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BOSSの『心の鏡／参之巻』 WEBお遍路

一言メッセージ：心に花を咲かせよう。。。ってσ(o^_^o) オレ花咲き爺さん？（笑）

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お数珠について　其の壱

傑作(21)

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お数珠について　其の壱

お遍路だけにとどまらず、巡礼、勤行に励んでまいりますと
色々なアイテム（仏具）に凝ってしまうものです（笑）
その中でも最たる？ものが『お数珠（念珠）』かもしれません。

擦った時の音、好きな色合い、好みの素材
雰囲気？！運命？（笑）などなど(・ε・)/

『お数珠』の歴史は、インドではじまり、中国、朝鮮、チベット、日本に伝わり、
宗教上の礼拝具として仏教者、信者に普及し始めたのは鎌倉時代と言われています。
それ以降、様々な宗派に渡り多種多様な数珠が生まれましたが、どの宗派においても同じく、
お数珠は拝むための仏具として永く愛用されてきています。

数珠は１０８個の玉からなるものが正式なもので、それは人間の煩悩の数を表しています。
珠一個ずつが、人間のもつ煩悩を仏様が引き受けてくださっているということでしょうね。
それ故に、古来より身を護るための「魔除け」や「厄除け」という役割をもち、
さらには「功徳」があるものとされているのです。
また、念仏や仏名を唱える回数を数える計算機の役目も持ち合わせています。

最近では、もう少し珠の数が少ない、略式の数珠がよく用いられるようになりました。
これらは宗派に関係なく使用できます。

　（一般に用いられているお数珠の珠の数は、煩悩の百八が基本になっています。
　　他に、五十四、四十二、二十七、二十一、十四の数などもあります。
　　宗派によっては修行の段階から割り出した三十六、十八という数も用いられています）

数珠を持っていないと「お寺参り」「お墓参り」が、できないということはありませんが、
数珠をきちんと持って合掌するのが正式なので
できるだけご持参された方がよろしいかと思います。

現代では、お数珠を礼拝用の道具や供養ばかりでなく御守として、
またファッションの一部？としても愛用されているようですね。
若い世代の方たちが、念珠の腕輪や指輪などをされているのを見かけますと
趣旨は何であれ、私はそうした若者を見かけるたびに微笑ましく思えています。

　（時折　＝( ・＿・：)⇒ アレ?　と思うこともあります・・・
　　お数珠の正しい持ち方は、座っているときは左手首にかけ、歩くときは左手に持ちます。
　　これは右手は仏様の清浄な世界、左手は信仰の世を歩む私たちの世界を現しているからです。
　　言い換えれば、左手は俗世で汚れ？煩悩まみれな私たち・・ということになるのでしょうか
　　たまに右手に持ち歩いたり手首に念珠をされているのを見かけます）

形式は宗旨や個人の趣向によって、二輪用、二連もの、片手、腕輪、指輪などがあります。
珠の素材、色、形、珠の数、房の色も豊富になり好みや年齢、宗派によって
幅広く選べるようになり親しまれている事は嬉しい限りですね。

では、簡単に「お数珠」の素材と形状についてご紹介しましょうねｗ

数珠形状　には、原実、丸玉、大玉、切子、みかん玉、彫刻などがあります。
数珠素材　は、下記のようなものがあります。

●　木の実（主に菩提樹～ぼだいじゅ～の「実」を使用しています）
　　　　お釈迦さまが、菩提樹の木の下で悟りを開かれたと云われています。
　　　　その実で作られた数珠は尊ばれ、経典にも「無量の福、最勝の益」を得ると説かれています。

天竺菩提樹、龍眼菩提樹、金剛菩提樹、鳳眼菩提樹、星月菩提樹、蓮の実 などがあります。

●　木の素材

菩提樹、紫檀、黒檀、鉄刀木、梅、柘、竹、などなど多種多様にあります。
また香木には、伽羅、沈香、白檀などがあります。
中には、羅漢や骸骨、般若心経や梵字を彫った数珠もあります。
お寺の改築の時に出た古材で加工された数珠を記念品として配ることもあります。

　　　　　　（参考写真）

（暖かみのある輝き、しっとりと馴染む手触りのある珠です）

●　石［宝石、貴石］

石には、それぞれに太古より霊力が宿り神秘の力があるとされています。

　　　　ご自分の願い、御守、はたまた好み？！で、選ばれるようです。
　　　　香港で「スワロフスキーの数珠」というものを見かけました（笑）

翡翠（ヒスイ）、瑪瑙（メノウ）、珊瑚（サンゴ）、水晶、瑠璃、琥珀（コハク）、真珠
藤雲石、アメジスト、ガーネット、トルマリン、オニキス、トルコ石、等々いろいろあります。

●　その他
　　　　これらには、とんでもなく高価なものを見かけることがあります（驚）
　　　　何十万、百万円などというものまであるようですが・・・

象牙、水牛角、シャコ貝、七宝焼、備長炭などなど他にも沢山の種類があります。

お数珠の功徳については、次のようにいわれています。

　　仏の名を申し上げながら
　　念珠をひとまわりまわせば・・・
　　真珠、サンゴは百倍の福、ムクロジは千倍
　　蓮の実は万倍、金剛樹は百億倍、水晶は千億倍
　　菩提樹はその福ははかりしれない

