携帯音楽プレーヤー市場において、アップルの「iPod」とソニーの「ウォークマン」が激戦を繰り広げている。
BCNの調べによると、8月24日〜30日の集計では、ソニーのシェアは43.0%。2005年1月10日〜16日の集計以来、約4年8カ月、実に242週ぶりにアップルを首位の座から引きずりおろした。
続く8月31日〜9月5日の集計でも、ソニーは首位を維持。47.1%と5割近いところまでシェアを伸ばし、2位のアップル(37.1%)と10ポイントの差をつけた。アップルのシェアが30%台となったのは、2007年8月27日〜9月1日の集計以来、実に2年ぶりのことだ。
ソニーとアップルのシェアの変動の要因は何だったのだろうか。ウォークマンのラインアップが広がったことも影響しているが、iPhoneに一部ユーザーが流れたこと、また、9月10日(米国時間では9月9日)にiPodの新製品が発表される前ということもあり、買い控えや在庫調整による品不足が影響したとの指摘がある。
実際、9月10日にiPod nanoなどのiPodシリーズ新製品が発売された9月6日〜12日の集計では、アップルのシェアは58.0%と首位を奪回した。ソニーのシェアは32.1%となった。