子供の体力、上昇傾向 低迷期の20歳は依然不振 体力・運動能力調査
10月11日18時38分配信 産経新聞
小中学生と高校生の体力が10年前と比べ上昇傾向にあることが、11日発表された文部科学省の平成20年度体力・運動能力調査で分かった。子供の体力は昭和60年ごろをピークに下降が指摘されてきたが、今回の調査で改善が明確になった。一方、体力低下が顕著だった10年前に小学校高学年だった世代は、20歳になっても前の世代に追いついていない傾向も明らかになった。
調査は昨年5〜10月、6〜79歳の男女約7万人を対象に行い、6万9745人分の結果を回収した。テストは上体起こし、反復横跳び、ボール投げなど8項目。
11歳、13歳、16歳の結果に注目すると、全項目の合計点はいずれも平成11年度より向上。低下したのは11、13歳男子の握力と、11、16歳男子の立ち幅とびだけで、上体起こし、反復横とび、20メートルシャトルランの3項目については各年齢の男女ともすべて向上した。
しかし、持久走やボール投げでは横ばいが目立った。調査に当たった内藤久士順天堂大教授は「体力向上策の成果が出始めているが、トレーニング効果がすぐに出ない項目は伸び悩んでいる」と指摘、「幼少期からの地道な取り組みがもっと必要だ」としている。
また、20歳の結果を35歳、50歳と比較したところ、データがそろう握力と持久走・急歩でいずれも両世代の20歳当時より劣る傾向がみられた。日常のスポーツ参加率も低い傾向にあり、内藤教授は「今の20代は加齢でさらに体力が低下する」と懸念を示している。
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調査は昨年5〜10月、6〜79歳の男女約7万人を対象に行い、6万9745人分の結果を回収した。テストは上体起こし、反復横跳び、ボール投げなど8項目。
11歳、13歳、16歳の結果に注目すると、全項目の合計点はいずれも平成11年度より向上。低下したのは11、13歳男子の握力と、11、16歳男子の立ち幅とびだけで、上体起こし、反復横とび、20メートルシャトルランの3項目については各年齢の男女ともすべて向上した。
しかし、持久走やボール投げでは横ばいが目立った。調査に当たった内藤久士順天堂大教授は「体力向上策の成果が出始めているが、トレーニング効果がすぐに出ない項目は伸び悩んでいる」と指摘、「幼少期からの地道な取り組みがもっと必要だ」としている。
また、20歳の結果を35歳、50歳と比較したところ、データがそろう握力と持久走・急歩でいずれも両世代の20歳当時より劣る傾向がみられた。日常のスポーツ参加率も低い傾向にあり、内藤教授は「今の20代は加齢でさらに体力が低下する」と懸念を示している。
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最終更新:10月11日18時38分
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