小口ヅラ失敗で試合「完敗」…日本スーパーフェザー級

２回、小口雅之（右）は三浦隆司にダウンを奪われ倒れ込む

　◆日本スーパーフェザー級タイトルマッチ１０回戦　○三浦隆司（判定）小口雅之●（１０日、東京・代々木第２体育館）　日本スーパーフェザー級王座に初挑戦した同級５位の“かつらボクサー”小口雅之（３２）＝草加有沢＝は、王者・三浦隆司（２５）＝横浜光＝に判定負けを喫した。

　１回、２回にダウンを奪われる厳しい展開。その後は粘って最終１０回まで持ちこたえたが、１人が８７―１００を付けるなど０―３と大差がついた。「完敗です」とさっぱりした表情で振り返った。

時代劇のかつら姿で入場した小口

　注目された入場時のかつらは当初、「織田信長風」のものを発注していたが、完成してきたのは町人風。「かつらがダメなときは試合もダメですね」と自虐的に笑った。

　試合前に「集大成であり区切り」と話していたデビュー１０年目でのベルト初挑戦に惨敗。今後については「分からない」としたが、引退も選択肢となりそうだ。