さてさて、皆様はどの種類がお好みでしょうか？

私は。。。先祖から受け継がれたものや立志の時（１５歳）両親から渡されたもの・・・
お寺廻りをするうちに試行錯誤？しながら手にしてきたものなど幾つも持っています（笑）
「黒檀」「柘」「白檀」「翡翠」「翡翠入（親玉に）」「象牙」などなど
『ＷＥＢお遍路』で私の持つ仏具で紹介させていただいた「お数珠」は黒檀でしたね(・ε・)/
ここ５年・・・使い続けてきたものです。

　（注）そうそうに、玩具の如く替える事や借りたりする事は、褒められません・・・
　　　　私の場合、これは自宅用、あれは実家用、常備携帯用などと振り割っています
　　　　お貸しするのではなく、知人に差し上げた数珠もあります。

ではここで『天竺菩提樹』のお話をしておきますね(~0~)

「天竺（てんじく）」。。。西遊記が映画化されていますね。（絶対観に行きますオレｗ）
彼らは天竺（インド）にある、尊いお経を授かるための旅をしました。
三蔵法師は「玄奘（げんじょう）」というお坊さんで、般若心経などの日本の仏教経典は、
彼の翻訳を元にしています。

ヒンドゥー教徒、仏教徒の共に神聖視する仏教三霊樹（インド菩提樹、サラノキ、無憂樹）で
天上に根を持ち、永遠の命を持つといわれる聖樹アシュヴァッタ (Asvattha)として
知られています。その果実をピッパラということによってピッパラ樹とも呼ばれています。
その木の下で「お釈迦様（仏陀／ブッダ）」（仏教開祖）が悟りを開かれたのが、
この天竺菩提樹（インドボダイジュ）の下なのだそうです。

天竺菩提樹はとても「気」が強く、瞑想に向いているといわれています。

さてここからは・・・余談？になりますが。。。
今年2007年の7/5～6日『四国八十八ヶ所霊場会　全国先達大会』で高野山に赴いた時
ある一連のお数珠と運命的出会い？！を致しましたぁｗ

高野山に上がるたびに必ず立ち寄る、あるお店があるのですが。。。
こちらの店主●●お婆ちゃんの笑顔と、チョットしたお言葉の中にある心の深さに感銘して
高野に辿り付く度にご挨拶をし、下山前に名残を惜しみに伺っています。

今回岐路に着く際に立ち寄らせていただいたところ・・・
お婆ちゃんが、そそくさと奥から何かを持ち出してきて

「貴方もコレを使うときがきましたね(~0~)」と差し出されたのが　↓　です・・・

Σ(- -ノ)ノエェ!?　　これは数珠・・・何の種類？
いやいや。。。それ以前になんでぇ～σ(▼▼）オレ？。。。って戸惑いましたァ

この「お数珠」は先ほどお話した『天竺菩提樹の木』根に近い部分だそうです。
ひと目で判断できるほど、オレには滅相もなく立派なもので分不相応な一品である事は間違いなく
恐れ多くて手に出来る代物ではないと思う反面。。。
一瞬で魅入られてしまう自分をはっきりと感じましたぁ(・ε・)/

そこに私の恩師の先生のまた先生である、限りなく特任先達に近い大先達の先生がこられ
ひと目でお数珠を見極められ、この種の数珠の薀蓄をお教えいただきながら

「人が物を選ぶように、お数珠も人を選びます。
　一身に挺し一心となされたらよろしいのではないですか」と、薦められました。

早速、大先生がこのお数珠に「気」を入れてくださり、私が所持する事になったのですが・・・
持ち帰った・・・この夜から・・・大変な事になろうとは
このとき。。。知る由もなかったのです・・・
（どうなったか？？？詳しくは「今日の独り言」でお話しましょうねｗｗｗ
　ＷＥＢお遍路とは関係ないお話になってしまうので･･･（笑）　）

そろそろYahoo Blogs 記事文字制限の5000文字になってきました（泣）
『お数珠について』まだまだ、お話しすることも多く残ってしまいましたが
「お数珠の各部の名称」「宗派によってのお数珠の掛け方」
「お数珠に関するアレコレ」などなど、また続きは後日お話いたしましょうねｗｗｗ

長い文面、乱文であったかと思いますが最後までお読みいただき(^人^)感謝♪

・・・南無大師 (^人^) 遍照金剛・・・

＊　当記事、WEBお遍路『心の旅』は、当管理人BOSSに著作権を帰属し、
　　≪BOSSの『BOSS／心の鏡参之巻』≫　に付加させたものです。
　　無断コピー並びに無断転載を原則的に禁じています。。。ので(=´ー｀)ノヨロシクｗ
　　ご必要な場合は、その旨のコメントをくださいませぇｗｗｗ

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