えており、その中でイラクを民主的で自由なテロの2度と起こらない平和な国にしていくために自衛隊を我々は派遣していくということです。スペインのテロは背景等についてまだ調査中ということですので、その内容がわかってから我々もコメントしたいと思います。
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Q: |
秘書給与問題について民主党は「プール制」を打ち出していますが、幹事長はどのようにお考えでしょうか?
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A: |
秘書制度については議運で論点整理も行い、しっかりと議論を進めているところであり、これは与党だけということではなく、与野党含めてしっかりと議論をしていかなければならないと思います。あるべき秘書制度のあり方、しっかりと秘書の皆さんも安心して業務に励めるような制度でなければいけませんし、また佐藤観樹氏のような問題が起こる温床となるような制度であってはならないと思います。
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以上 |
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