1回、ダウンを奪われるリナレス=代々木競技場第二体育館
「WBA世界Sフェザー級タイトルマッチ」(10日、代々木第二体育館)
王者ホルヘ・リナレス(24)=帝拳=は、ファン・カルロス・サルガド(24)=メキシコ=に1回1分13秒TKO負けし、2度目の防衛に失敗。サルガドは初の王座獲得となった。
2階級を制した王者がわずか73秒で沈んだ。挑戦者の左フックを痛撃されたリナレスは「パンチが思った以上に伸びてきた。変則的で反応できなかった。焦った」。立ち上がったものの、連打を浴びて万事休した。
02年12月のプロデビューから28戦目。4連続KOが期待された2年8カ月ぶりの日本での“凱旋マッチ”は屈辱の初黒星でベルトを失った。「少し休み、それから王者になるために精進する。再戦もしたい」と、休養を取って出直す考えだ。
デラホーヤのプロモーションと3年契約を結んだばかり。同プロのディアス氏は「もっと大きくなって帰ってきてくれる」と復活を信じた。
(2009年10月10日)