脳内新聞(ソース版)

【民主党・千葉景子法相】不法滞在や密入国は違法だけど合法になりました

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特に今回の場合、中国残留孤児の子孫という特殊なケースで、元々中国残留孤児の子孫は在留が許可されます。

なぜか「中国残留孤児の子孫」と断定してしまっているようですけど、今回の件は元記事にあるように

大阪入国管理局が「日本人とのつながりに疑問」として一家の在留資格を取り消し、２００３年９月に強制退去を命じられた。

「日本人とは関係ない中国人である」というのが前提になっているわけです。

　

ブックマークコメントなどを見ると、元記事を読まない人って結構いるんだなあと思います。

　

また法務大臣が「在留特別許可」を出す事自体は違法でもなんでもないですけど、その内容が恣意的であれば批判されて然るべきです。

例えば警察官は逮捕権を持っていますが、逮捕が恣意的に行われれば世の中は混乱します。「犯罪者が相手なら問題ないだろう」と反論はあるでしょうが、今回の例では犯罪者じゃない人間を勝手に逮捕しちゃっているようなものです。(もちろん「逮捕権があるのだから合法だ」「まちがったらごめんなさいすればいい by民主党」と言い張る事はできますｗ)

リンク先のはてなハイクでは「元々中国残留孤児の子孫は在留が許可されます」と言っていますが、元記事では「中国残留孤児の子孫」ではないという理由により退去を命じられているという内容が書いてあるわけですから、それを無視して前提条件を勝手に変えて、論理を展開するのは無理があります。

　

問題は、政治的に見て納得するかしないかとか、個別の家族が許可されるか許可されないかとかはの範囲に問題は留まります。

今回の問題は政治的な色云々ではなく、権力者の権力乱用でしょう。

　

追記：法務省の在留特別許可ガイドライン（PDF）

見てみたけど、在留判断を擁護するのは難しいですね。もっとも、擁護者は「こんなの関係ない。法務大臣には権限があるんだから誰でも好き勝手に在留特別許可を与えていいんだ」と言うんでしょうけど。権力者が特権を振り回すのって、むしろ左翼系の人の方がよっぽど嫌っていたと思うのですがねえ。