さて「齊」の付く常用漢字の最後です。
「劑」 刀部 十四畫
音:セイ、ザイ、シ
意味:いろいろ調合した藥 等
この字の場合の「齊」は、「齊+鼎」の省略形で「齊+鼎」は方鼎の事。
古代支那では方鼎(ハウテイ:鼎(かなへ)の一種で、長方形の箱状の器に兩耳と四足を付けたもの)に刀を使ひ契約關係の銘文を刻んでゐたことからできた會意字で、『わりふ』『契約』と云ふ意味も有ります。
常用漢字表外の「齊」の付く漢字としてよく見るものに「臍」(ほぞ、へそ)が有ります。
『臍帶血(臍帯血)』と云ふ熟語で見かけると思ひます。
|